May 17, 2007

千夜千曲〈35〉Southern Lady/Joe Cocker

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ジョー・コッカー(Joe Cocker)の名前を聞いて思い浮かぶ曲、
若い世代(といっても30代以降)なら
ジェニファー・ウォーンズとデュエットした
映画「愛と青春の旅立ち」の主題歌
“Up Where We Belong”だろうか。
もちろんこの曲も捨て難いが、
1曲選ぶというなら“Southern Lady”。

この曲が含まれるアルバム“Luxury You Can Afford”(邦題は「青い影」)は
ニューオリンズの大御所アラン・トゥーサンをプロデュースに迎え、
スタッフの面々、それにドクター・ジョンや
今は亡きダニー・ハザウェイらが
ゲストとして名を連ねる豪華なアルバム。
当時AORの静かなブームの中で
ジョーが再起を賭けた1枚だった。
実際に売れたのかどうかはわからないが、
名曲ぞろいで、かつ、バックの演奏のセンスの良さもあって
当時、一番聴いていたアルバムだった。

中でも“Southern Lady”でシャウトするジョー・コッカーは
とにかくかっこ良かった。
髭もじゃでルックスは決して良くなくというか、はっきり言って汚い、
しかも麻薬中毒の過去があるというおっさんなのに、
ひとたびマイクを握ると、聴き手をこんなにも痺れさせる。
たまりません、絶対におすすめする1枚。
だけど今は国内盤、廃止らしい。

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July 28, 2006

千夜千曲<34> to U/Bank Band with Salyu

これからの未来のために出来ることを
音楽を通じて感じて欲しいというメッセージのもと、
ミスチルの櫻井和寿とプロデューサーの小林武史が中心となって
設立したのが「ap bank」。
そして、活動の中心となっているのが“Bank Band”。
彼らの初オリジナル楽曲がようやく発売になった、
それが「to U」。

メッセージ色の濃い歌詞と、
ヴォーカリストSalyuの歌声には心が震える。
これからも歌い継がれるであろうバラードの名曲。
ap bank fesのアンコールで、
この曲を聴けた幸せに感謝したい。

【今日の歩数】12,340歩
【昨日の歩数】4,376歩

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February 04, 2006

千夜千曲<33>リッチ・ガール/ニーナ・シモン

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ニーナ・シモンのアルバム「ボルチモア」に
収録されている「リッチ・ガール」は、
言わずとしれた、D.ホール&J.オーツのヒット曲。
ニーナはこの名曲をソウルフルに歌い上げている。

このアルバムをを初めて聴いたのは、
学生時代にアルバイトをしていたDAC渋谷という店。
東急文化会館内にあった第一家庭電器のオーディオ専門店で、
当時は狭いながらも土地柄、結構売り上げはあったかと思う。
第一家電はその後経営破綻、文化会館のビルも今は解体されている。
そのDAC渋谷でオーディオチェックに使われていたのが
CTIレーベルから出ていたこのアルバム。

声を聴いて男性シンガーかと思っていた。
しかし名前やジャケットの顔は女性のようだ。
ライナーでやっと女性ジャズシンガーであることを知った。

余談になるが・・・
もう10年近く前、綾戸智絵のライブを、
名古屋のYAMAHAホールで偶然聴く機会があった。
ジャズというカテゴリーにとらわれず、
ピアノを弾きながら、ゴスペルをベースに
圧倒的な歌声を聴かせてくれた。
あ、この人は日本のニーナ・シモンだと思った。
以降、ワタシの「綾戸智絵」追っ掛けが始まった。

ニーナ・シモンはファースト・アルバムも素晴らしい。
「リトル・ガール・ブルー」「アイ・ラブ・ユー・ポーギー」など
名曲ぞろいで必聴。

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November 11, 2005

千夜千曲<32>ザ・グレート・プリテンダー/レスター・ボウイ

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レスター・ボウイは、
「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC)」 のリーダー的存在であったが、
99年に亡くなっている。
まだ58歳の若さであった。
フリージャズのAEOCは、特別好きではなかった。
しかしレスター・ボウイは、大のお気に入りのトランぺッター。

ソロアルバム「ザ・グレート・プリテンダー」のタイトル曲
「ザ・グレート・プリテンダー」はプラターズで大ヒット。
私としては、映画「アメリカン・グラフィティ」にも使われていた
名曲として記憶に残っている。
アルバムではこのポップスを、いかにも彼らしく、
先鋭的にかつユーモアたっぷりに演奏している。

生前、名古屋のライブハウス、Jazz in Lovelyで
一度だけソロライブを聴いた。
陣取ったのは最前列。
白衣を着て演奏する姿は、まさしく変人であった。
しかし彼のトランペットは本当に刺激的で美しかった。
今はほとんどジャズを聴かないけれど、
忘れられない思い出の一つである。

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November 01, 2005

千夜千曲<31> ガラスの花/谷村新司

車のCDプレーヤーが故障したので、
iPod shuffleをアダプタでカーステレオに接続して聴いている。

iPodには主にクラシック、
iPod shuffleにはポップス、ロックを入れている。
後者のシャッフル機能はほんとうにおもしろい。
よく聴いていた曲でも、順番が違うと新鮮に感じる。

でもThe BeatlesやJames Taylor、Misiaのあとに
谷村新司の「ガラスの花」が出てくると、さすがに違和感あり。
やはりこの人の曲、もろ演歌。
大好きなんだけどね。
カラオケの十八番です。

「ときに愛は、悪を承知で、盛り上がる、それも愛・・・」

ちなみに高田みづえが歌ってヒットした曲。
彼女の夫は、元大関若島津の松ヶ根親方、
どうでもいい話だけど。

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July 01, 2005

千夜千曲<30> As〜Another Star/Stevie Wonder

半年ぶりの「千夜千曲シリーズ」。

学生時代、むさぶるように毎日聴いたのが
スティービー・ワンダーの傑作ソウルアルバム“Songs in the Key of Life”。
当時はLPレコードで、2枚組+ミニアルバムという、変則的な3枚組であった。
76年に発表され、全米では14週連続1位を記録している。
発売されたのは私の高校時代。
高校生の身分では高価すぎて買えず、持っている友人がうらやましかった。
大学生になり、すぐに購入したのがこのアルバムであった。

私のお気に入りの“As”“Another Star”の2曲は、
LP2枚目のB面ラストを飾る。
別の曲ではあるが、アルバムでは
間髪を入れずにメドレー風に収録されているのがかっこいい。
当時のブラックミュージックの中では
どちらかというとポップなイメージのあるスティービーだが、
この2曲は、まさしくソウルミュージック。

しかしこのアルバム、今聴き直しても名曲ぞろい。
“Sir Duke”や“Isn't she lovely”は、
曲名にピンと来なくても、だれもが聴き覚えのある有名な曲。
ほかにも“I wish”“If it's magic”と挙げていけば、
全曲がお気に入りになってしまうほど、充実している。

久しぶりに全曲を通して聴き、とても幸せな気分にひたっている。

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January 19, 2005

千夜千曲<29> STAY WITH YOU FOREVER/憂歌団

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何のことはない、加山雄三のオリジナル「君といつまでも」の憂歌団ヴァージョン。
スローバラードで、見事なまでに自分たちの色に染めている。

憂歌団は、その名のとおりブルースバンド。
木村充揮のハスキーかつソウルフルなヴォーカルと、
内田勘太郎のねちっこい味のあるギターが魅力だ。

学生時代に一番多く見たライブは、間違いなく憂歌団。
木村のMCも抱腹絶倒で、いつも楽しませてもらった。
実力派バンドでありながら、コミックバンドでもある。

今でも私のカラオケの十八番は、
憂歌団の「おそうじオバチャン」と「パチンコ〜ランラン・ブルース」。
結構、場を盛り上げているつもりなのだが、
聞いている人がどう思ってるかは不明。

そして彼らのベストアルバムは、
これらの曲が入っている名ライブ「“生聞”59分!!」(写真)

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November 27, 2004

千夜千曲<28> Come Ye Disconsolate /Roberta Flack&Donny Hathaway

ダニー・ハザウェイの声が好きだ。
美声とはいえないかもしれないが、
エモーショナルで、インテリジェンスを感じる。

「カム・イェ・ディスコンソレート」はオリジナルではなく、
トラディッショナル。
名曲だ。
ピアノをバックに、切々と歌い上げるダニー、
途中から入ってくるロバータの絶妙なハーモニー。
涙なしには聴けない。

このデュオアルバムを知ったのは学生時代、
以来、20年以上聴き続けている、
私にとってはまさに愛聴盤。
何度聴いても飽きないのが不思議だ。
彼の声の魅力によるものが大きい。

このアルバムを録音後、ダニーはピストル自殺する。
今、生きていたら、どんな歌を聴かせてくれたのだろう。

先日、名盤「ライブ」と「イン・パフォーマンス」から数曲ずつと、
未発表のライブ音源を収録したアルバム“These Songs for you, Live!”が発売になったため
早速、購入してきた。
もう聴けないと思っていたダニーの声を、また聴くことが出来た。
思わす泣けてきた。

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October 20, 2004

千夜千曲<27> Love, Oh Love /Lionel Riche

ライオネル・リッチーは70年代、黒人バンド「コモドアーズ」の一員として活躍。
バンドのころから、スローナンバーのヒット曲を連発、
ソロになってからも次々にシングルをヒットチャートに送り込んだ。
彼のつくるスローバラードは、R&Bやブラックコンテンポラリーというより、
ポップスそのものである。
一度聴いただけですぐにメロディを覚えられるような、
シンプルで歌謡的な曲が多い。

「ラブ・オー・ラブ」は、同じフレーズを何度も繰り返す、ユニークな構成の曲。
最初は、ライオネル・リッチーのヴォーカルがアカペラ風に聞こえてくる。
それから弦楽器がバックで演奏し始め、金管、合唱などが次々に加わって、
曲を盛り上げていく。
そう、ラヴェル作曲の管弦楽曲「ボレロ」を思い出す。
ボレロも同じフレーズを編曲しながら何度も繰り返し、
最後は大きく盛り上がって終わる。

ライオネル・リッチーには「イージー」「ハロー」「スティル」「エンドレス・ラブ」など
名バラードがたくさんあり、どれも大ヒットしている。
「ラブ・オー・ラブ」はヒットはしなかったものの、
いかにもライオネル・リッチーらしいシンプルなポップスで、私は大好きだ。

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October 06, 2004

千夜千曲<26> Time In A Bottle / Jim Croce

ジム・クロウチの「タイム・イン・ア・ボトル」を初めて聴いたのは、
中3のころだったと思う。
ラジオから流れてきた、しみじみとしたヴォーカル、
そしてギターの美しいアルペジオに、
私の心は大きく揺さぶられた。
当時、購読していたヤングギターという雑誌に載っていたこの曲の譜面を見て、
ぜひ弾いてみたいと思ったのが、
アコースティックギターをはじめるきっかけであった。

'74年、この曲は全米ナンバー1に輝く。
しかしその前年、彼はツアー中、飛行機事故でこの世を去っていた。
「もし、時間をボトルに詰めておけたのなら・・・」という歌詞は
あまりに悲しすぎる。

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