May 17, 2007

千夜千曲〈35〉Southern Lady/Joe Cocker

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ジョー・コッカー(Joe Cocker)の名前を聞いて思い浮かぶ曲、
若い世代(といっても30代以降)なら
ジェニファー・ウォーンズとデュエットした
映画「愛と青春の旅立ち」の主題歌
“Up Where We Belong”だろうか。
もちろんこの曲も捨て難いが、
1曲選ぶというなら“Southern Lady”。

この曲が含まれるアルバム“Luxury You Can Afford”(邦題は「青い影」)は
ニューオリンズの大御所アラン・トゥーサンをプロデュースに迎え、
スタッフの面々、それにドクター・ジョンや
今は亡きダニー・ハザウェイらが
ゲストとして名を連ねる豪華なアルバム。
当時AORの静かなブームの中で
ジョーが再起を賭けた1枚だった。
実際に売れたのかどうかはわからないが、
名曲ぞろいで、かつ、バックの演奏のセンスの良さもあって
当時、一番聴いていたアルバムだった。

中でも“Southern Lady”でシャウトするジョー・コッカーは
とにかくかっこ良かった。
髭もじゃでルックスは決して良くなくというか、はっきり言って汚い、
しかも麻薬中毒の過去があるというおっさんなのに、
ひとたびマイクを握ると、聴き手をこんなにも痺れさせる。
たまりません、絶対におすすめする1枚。
だけど今は国内盤、廃止らしい。

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July 28, 2006

千夜千曲<34> to U/Bank Band with Salyu

これからの未来のために出来ることを
音楽を通じて感じて欲しいというメッセージのもと、
ミスチルの櫻井和寿とプロデューサーの小林武史が中心となって
設立したのが「ap bank」。
そして、活動の中心となっているのが“Bank Band”。
彼らの初オリジナル楽曲がようやく発売になった、
それが「to U」。

メッセージ色の濃い歌詞と、
ヴォーカリストSalyuの歌声には心が震える。
これからも歌い継がれるであろうバラードの名曲。
ap bank fesのアンコールで、
この曲を聴けた幸せに感謝したい。

【今日の歩数】12,340歩
【昨日の歩数】4,376歩

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February 04, 2006

千夜千曲<33>リッチ・ガール/ニーナ・シモン

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ニーナ・シモンのアルバム「ボルチモア」に
収録されている「リッチ・ガール」は、
言わずとしれた、D.ホール&J.オーツのヒット曲。
ニーナはこの名曲をソウルフルに歌い上げている。

このアルバムをを初めて聴いたのは、
学生時代にアルバイトをしていたDAC渋谷という店。
東急文化会館内にあった第一家庭電器のオーディオ専門店で、
当時は狭いながらも土地柄、結構売り上げはあったかと思う。
第一家電はその後経営破綻、文化会館のビルも今は解体されている。
そのDAC渋谷でオーディオチェックに使われていたのが
CTIレーベルから出ていたこのアルバム。

声を聴いて男性シンガーかと思っていた。
しかし名前やジャケットの顔は女性のようだ。
ライナーでやっと女性ジャズシンガーであることを知った。

余談になるが・・・
もう10年近く前、綾戸智絵のライブを、
名古屋のYAMAHAホールで偶然聴く機会があった。
ジャズというカテゴリーにとらわれず、
ピアノを弾きながら、ゴスペルをベースに
圧倒的な歌声を聴かせてくれた。
あ、この人は日本のニーナ・シモンだと思った。
以降、ワタシの「綾戸智絵」追っ掛けが始まった。

ニーナ・シモンはファースト・アルバムも素晴らしい。
「リトル・ガール・ブルー」「アイ・ラブ・ユー・ポーギー」など
名曲ぞろいで必聴。

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November 11, 2005

千夜千曲<32>ザ・グレート・プリテンダー/レスター・ボウイ

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レスター・ボウイは、
「アート・アンサンブル・オブ・シカゴ(AEOC)」 のリーダー的存在であったが、
99年に亡くなっている。
まだ58歳の若さであった。
フリージャズのAEOCは、特別好きではなかった。
しかしレスター・ボウイは、大のお気に入りのトランぺッター。

ソロアルバム「ザ・グレート・プリテンダー」のタイトル曲
「ザ・グレート・プリテンダー」はプラターズで大ヒット。
私としては、映画「アメリカン・グラフィティ」にも使われていた
名曲として記憶に残っている。
アルバムではこのポップスを、いかにも彼らしく、
先鋭的にかつユーモアたっぷりに演奏している。

生前、名古屋のライブハウス、Jazz in Lovelyで
一度だけソロライブを聴いた。
陣取ったのは最前列。
白衣を着て演奏する姿は、まさしく変人であった。
しかし彼のトランペットは本当に刺激的で美しかった。
今はほとんどジャズを聴かないけれど、
忘れられない思い出の一つである。

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November 01, 2005

千夜千曲<31> ガラスの花/谷村新司

車のCDプレーヤーが故障したので、
iPod shuffleをアダプタでカーステレオに接続して聴いている。

iPodには主にクラシック、
iPod shuffleにはポップス、ロックを入れている。
後者のシャッフル機能はほんとうにおもしろい。
よく聴いていた曲でも、順番が違うと新鮮に感じる。

でもThe BeatlesやJames Taylor、Misiaのあとに
谷村新司の「ガラスの花」が出てくると、さすがに違和感あり。
やはりこの人の曲、もろ演歌。
大好きなんだけどね。
カラオケの十八番です。

「ときに愛は、悪を承知で、盛り上がる、それも愛・・・」

ちなみに高田みづえが歌ってヒットした曲。
彼女の夫は、元大関若島津の松ヶ根親方、
どうでもいい話だけど。

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July 01, 2005

千夜千曲<30> As〜Another Star/Stevie Wonder

半年ぶりの「千夜千曲シリーズ」。

学生時代、むさぶるように毎日聴いたのが
スティービー・ワンダーの傑作ソウルアルバム“Songs in the Key of Life”。
当時はLPレコードで、2枚組+ミニアルバムという、変則的な3枚組であった。
76年に発表され、全米では14週連続1位を記録している。
発売されたのは私の高校時代。
高校生の身分では高価すぎて買えず、持っている友人がうらやましかった。
大学生になり、すぐに購入したのがこのアルバムであった。

私のお気に入りの“As”“Another Star”の2曲は、
LP2枚目のB面ラストを飾る。
別の曲ではあるが、アルバムでは
間髪を入れずにメドレー風に収録されているのがかっこいい。
当時のブラックミュージックの中では
どちらかというとポップなイメージのあるスティービーだが、
この2曲は、まさしくソウルミュージック。

しかしこのアルバム、今聴き直しても名曲ぞろい。
“Sir Duke”や“Isn't she lovely”は、
曲名にピンと来なくても、だれもが聴き覚えのある有名な曲。
ほかにも“I wish”“If it's magic”と挙げていけば、
全曲がお気に入りになってしまうほど、充実している。

久しぶりに全曲を通して聴き、とても幸せな気分にひたっている。

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January 19, 2005

千夜千曲<29> STAY WITH YOU FOREVER/憂歌団

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何のことはない、加山雄三のオリジナル「君といつまでも」の憂歌団ヴァージョン。
スローバラードで、見事なまでに自分たちの色に染めている。

憂歌団は、その名のとおりブルースバンド。
木村充揮のハスキーかつソウルフルなヴォーカルと、
内田勘太郎のねちっこい味のあるギターが魅力だ。

学生時代に一番多く見たライブは、間違いなく憂歌団。
木村のMCも抱腹絶倒で、いつも楽しませてもらった。
実力派バンドでありながら、コミックバンドでもある。

今でも私のカラオケの十八番は、
憂歌団の「おそうじオバチャン」と「パチンコ〜ランラン・ブルース」。
結構、場を盛り上げているつもりなのだが、
聞いている人がどう思ってるかは不明。

そして彼らのベストアルバムは、
これらの曲が入っている名ライブ「“生聞”59分!!」(写真)

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November 27, 2004

千夜千曲<28> Come Ye Disconsolate /Roberta Flack&Donny Hathaway

ダニー・ハザウェイの声が好きだ。
美声とはいえないかもしれないが、
エモーショナルで、インテリジェンスを感じる。

「カム・イェ・ディスコンソレート」はオリジナルではなく、
トラディッショナル。
名曲だ。
ピアノをバックに、切々と歌い上げるダニー、
途中から入ってくるロバータの絶妙なハーモニー。
涙なしには聴けない。

このデュオアルバムを知ったのは学生時代、
以来、20年以上聴き続けている、
私にとってはまさに愛聴盤。
何度聴いても飽きないのが不思議だ。
彼の声の魅力によるものが大きい。

このアルバムを録音後、ダニーはピストル自殺する。
今、生きていたら、どんな歌を聴かせてくれたのだろう。

先日、名盤「ライブ」と「イン・パフォーマンス」から数曲ずつと、
未発表のライブ音源を収録したアルバム“These Songs for you, Live!”が発売になったため
早速、購入してきた。
もう聴けないと思っていたダニーの声を、また聴くことが出来た。
思わす泣けてきた。

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October 20, 2004

千夜千曲<27> Love, Oh Love /Lionel Riche

ライオネル・リッチーは70年代、黒人バンド「コモドアーズ」の一員として活躍。
バンドのころから、スローナンバーのヒット曲を連発、
ソロになってからも次々にシングルをヒットチャートに送り込んだ。
彼のつくるスローバラードは、R&Bやブラックコンテンポラリーというより、
ポップスそのものである。
一度聴いただけですぐにメロディを覚えられるような、
シンプルで歌謡的な曲が多い。

「ラブ・オー・ラブ」は、同じフレーズを何度も繰り返す、ユニークな構成の曲。
最初は、ライオネル・リッチーのヴォーカルがアカペラ風に聞こえてくる。
それから弦楽器がバックで演奏し始め、金管、合唱などが次々に加わって、
曲を盛り上げていく。
そう、ラヴェル作曲の管弦楽曲「ボレロ」を思い出す。
ボレロも同じフレーズを編曲しながら何度も繰り返し、
最後は大きく盛り上がって終わる。

ライオネル・リッチーには「イージー」「ハロー」「スティル」「エンドレス・ラブ」など
名バラードがたくさんあり、どれも大ヒットしている。
「ラブ・オー・ラブ」はヒットはしなかったものの、
いかにもライオネル・リッチーらしいシンプルなポップスで、私は大好きだ。

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October 06, 2004

千夜千曲<26> Time In A Bottle / Jim Croce

ジム・クロウチの「タイム・イン・ア・ボトル」を初めて聴いたのは、
中3のころだったと思う。
ラジオから流れてきた、しみじみとしたヴォーカル、
そしてギターの美しいアルペジオに、
私の心は大きく揺さぶられた。
当時、購読していたヤングギターという雑誌に載っていたこの曲の譜面を見て、
ぜひ弾いてみたいと思ったのが、
アコースティックギターをはじめるきっかけであった。

'74年、この曲は全米ナンバー1に輝く。
しかしその前年、彼はツアー中、飛行機事故でこの世を去っていた。
「もし、時間をボトルに詰めておけたのなら・・・」という歌詞は
あまりに悲しすぎる。

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September 23, 2004

千夜千曲<25>  When I Need You/Leo Sayer

秋を感じる曲のシリーズを続けよう。
“When I Need You”「はるかなる想い」は、
アルバート・ハモンド(落ち葉のコンチェルト)と
キャロル・ベイヤー・セイガーの共作による名曲で、
英国のシンガーソングライター、レオ・セイヤーが歌ってヒットした。
しっとりとしたバラードに、彼のファルセット・ヴォイスがぴったりと合う。
彼のために書かれたと言っても過言ではない。

レオ・セイヤーは日本では評価が低いが
「ショー・マスト・ゴー・オン」「恋の魔法使い」「星影のバラード」などのヒット曲を聴くと、
ポップスの王道をいくシンガーであったことがわかる。
学生時代、レオ・セイヤーの来日公演を観たことがある。
会場は日本青年館だったかと思うが、定かではない。
どんなコンサートだったのかあまり覚えてない。
しかし彼のファルセット・ヴォイスが美しかったことと、
背がとっても低かったことが印象に残っている。

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September 17, 2004

千夜千曲<24> いちょう並木のセレナーデ/小沢健二

名盤「LIFE」の4曲目が「いちょう並木のセレナーデ」
秀作揃いのこのアルバムの中では小品だが
一度聞いたら忘れられないキャッチーなメロディと、せつない歌詞が魅力。
アコースティックギターに合わせ、小沢健二が淡々と歌っているのが、またいい。

しかし、このアルバムの充実ぶりはどうだ。
1曲目の「愛し愛されて生きるのさ」から始まり、
ヒット曲の「ラブリー」
やたら長いタイトルの「東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー」
そしてこの「いちょう並木・・」
さらに「ドアをノックするのは誰だ?」と曲は続く。
今、聞き返しても、古さを感じさせない。
恐るべし、オザケン、と当時は思ったものだ。
何してるんだろう、今。

どうでもいいことだが、この中で「いちょう並木」と「東京恋愛専科」は
私の大事なカラオケのレパートリー曲となっている。
聴きたい人はメールください(笑)

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September 16, 2004

千夜千曲<23> You Decorated My Life/Kenny Rogers

ケニー・ロジャースは、もともとカントリー・ミュージックのシンガー。
70年代後半から彼の曲は、ポップスチャートをさかんににぎわすようになり、
アメリカを代表する歌手として一時代を築き上げた。

ひげ面で年齢がよく分からなかったため、
"You Decorated My Life(愛のメッセージ)"は
彼が60歳、還暦を迎えたころのヒット曲、
年齢を重ねた大人だからこそ歌える歌、
当時、大学生だった私はそんなことを思いながら聴いていた。
しかし実際には、この曲がヒットしたのは彼が40歳そこそこのとき。
ひげを生やした人の年齢は、分からないものだ。

"She Believes In Me"や
"Don't Fall In Love With A Dreamer(荒野に消えた愛)"なども
80年代を代表するバラード。
ぜひ秋に聴きたい名曲である。

ちなみに"Don't Fall In Love ・・"はキム・カーンズとの共演、
ほかにもシーナ・イーストン、アン・マレーなど女性シンガーとのデュエット曲が多く、
どれも大ヒットしているのは、さすが御大だ。

最後に・・・
「愛のメッセージ」「荒野に消えた愛」・・こんなタイトル、勘弁してよ。

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September 14, 2004

千夜千曲<22> For the Peace of All Mankind/Albert Hammond

9月に入って、やっと過ごしやすくなってきた。
暦ではもう秋分、そこでこの季節にちなんだ曲を選んでみたい。

秋といえばすぐ、メロディが頭に浮かぶのが
“For the Peace of All Mankind”日本語のタイトルが「落ち葉のコンチェルト」。
アルバート・ハモンドの自作自演で、日本では良く知られた名曲である。
ところが海外ではまったくヒットしていないらしい。
どうしてこの美しいメロディラインが外国人に理解できないのか、不思議な気がする。

実はこの曲、秋を歌っているわけではない。
原題は直訳すると「すべての人類の平和のために」か・・・何だそれ?
歌詞を読むと、好きな女性に捧げる愛の歌のようだ。
イントロにだまされてしまうのだろう。
いかにも哀愁を帯びたピアノの調べに、秋を感じずにはいられない。

70年代、ランディ・ヴァンウォーマーの「アメリカンモーニング」が
CMをきっかけに流行ったことがあった。
たしかに朝聴くと気持ちのいい曲だ。
しかし原題は“Just When I Needed You Most”、
朝とはまったく関係がないし、ましてやアメリカがどうして出てくるのか、
迷訳(訳とは言えないか・・)として、歴史に残るタイトルだ。

アルバート・ハモンドには、「カリフォルニアの青い空」という大ヒット曲がある。
日本人の西海岸に対するイメージは、この1曲で定着したと言ってよい。
それはイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が大ヒットするまで続く。

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August 18, 2004

千夜千曲<21>  Ready To Take A Chance Again/Bally Manilow

大好きな映画に「ファールプレイ」がある。
いわゆるB級サスペンスコメディだが、
ゴルディ・ホーン、チェビー・チェイス、ダドリー・ムーアなど渋い俳優が勢揃い。
この手の映画を作らせたらピカイチの
コリン・ヒギンズ監督の演出が冴えわたった、実によく出来た映画だ。
今はVHSでもDVDでも手に入らないのが残念。

さて、この映画の冒頭で使われているのが
バリー・マニロウの「愛に生きる二人(Ready To Take A Chance Again)」。
印象的なメロディと、どこまでも甘いバリーの歌声が魅力だ。
私が初めてバリーのステージを目にしたのは20代の前半。
会場は見渡すかぎりおばさまばかり、少々恥ずかしかった。
しかし実に魅力的なショー(コンサートとはちょっと意味合いが違う)で、
エンターティナーとはこういう人のことを言うんだと納得した。
アンコール、アカペラで「One Voice」を歌い始めたときに鳥肌が立ったのを
昨日のことのように覚えている。

「ファールプレイ」にはバリーの大ヒット曲「コパカバーナ」も挿入されており、
ゴルディ・ホーン、ダドリー・ムーアが初めて出会うバーで流れる。
余談だが、この映画でのダドリー・ムーアは端役であるにもかかわらず
完全に主役の二人を食っている。
品のなさは許していただくとして、機会があればぜひ見てもらいたい映画だ

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August 10, 2004

千夜千曲<20> 突然の贈りもの/大貫妙子

大貫妙子のまわりには、いつも腕利きのミュージシャンが集まる。
10代でシュガーベイブを結成したときの山下達郎
ソロになってから、アレンジやバックミュージシャンとして支えてくれた坂本龍一
その後も、ヴァイオリンの中西俊博小林武史など、そうそうたるメンバーだ。
15年くらい前、名古屋で聴いたライブでのこと。
バックのメンバー紹介で、彼女は若いキーボード兼アレンジャーを褒めちぎっていた。
後に、MY LITTLE LOVERMR.CHILDRENのプロデューサーとして有名になる
小林武史であった。
彼女に目利きのセンスがあるのか、あるいは、自然に有能なミュージシャンが集まってくるのか。
そんなこともあって、彼女のアルバムやライブは派手さはないが、常に時代の先端であった。

「突然の贈りもの」は78年の3rdアルバム「ミニヨン」で歌われた初期の作品。
永らく音信が途絶えていた昔の恋人から、突然、花束が届く・・・
戸惑いながらも、感傷にひたる女性の心を描いた歌詞と
いつものピュアな歌声が心に染みる。

後に、溝口肇のチェロ、中西俊博のヴァイオリン、F.レザ・パネのピアノ、清水靖晃のサックスなど、
アコースティック楽器をバックに再録音したヴァージョンが、私は好きだ。
アルバム名は「Pure Acoustic」。
ライブ会場だけの限定販売で、当時は幻の名盤といわれた。
その後は一般発売もされたようだ。

大貫妙子のオフィシャルサイトを見たら、
季刊誌「Arne」(アルネ)でCD紹介の連載が始まるらしい。
アルネは大橋歩がひとりで企画・編集・写真・取材などを手掛けている。
もし私が雑誌編集を職業として選んでいたのなら
こんなのを目指していたであろうと思う。
さあ、大貫妙子がアルネの紙上で
どんなCDを紹介してくれるのか今から楽しみだ。

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August 07, 2004

千夜千曲<19> Kodachrome/Paul Simon

私が初めて購入したポップスのLPレコードは、
ポール・サイモンの「ひとりごと」。
2枚目がサイモン&ガーファンクルの「グレイテスト・ヒッツ」。
なぜポール・サイモンのソロアルバムを先に買ったのかは思い出せない。
たぶん、当時のラジオや雑誌で大絶賛されていたからだろう。

今までにこのアルバムを何百回聴いたことか。
このアルバムが偉大である理由は、
ひとつに、ポール・サイモンのコンポーザーとしての才能が開花したこと、
もうひとつは、バック・ミュージシャンの演奏の素晴らしさ。
曲によって3カ所に分けて録音されている。
それぞれミュージシャンが入れ替えられ、曲調もまったく違ったものとなっている。

A面1曲目を飾るのが「僕のコダクローム」。
この曲は、マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオでの録音。
米国南部のアラバマにある、このスタジオは、すご腕のミュージシャンぞろい。
後に、多くの名盤がこのスタジオから輩出されている。
マッスル・ショールズに関しては、また後日、書くことにする。

とにかくこの曲を聴いてほしい。
堅実にリズムを刻むドラムスとベース、パーカッシヴなピアノ、
玄人好みとはこういう音をいうのだろう。

ほかにもJ.S.バッハのマタイ受難曲に触発されて作曲した「アメリカの歌」。
「夢のマルディグラ」「素晴らしかったその日」・・・
今でも色あせていない、聴きごたえのある曲が10曲、ずらりとそろっている。
私の音楽遍歴の原点が、このアルバムにある。

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August 05, 2004

千夜千曲<18> 流行歌/加川良

フォークソングを聴きはじめたのは中学2年のころ。
ラジオの深夜番組から流れてくる曲を、むさぼるように聴いていた。
まだラジカセを持っていなかったので、録音するすべがない。
1曲でも多く聴きたいがために、遅くまで起きていたものだ。

よしだたくろう、井上陽水、かぐや姫はすでにヒット曲を連発し、時代の先端を走っていた。
そんな中、地味ではあるけれど、私の心をとらえたのが加川良。
初期の作品はほとんどがギターの弾き語り。
ギター1本で国内を飛び回り、ライブ活動を続けていた。
何度か生のライブを見た。
曲もさることながら、誠実そうな性格にひかれた。
感受性の高い中学時代、
ちょっとしたことに傷つき、落ち込み、部屋に引きこもったとき聴いた彼の歌。
語りかけるような歌声に、何度、いやされたことか。

「流行歌」は初のライブアルバム「やあ。」の1曲。
ライブアルバムとはいえ、全曲が初録音。
ほとんどの曲が名ギタリスト、中川イサトとのギター2本での弾き語り、
名が売れるにつれ、バンドを従えて活動するようになった他のフォークシンガーと違って、
とても新鮮に感じた。

15年ほど前、仕事で秋田の人と酒を飲む機会があった。
Mくんといった。
ひょうんなことからMくんが、加川良のファンであることを知った。
彼の一番好きな曲も「流行歌」だった。
仲良くなり、わが家に泊まりに来たこともあった。

数年後、心臓病で突然この世を去った。まだ30代半ばであった。
彼の日記や走り書き、手紙、詩などをまとめた遺稿集のタイトルは、
Mくんの大好きだった、この曲の詞から取られた。

「僕は僕のことが好きでありますように。」

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August 03, 2004

千夜千曲<17> 君は心の妻だから/鶴岡雅義と東京ロマン チカ

「君は心の妻だから」は演歌ではなく、ムード歌謡と言うのだそうだ。
昭和44年のヒット曲だから、私が小学4年生のとき。
自宅にシングルレコードがあったのを覚えている。
もちろん詞の内容など分からずに聴いていたが、
テレビでは、ギターを抱えたひげ面の鶴岡雅義と、
髪を7:3分けにした色男のリードボーカル、三条正人が対照的で、印象に残っている。

「ぼくの小指を口にくわえて、涙ぐんでた君よ。
ああ今でも愛している、君は心の妻だから」
「君のうなじのあのぬくもりが、忘れられない今日も。
ああ思えば涙が出る、君は心の妻だから」

なかにし礼の詞は、艶があって好きだ。
「小樽の人よ」とともに、私のカラオケの十八番。
人によると、私の甘い声が、この曲に合うのだそうだ。
何人の人妻を泣かせたことか、ふふ・・

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August 02, 2004

千夜千曲<16> Bartender's Blues /James Taylor

ジェームス・テイラーは60年代から活躍しているシンガー・ソング・ライター。
暖かく包み込むような歌声、説得力のある歌詞、優れたギター・テクニック、
そして彼を支える優秀なバック陣、どれも魅力的だ。

「バーテンダーズ・ブルース」は、77年に発表された8枚目のオリジナル・アルバム「JT」の1曲。
カントリー&ウエスタン風の、のんびりとした曲調が、彼の声にぴったり。
サビの部分ででハモるのは、バッキング・ヴォーカルのリンダ・ロンシュタット。
これが実にいい。
リード・ヴォーカルを食ってしまうくらい大きく印象的な歌声は、
すぐに彼女だと分かる。遠慮という言葉はないのだろう。

ジェームス・テイラーは、ザ・ビートルズが設立したアップル・レコードからデビュー。
しかしトラブルがあり、このレーベルを追い出される。
その後「ファイヤー・アンド・レイン」がヒットするとともに
キャロル・キングが彼の「You've Got A Friend(君の友だち)」を歌って一躍、注目を浴びた。

「JT」は、一般にはそれほど評価されていないが、私は初期のどのアルバムより好きだ。
既に、シンガー・ソングライター・ブームが終わった後で、
ジャンル分けするなら、いわゆるAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)に当たる。
シンガー・ソング・ライターの草分けであった彼が一皮むけて、この時代まで生き延びたのは、
彼自身の魅力もさることながら、取り巻きに優れた音楽仲間がいたからこそ。
バックバンドのラス・カンケル、クレイグ・ダージ、ダニー・クーチマらが、
JTサウンドの縁の下の力持ちである。
このアルバムでも、最上の演奏を聴かせてくれる。

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千夜千曲<15> 生きる時代/ジョルジュ・ムスタキ

中学、高校時代にLPレコードを買うのは、大変勇気のいることだった。
当時、小遣いが1,000円か2,000円の時代に、LPは1枚2,500円。
数ヵ月貯めてやっと1枚買えるのだから、厳選せざるを得ない。
その中学時代に買った数少ないLPの1枚が、ジョルジュ・ムスタキのベスト盤。
「私の孤独」「傷心」「17歳」などヒット曲がずらり並んでいた。
中でも「生きる時代」は、繰り返し針を落とした懐かしの曲。

アメリカのシンガーソングライターとは一線を画した、
知的で思想を含んだ歌詞に魅せられた。
風ぼうも一種独特で、哲学者のよう。
しかし見かけとは違い、彼の人生は波乱に満ちている。

キャバレーやクラブで歌っていたときの、エディット・ピアフとの運命的な出会い。
ピアフ41歳、ムスタキ23歳、身も心も彼女の洗礼を受けた。
このとき、ピアフに捧げた名曲「ミロール」を作詞。
しかし二人の関係は長続きしなかった。
その後、シャンソン歌手としてメジャーデビュー。
ヒット曲にも恵まれ、世界中を舞台に活躍するようになる。

70歳を過ぎた現在も、歌手としての活動を続けているらしい。
一度は生で聴いてみたいシンガーだ。

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July 31, 2004

千夜千曲<14> Rocks Off/The Rolling Stones

ローリングストーンズの曲でまず選んだのは「ロックス・オフ」。
アルバム「メインストリートのならず者」のトップを飾る、ストレートなロックンロール。
来日公演でも何度かレパートリーに加えられた。
最近だと、昨年、03年3月の大阪ドーム公演で生を聴くことができた。

この曲のどこがイカしているかというと、まずはイントロ。
次に歌詞。
「昨夜は、友達のダンサーと一晩中、愛し合ったよ。
だけど、どうにも調子が合わないのさ。
あの娘ときたら、俺の体の上で、得意の急転回するんだぜ」

これぞ、ストーンズ。

ところで、タイトルのロックス・オフの意味が、ずっと分からなかった。
ネットで検索したら、「スラング辞典」で見つかった。
例えば、このように使うらしい。

Did you get your locks off?
ナンパした女とやった?

だそうだ、納得。

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July 30, 2004

千夜千曲<13> I will/The Beatles

ビートルズの数ある名曲の中から10曲、あるいは20曲選び出すのは、到底、不可能な作業である。
よって、地味ではあるが心に残る曲をと、まず選んだのが「I will」。

俗にホワイトアルバムと呼ばれる「The Beatles」が録音されたころ、
グループはすでに解散状態にあった。
ある種、実験的で、スイングジャズあり、レゲエあり、意味不明の音遊びありといった、
コンセプトのない、ごちゃまぜのアルバム。
LPの2枚組、30曲のほとんどすべてがメンバーの単独での作詞作曲。
録音も全員がそろうことはなく、好き勝手な日にスタジオ入りし、
オーバーダビングして完成させた。
それでもこのアルバムが30年以上にわたって、聴かれ続けているのは、
ポールの天才的なメロディセンスとジョンの皮肉が、全編にちりばめられているからだ。
奇跡の名盤であり、もちろんビートルズの最高傑作である。

「I will」はポールの曲。
高校時代、このアルバムの中のバラードで何が好きかと聞かれ、
ポールの「I will」派と、ジョンの「Julia」派に分かれた。
私はもちろん前者であった。
このアルバムには他にも「Blackbird」「Birthday」「Back In The U.S.S.R」など、
ポールが今でもライブで歌う曲が含まれている。
そして一度聴いたら忘れられないレゲエのリズムとサビを持つ「Ob-La-Di,Ob-La-Da」。
ポールはやっぱり天才だ。

そういえば来年早々、ポールがまた来日すると発表があった。
ワールドツアーの一環で、会場は、今まで公演したことのないドームも候補に挙がっているという。
ナゴヤドーム公演の可能性は大だ。

ちなみに私が大学時代、ポールがウィングスと来日しようとして、
大麻所持で捕まり、数日拘置の後、強制帰国させられたことがあった。
もちろん公演は中止。幻の武道館公演となってしまった。
このとき私は2日間分のチケットを購入。
泣く泣く払い戻しをうけたが、その前に、記念としてチケットをコピーしておいた。
今でも手元に残っている。

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千夜千曲<12> 美しい女(ひと)/来生たかお

中森明菜の「セカンド・ラブ」、しばたはつみの「マイ・ラグジュアリー・ナイト」、
大橋純子の「シルエット・ロマンス」、薬師丸ひろ子の「夢の途中」、
これらのメガヒット曲は、どれも来生たかおの作曲であり、
そのほとんどの作詞が、実姉である来生えつこ。
稀代のメロディメーカーである、たかおの作品はどれも素晴らしいが、
私が愛してやまないのは「美しい女(ひと)」。

何よりも、メロディがいい。
どうしてこんなにも胸が締めつけられるような美しい曲が作れるのだろうか、
感心してしまう。
珍しいことに、この曲の作詞はお姉さんでなく山川啓介。
ヒットした作品は多くないが、
青い三角定規の「太陽がくれた季節」、岩崎宏美の「聖母たちのララバイ
そしてこの「美しい女」の詞だけでも、
音楽史上に名前の残る作詞家であると言っていいだろう。

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July 28, 2004

千夜千曲<11> 太陽は罪な奴/サザンオールスターズ

千夜千曲の中に、サザンオールスターズの曲を何曲入れようか。
10曲?20曲?
今の季節、聴きたい曲に限定しても、ずらりと曲目が頭に浮かぶ。
海や夏をテーマにした曲は数知れず。
そんな中から選んだ「太陽は罪な奴」。

サザンの曲は歌いづらい。
しかしこの曲なら、一度聴いてすぐに歌えそうな気がする。
そんなわかりやすいメロディーラインが、この曲の魅力。

詞も全編、桑田ワールド。
「Aクラスの姐ちゃん達の放射線、悩殺にヨロめくSTAGE、
あこがれた女性(ひと)はなぜか、太陽のニオイがした」

今年は残念ながら開催されなかったが、サザンの夏ライブでは欠かせない曲である。
そして私自身、この時期カラオケに行くと必ず歌う曲でもある。

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July 27, 2004

千夜千曲<10> あの娘と遠くまで/岡林信康

「死ぬほど好きな曲」と題して5曲を挙げてきた。
でもこれ以上死ぬのはイヤになったから、
この縁起でもないタイトルを変更することにした。

「千夜千曲」

名前のとおり、好きな曲を1,000曲紹介していこうと思う。
1日1曲として約3年。
続くだろうか、ちょっと心配・・・
というわけで、今まで掲載してきた5曲と、
ワルツ関連などと称して掲載した4曲の後に続く、記念すべき「千夜千曲<10>」は、
岡林信康の「あの娘と遠くまで」。
アルバム「金色のライオン」の1曲目に収録されている。

岡林には多くの名曲がある。
例えば、第2回中津川フォークジャンボリーのライブアルバムで聴ける「私たちの望むものは」は、
フォークロックの名曲であるとともに、歴史に残る名演である。
このときバックを務めていたのは、はっぴいえんど。
後に、日本のロック&ポップスを語る上で、重要な位置を占めることに4人によるユニット。
バンドの重厚なサウンドを向こうに回した、10分以上にわたる岡林の絶唱を、
当時は何度も繰り返し聴いた。
涙したこともあった。
しかし「私たちの望むものは」ではなく「あの娘と遠くまで」を選んだのは、
メッセージソングよりも純愛ラブソングが、私は好きだということに尽きる。
私は高校時代から、そんな軟弱なヤツであった。そして今でも。

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July 26, 2004

死ぬほど好きな曲5 I Want You/Bob Dylan

ボブ・ディランの曲から1曲だけ選べというのは難しい。
もちろんそれは、The BeatlesThe Rolling Stonesでも同じであるが・・・
そんな中で選んだ「I Want You」。
ディランの、いやロック史上に残る傑作アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」の1枚目のB面1曲目。
そう、このアルバムは、当時としては珍しいLP2枚組であった。
高すぎて中学生の私は購入できず、代わりに4曲入りシングルというのを買った。
サイズはシングル盤と同じ、ジャケットもLPと同じで、
A面に2曲、B面に2曲の計4曲が入っている。
価格はシングルよりちょっと高い程度で、LPよりずっと安い。

で、「I Want You」。
イントロで流れてくるのはディランの下手なハーモニカ。
そして、とても心を込めて歌っているとは思えない、あの投げやりな歌が聞こえてくる。
何でもない曲といわれればそのとおりだが、
ディランの歌う「I Want You」のリフレインが、当時中学生の私には、ぐっと心に響いた。

「ブロンド・オン・ブロンド」は名曲ぞろいだ。
「Just Like A Woman」「The Memphis Blues Again」「Rainy Day Women」などなど。
でも1曲というなら、このシンプルなラブソングを選びたいと思う。

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July 22, 2004

死ぬほど好きな曲4 Birdland/Weather Report

曲は天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスによるスケールの大きいベースソロから始まる。
印象的なベースライン、次第にからんでいくジョー・ザビヌルのキーボードと
ウェイン・ショーターのサックス。
まくし立てるようなピーター・アースキンのドラムス。
このあたりの曲の展開が、実にスリリング。

ジャズ・フュージョン・グループ、ウェザー・リポートの「バードランド」。
名盤「ヘビー・ウェザー」の1曲目を飾っているが、
私のお気に入りはライブアルバムの「8:30(エイト・サーティ)」。
ここでのジャコの演奏は神がかっている。

グループは、ジャコ・パストリアス、ドラムスのピーター・アースキンが抜けた後、
ヴィクター・ベイリー、オーマ・ハキムが加入。
当時、このメンバーでの来日公演を見た。
中核的存在のジョー・ザビヌルとウェイン・ショーターは健在で、
バードランドも演奏した。
しかしジャコ在籍中の、あのわくわくするような躍動感からはほど遠かった。
グループは死に体であった。

しばらくして、グループは解散。
そして、ソロ活動をしていたジャコは解散の翌年、この世を去った。
なんと35歳の若さであった。

80年代に入り、マンハッタン・トランスファーがこの曲をカヴァーして大ヒット。
斬新でかつ完成されたコーラスワークとアレンジは、この曲に新たな生命を吹き込んだ。
ジェイ・グレイドンによる見事なプロデュースであった。

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July 21, 2004

死ぬほど好きな曲3 Whenever I call you "Friend"/Kenny Loggins&Stevie Nicks

学生時代、いつも朝一番に聴いていた曲が
ケニー・ロギンススティーヴィー・ニックス
「Whenever I call you "Friend"」(二人の誓い)。
二人のさわやかなハモりから始まるアレンジが、実にかっこいい。
眠気冷ましにもぴったりの1曲。

ケニー・ロギンスはソロ活動をする前、ジム・メッシーナと組んで、
「ダニーの歌」「プー横丁の家」などのヒット曲を連発。
一躍、人気男性デュオとなった。
解散後、ジムが鳴かず飛ばずだったのに対し、
ケニーはシンガーソングライターとしての才能が開花した。

この曲や、ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドとの共作
「What a fool believes」(グラミー賞受賞!)、
さらには「Wait a little while」などが入ったアルバム「Nightwatch」は、
70年代を代表するポップアルバム。

スティーヴィーは、当時、人気絶頂だったロックバンド、
フリードウッド・マックの妖精。
ちょっと投げやりなヴォーカルが魅力だ。

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July 14, 2004

ワルツ関連で3 夕笛/舟木一夫

3拍子でお気に入りの曲の続きを。
地元出身の演歌歌手、舟木一夫の隠れた名曲「夕笛」。
舟木一夫といえば「高校三年生」「銭形平次」があまりに有名だが、
夕笛や、センチメンタルボーイなどが、通好みといえよう。

ヒットしたのはたぶん小学校低学年のころ。
当時、お大尽だったわが家には、
プレーヤーからスピーカーまで一体化した家具調の立派なステレオセットがあって、
父や母が、ヒット曲のシングルレコードを買ってきていた。
今でも思い出すのは、このステレオセット、
レコードを何枚か重ねて、連続プレイ(ヘンな言葉?)が出来るようになっていた。
1枚聴き終わるごとに新しいレコードが古いレコードの上にストーンと落ちてくる。
その間、レコード針のついたアームは、自動で上下左右に動くようになっている。

それはともかく、夕笛、どうしてこんなに印象に残っているのか不思議。
当時、それほど聞き込んだわけでもないし、その後、聴いた覚えもない。
それでも、死ぬほど好きな曲にエントリーするのだから、
よほど幼少の私の琴線に触れた曲なのだろう。
今でもカラオケに行けば、たぶんすぐに歌えるはずだ。
「〜き〜みなけば〜、わたしもないた〜」

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July 13, 2004

ワルツ関連で2 Morning Has Broken/Cat Stevens

3拍子でお気に入りの曲を、もう1曲。
英国のシンガーソングライター、キャット・スティーヴンスの「雨に濡れた朝(Morning Has Broken)」。
朝のイメージにぴったりで、コーヒーのCMに使われたこともある。
印象的なピアノによるイントロ、それに続くキャットの優しげな歌声は、今で言う癒し系だ。

キャットは70年代に次々とアルバムを発表、
しかし突然、音楽活動をやめ、宗教の世界に入っていった。
今は何をしているのかわからないが、この曲を聴くたびに心を洗われるような気分になるのは、
彼のそういった活動と無縁ではないような気がする。

私事ではあるが、今を遡ること16年。
結婚披露宴のときのBGMはすべて私自身が選曲したのだが、
この曲は、お色直しで新婦が入場するときに使わせてもらった。

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July 11, 2004

ワルツ関連で The French Waltz/Adam Mitchell

MISIAの「名前のない空を見上げて」、伊藤咲子の「乙女のワルツ」と、
3拍子の名曲が続いたので、当分はワルツ関連で好きな曲を取り上げてみたい。

「フレンチ・ワルツ」は、アート・ガーファンクル(サイモン&ガーファンクルのリードヴォーカル)が、
アルバム「シザーズ・カット」で取り上げている、タイトルどおりの洒落たワルツの曲。
ほかにもニコレッタ・ラーソン、アン・マレーなどがカバー。
原曲はシンガーソングライター、アダム・ミッチェル作。
オリジナル・ヴァージョンは彼のアルバム”Red Head in Trouble!”に。
LPは国内盤が出ていたが、CDの国内盤に関しては、情報がないのでわからない。
学生時代、毎日のように聴いていたお気に入りの1曲である。

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July 10, 2004

死ぬほど好きな曲2 乙女のワルツ/伊藤咲子

ネット上をサーフィンしていて、偶然見つけたのが伊藤咲子の公式サイト。
まだ歌手活動しているのには驚いた。
先日、デビュー30周年記念のリサイタルを開いたばかりのようだ。
彼女の絶頂期は10代、その期間は短かったと思うが、発表する曲はどれも名曲ぞろいで
特に「乙女のワルツ」は70年代を代表する歌謡曲と言って過言でない。
ゆったりとした三拍子に、乙女心を歌った阿久悠の歌詞が乗っかる。
何度聴いても心地よく、そして胸がきゅんとなる曲である。

伊藤咲子は昭和40年代後半の人気テレビ番組「スター誕生」で発掘され、
アイドルとして「ひまわり娘」でデビュー。
以来、短い期間に前述の「ひまわり娘」「乙女のワルツ」そして「木枯らしの二人」などの名曲を
次々と発表した。

さて「乙女のワルツ」だ。
私が初めて聴いたのは、もちろん伊藤咲子が歌ったもの。
それから約10年後、再びこの曲に出会った。
シンガーソングライター、須山久美子の名古屋ライブでのこと。
しっとりと歌う彼女の声に、熱いものが込み上げてきた。
この曲は? 聴いたことあるけど・・・すぐに伊藤咲子の「乙女のワルツ」だと分かった。

その後も、車のCMに使われたり、
高橋クミコ(須山久美子とは別人)がライブで歌ったりして、
この名曲は、今に受け継がれている。
アイドルの歌った曲から1曲だけ選べといわれたら、
迷うことなく「乙女のワルツ」を選ぶ。

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July 09, 2004

名前のない空を見上げて/MISIA

7月7日に発売されたばかりのMISIAのニューシングルは「名前のない空を見上げて」。
作詞は自身、作曲は玉置浩二、意外なカップリングに驚く。
MISIA得意のミディアムテンポのバラードだが、これまで歌ってきた曲とは随分印象が異なる。
まさしく玉置の作品だ。
淡々とした三拍子の曲が次第に盛り上がっていき、
最後は圧倒的なMISIAの歌唱力が堪能できる。
サビでの玉置のハモりもなかなか。

NHK 連続テレビ小説「天花」の主題歌らしい。
この夏一番の心に染み入る名曲。
来週16日のライブ「名前のない音楽会」が楽しみだ。

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July 07, 2004

死ぬほど好きな曲 1  Desperado/THE EAGLES

デスペラードを初めて聴いたのは大学1年のとき。
本家イーグルスではなく、リンダ・ロンシュタットのカバー・ヴァージョンだった。
以来、だれが歌ったヴァージョンでも聴くたびに、胸が締めつけられるような感動をおぼえる。

今年はこの曲の当たり年かもしれない。
あの平井堅が、ビールのCMで歌い、
彼のヒット曲「瞳をとじて」のカップリング曲としてリリースされている。

公開中の映画「ホテル・ビーナス」ではエンディングに流れる。
歌っているのはKOKIAというシンガー。私は知らない。
今年はじめに見た映画「イン・アメリカ」(傑作!)では、
子役の女の子が学校の学芸会で、
この曲をアカペラで歌う感動的なシーンがあり、涙を誘う。

原曲はイーグルスのセカンドアルバムのタイトル曲。もう30年以上前につくられた曲だ。
今の時代に受け継がれ、しかもこれだけカバーされているのは
まさに名曲のあかしであろう。

ちなみにイーグルスは今秋、3度目の来日をする。
日本の5大ドームを制覇するツアーだそうだ。
初来日は武道館公演で、当時大学生だった私は
2回、会場へ足を運んだ。
最後にドラムスのドン・ヘンリー以外の全員が舞台で一列に並び、
TAKE IT EASY を歌ったことをよく覚えている。
ランディ・マイズナーはこのときメンバーとして来ていたのかなあ、
ちょっと記憶があいまいだ。
たぶんすでに離脱していたはず。
このイーグルスの公演前後に、彼の単独来日公演を中野サンプラザで見たような気がするから。
自信はないが・・・

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