June 09, 2008

市の環境部主催による映画会。
無料ということで、乳幼児が入場していたり、
上映中に子どもが走り回っていたりと、
会場となった文化ホールの環境は劣悪であったことを
まずは明記しておく。
作品は、地球上の動物の生態系を
感動的に描くドキュメンタリー。
チーターの狩り、象とライオンの死闘、
ザトウクジラの母子の姿など、
ダイナミックで貴重な映像は
十分見ごたえがある。
ところがナレーションがいけない。
特にシロクマ(ホッキョクグマ?)の場面でのナレーションが
あまりに恣意的で、しらけてしまった。
単純に地球温暖化と結び付けるのはやめてほしい。
ドキュメンタリーは現実を淡々と
見せてくれさえすればいいのだ。
このナレーション、日本独自のものなのだろうか?
評価:★★★
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May 16, 2008

シュナーベル監督の「潜水服は蝶の夢を見る」を見た。
突然の病で全身麻痺となった主人公のジャン・ドー。
唯一機能が残ったのが左目の視力と瞬き。
それを使ってコミュニケーションを取り、
1冊の本を書き上げた。
実話を元にしたヒューマンドラマ。
障がい者を扱った映画は数多くあるが、
これほどユーモアとウィットに富んだ作品は珍しいのでは。
ジャン・ドーの視線は、女性の胸元や足ばかりを追う。
体は不自由でも、考えていることはスケベおやじそのもの。
決して悲劇の主人公にすることなく、
一人の人間、男として描いているところに好感を持った。
幻想的な映像美、それに合わせるように流れる洒落た音楽、
決して救われることのないストーリーを悲劇として感じさせない、
人間讃歌を高らかに歌った見事な作品。
車で息子と芝居を見に行く場面を、
ラストに配した構成も好き。
評価:★★★★☆
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May 14, 2008

フランク・ダラボン監督の「ミスト」を公開初日に見た。
アメリカの田舎町で嵐の翌日、
町全体が霧に包まれた。
主人公のデービットは息子のビリーと一緒に
買い物のためスーパーマーケットへ。
そこで他の買い物客と店内で霧の晴れるのを待った。
次第に、霧の中に何かがいて人を襲うことがわかってくる。
その正体が何なのか・・・
スティーヴン・キング原作であるため、
ホラー的要素が強いサスペンス映画に仕上がっている。
ネタばれになるので、
霧の中の物体の正体を明かすわけにはいかないが、
こいつら(複数形)、相当に怖い。
ホラーは私もあまり得意ではないので、何度も目を覆ってしまった。
怖さは単に霧の中の物体だけではない。
パニック状態に陥ったときの群衆心理の中で広がる、
狂信的な世紀末思想と生けにえ探し。
ごく普通の人間が突然変化していく様子が
実にリアルに表現されている。
この映画、ラストが素晴らしくいい。
昔見た「猿の惑星」第一作に匹敵するくらい、
ラストシーンには、こてんぱんに打ちのめされた。
ただし、言っておくがハッピーエンドではない。
映画は3つ星、ラストにプラス1.5星。
評価:★★★★☆
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May 06, 2008

ディズニーのミュージカル映画、
「魔法にかけられて」を見てきた。
アニメの世界のお姫様が現代のニューヨークに迷い込み
巻き起こすドタバタ劇を、アニメと実写を使い分けて描く。
アニメの世界で、ジゼルはエドワード王子と婚約する。
しかし女王ナリッサにより、
ジゼルはニューヨークへと追放されてしまう。
偶然出会った弁護士ロバートに助けられるが、
現実の世界を何も知らないジゼルに、
ロバートは振り回される。
エドワード王子もジゼルを救い出すべく
ニューヨークへ向かったが、
なかなか見つけ出すことができない。
そんな中でジゼルは、現実の世界で恋愛に目覚めていく・・・
映画は、見慣れたアニメで始まり、
ニューヨークに迷い込んだところから実写になる。
このあたりの切り換えが巧み。
アニメと実写の登場人物もそっくりで、
まったく違和感がなかった。
特に実写のジゼル役エイミー・アダムスは、
一つ一つの動き、表情が天然ぼけで、いい味出していた。
そして音楽のすばらしいこと。
5曲の劇中歌はどれもが
今後スタンダードとなるような傑作ぞろい。
“That's How You Know”を歌って踊る
セントラルパークでの場面は圧巻、
これぞミュージカル!
けっしてお子ちゃま向けの映画ではなく、
皮肉たっぷり、セルフパロディに満ちた
大人向けの傑作といえよう。
評価:★★★★★
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May 05, 2008

冨樫森監督の「あの空をおぼえてる」を見てきた。
深沢家の兄妹が交通事故に遭った。
兄の英治は九死に一生を得るが、
妹の絵里奈は助からなかった。
退院した英治は明るく振る舞うが、
父雅仁は立ち直れないでいる・・・
陳腐な映画を見てしまった。
ひどい脚本、わざとらしい演出、
何よりも、制作の意図が理解できない。
どうしてこんな作品を作ってしまったのだろう。
だれか教えてほしい。
良いところも無理して見つけ出そう。
主題歌の平井堅「いつか離れる日が来ても」は、
バラードの王道を行く名曲。
ただし、30年ほど前の
ケニー・ロジャース「She Believes In Me」に似てる。
サビの部分などそっくり。
盗作とまでは言わないけれど。
ロケはほとんど岐阜県内で実施された。
私の住んでいる街もちょっと映った。
映画の出来がどうであれ、うれしい。
評価:★
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April 14, 2008

久しぶりに見た映画は「バンテージ・ポイント」。
スペインのサラマンカ市が舞台。
テロ撲滅のための国際首脳会議の席上で
米国の大統領が狙撃された。
その数分後には大規模な爆発・・・
テレビを通して世界中が目撃したテロ事件を、
テレビのスタッフの視点、地元刑事の視点、アメリカ人旅行者の視点など
複数の視点から描く。
時間で言うと30分足らずのことを、
視点を変えながら、ビデオを巻き戻すように何度も繰り返すことで、
次第に事件の全貌が明らかになっていく。
ネタばれになるのでこれ以上は書けないが
とにかくアイデアあふれる構成が見事。
良くも悪くも、それだけの映画。
多くを期待しなければ確実に楽しめる。
評価:★★★★
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March 24, 2008

平川雄一朗監督の「陰日向に咲く」を見た。
原作は劇団ひとりのベストセラー、
もう1年ほど前に購入したのだが、まだ本棚に横になったまま。
というわけで、映画を一足先に。
バス運転手のシンヤが主人公。
パチンコ依存症でつくった借金を
上司に肩代わりしてもらったというのに、
またもや手を出し、会社からは見放される。
借金の取り立てに追われ、オレオレ詐欺で金を稼ごうとするが、
電話先の女性が本当の息子と思い込んでいることから、
奇妙な交流が始まる。
一方、街で偶然知り合った寿子は、
亡くなった母の奇跡をたどってストリップ劇場に向かう。
昔、母がここでお笑いコンビを組んでいた
雷太を見つけ出したいと考える。
彼は母の初恋の人でもあった・・・
東京に暮らすダメな9人を描く群像劇。
登場人物が次第につながっていくのが快感だが、
なぜか秋葉原のアイドルのエピソードは
他と何のつながりもない。
これはどうしたことなのか、
疑問が解けなかった。
このあたりは原作ではどう扱われているのか
本の内容が気になる。
シンヤはまったく好きになれないキャラクター。
あれだけ会社の同僚や周りに迷惑を掛けているのに
パチンコ通いがやめられなかったり、
電話の相手の女性が亡くなり、
その部屋を訪れたときのこと、
女性が滞納していた家賃を請求する大家に対して
怒鳴りつける場面は、本当に不愉快だった。
評価:★★★☆
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March 22, 2008

大傑作。
私的には、
後半、ウルフルズの「暴れだす」のイントロが流れたところから、
ずっぽりとツボにはまった。
ネタばれになってしまうので、多くを語るのはやめておこう。
でも観客、全然入ってないらしい。
こちらの地方でも、スクリーンで見られるのは今週限り。
ぜひ、だまされたと思って、映画館に足を運んでもらいたい。
評価:★★★★★
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February 11, 2008

松岡錠司監督の「歓喜の歌」を見てきた。
なんと2月中旬にして、今年初めての映画。
地方都市の文化会館に勤務する飯塚主任(小林薫)が主人公。
年も押し迫った12月30日になって大変な問題が起きる。
それは翌日、大晦日のダブルブッキング。
2組のママさんコーラスの発表会を
同じ日、同じ時間に予約を受け付けてしまった。
おまけに本人は、ロシアンパブでのツケを払うのに四苦八苦、
もう逃げるしかない、というところまで追い込まれていた。
どうすれば、この窮地を切り抜けることができるのか。
ママさんコーラスの指導を務める五十嵐純子(安田成美)は、
ある提案をする・・・
この作品は、小林薫がすべて。
知る人ぞ知る、アングラ劇団(状況劇場)上がりで、
どんな役柄もそつなくこなすバイプレーヤー。
映画の終盤、妻(浅田美代子)の前で涙を流す場面、
本当にうまいと脱帽した。
由紀さおり、藤田弓子、根岸季衣といった脇役が
それぞれの役割をしっかりと果たし、作品を引き締める。
役者の名前は分からないが、
オーダーを間違えたおわびにぎょうざを差し入れた
ラーメン屋の娘役が印象に残った。
楽しくて、ちょっぴり泣かせる映画に仕上げてくれた松岡監督は
私の隣町が出身地。
実質デビュー作の「バタアシ金魚」からずっと応援している。
金魚といえば、この映画ではランチュウもうまく使われてたっけ。
評価:★★★★
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December 22, 2007

第79回アカデミー最優秀外国語映画賞を受賞した
「善き人のためのソナタ」を見てきた。
社会主義国家である旧東ドイツでの物語。
国家保安省のヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は、
職務命令で、劇作家ドライマン(セバスチャン・コッホ)と
その恋人で女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)を
盗聴により24時間監視することになる。
実直で職務に忠実なヴィースラーであったが、
2人の自由な思想や愛の言葉、そして美しいピアノの旋律を耳にして
今までに知ることのなかった新しい人生に目覚めていく・・・
普通ではない状況下で、
勇気や挫折、絶望と希望が複雑に交差し揺れ動く。
登場人物たちの深層心理の描き方が実に巧み。
そして鮮やかなラストシーン。
詳しくは述べないが、
映画史に残る名場面といえよう。
今年一番の傑作。
評価:★★★★★
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December 09, 2007

話題の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきた。
言うまでもなく、数多くの映画賞を獲得した前作の続編。
まずは冒頭の場面。
これには驚いた。
ネタばれになるので詳しくは書かないが、
よくぞここまでやってくれた。
無くても映画は十分成り立つのに
あえてこの場面を挿入しようとした
制作者と監督に拍手を送りたい。
2時間半を超える上映時間を批判する声がある。
確かに、はとこの女の子や、薬師丸ひろ子の昔の恋人の登場は、
必要ないかなとも思う。
芥川賞にしても、
受賞前に地元でこんなに盛り上がるとは
到底思えない。
さらには候補作、
ちょっと勘弁してほしいというくらいベタな内容。
高校生でもこんな小説書かないと思うんだけど。
と言いながらも、作品の評価が落ちることはない。
特撮による昭和30年代の東京は実に見事。
役者の熱演と相まって、感動的な作品に仕上がった。
ストーリーからして、これが完結編であろうが、
ぜひもう一度、三丁目の住人に会いたい。
さらに続編は出来ないものだろうか。
ただし、これ以上淳之介や一平が
大きくならないうちにという条件付きで。
評価:★★★★☆
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November 28, 2007

「オリヲン座からの招待状」を見てきた。
京都の映画館「オリヲン座」を、
昭和30年代から半世紀にわたって守り続けた男と女の物語。
心にしみた。
何度も泣けて仕方がなかった。
問題がない訳ではない。
トヨ(宮沢りえ)と留吉(加瀬亮)は
傾いたオリヲン座をどのように立て直したのかが
ほとんど描かれていないのは脚本の甘さか。
破綻寸前の良枝(樋口可南子)と祐次(田口トモロヲ)の関係が
あんなに簡単に元に戻るものなのだろうかも疑問。
しかしこの4人だけでなく、
映画館主・松蔵の宇崎竜童、
老いた留吉の原田芳雄、老いたトヨの中原ひとみら、
とにかく、役者がすべていいのだ。
抑え気味の味わいのある演技が、
この純愛映画を格調高いものにした。
印象に残る場面がたくさんある。
トヨと松蔵、留吉の3人が記念撮影をする場面、
捕らえてきたホタルを蚊帳の中に放った留吉の手をトヨが握る場面、
オリヲン座の最後の日、満席の観客席の前で挨拶をする老いた留吉、
どれもワタシにとってはツボ。
長まわしを実に効果的に使う監督の手腕も
忘れてはならない。
評価は★★★★★
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November 02, 2007

ウルトラセブンのアンヌ隊員こと、ひし美ゆり子が
久しぶりに映画出演する。
しかもヌードになるというのだから、
テレビにかじりついて見ていた世代としては、ちょっとしたニュース。
もうすぐ公開される「真・女立喰師列伝」、
オムニバス形式となっており、
第1話で主役を演じるのがひし美ゆり子。
若いころは、ピンク映画にも出ていたし、
ヌード写真集も出版されていたはずだが、
60歳という年齢を考えると、
よく思い切ったものだ、本人も、監督も。
聞くところによると、押井守監督は
アンヌ隊員の熱狂的ファンだという。
どんな作品に仕上がっているんだろうか、楽しみ。
でもこちらでの公開は年明けらしい。
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October 20, 2007

ケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」を見てきた。
'06カンヌ国際映画祭のパルムドール(大賞)受賞作だが、
期待どおりの傑作だった。
1920年代のアイルランドが舞台、
英国からの独立戦争が次第に内戦に移っていく様子を、
デミアンとテディーの兄弟を中心に描いている。
医師を志していたデミアン(キリアン・マーフィー)、
その夢を捨て、兄テディたちにより結成された義勇軍に身を投じていく。
彼らのゲリラ戦は,圧倒的な勢力を誇る英国軍を苦しめ、
停戦そして講和条約にこぎつけることができた。
しかし今度は独立のあり方を巡り、支持派と反対派が対立、
やがて同胞同士が戦う内戦へと発展する。
そして主人公デミアンとテディーの兄弟にも、
悲痛な運命が待っていた・・・
映画というよりドキュメンタリーに近い。
あまりに悲しく、あまりに虚しい。
どこでボタンを掛け違えたのか、
泥沼のような内戦の様子を見ながら、
ほかに方法はなかったものかと、
運命の残酷さを感じた。
仲間同士で殺し合う、兄弟同士で殺し合う、
こんな悲しいことって他にあるだろうか。
「誰のために戦うのか、何のために戦うのか」との問いに
答えは出て来ない。
評価:★★★★★
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October 15, 2007

久しぶりの映画鑑賞は「ミス・ポター」。
20世紀初頭のロンドンが舞台。
上流階級に育ったビアトリクスは、
子供のころからの夢であった、
うさぎの絵本を出版しようとしていていた。
印刷会社を何社も回り、
やっと出版してくれる会社を見つけた。
担当した編集者は、全くしろうとのノーマン。
しかし彼はビアトリクスの絵に魅了され、
二人で制作した絵本はベストセラーとなる。
二人はいつしか愛し合うようになるのだが
身分の違いから、ビアトリクスの両親は結婚を許すことはなかった。
そうしたなか、二人に不幸が訪れる・・・
映画は、ピーター・ラビットの作者として知られる
ビアトリクス・ポターの生涯を描いている。
晩年、彼女はナショナルトラスト運動に目覚め、
湖水地方の保護活動に携わることになる。
女性が活動しづらい時代に、自分の道を生き抜いていく自立した女性を
レニー・ゼルウィガーが見事に演じ切っている。
抑え気味に喜びや悲しみを表現する彼女の演技は
圧倒的に素晴らしかった。
場面のところどころでピーターら、
絵本のキャラクターたちが動き出す様子が、何ともかわいい。
あの「ベイブ」の監督らしい
アニメーションの使い方だった。
ケイティ・メルアが歌う主題歌“When You Taught Me How To Dance”も
この映画のイメージにぴったりのチャーミングな曲。
最後に流れてくる場面では、目頭が熱くなった。
評価:★★★★★
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September 03, 2007

映画の日に「オーシャンズ13」を見てきた。
オーシャン(ジョージ・クルーニー)率いる“犯罪ドリームチーム”が、
友情と復讐のために強盗計画を実行していく。
相手は世界的なホテル王ウィリー・バンク(アル・パチーノ)。
ラスヴェガスに建設するカジノ付きのホテルで
バンクのすべてを奪うための計画が進められていく・・・
豪華メンバーによる犯罪エンターテイメントといったところか。
残念ながらワタシの心にはまったく響かなかった。
というわけで、★星一つ
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August 21, 2007

ちまたで評判の映画「キサラギ」を見てきた。
金曜日の夜10時近くからの上映だというのに、
ほぼ満席だった。
売れないアイドル如月ミキが自殺、
その一周忌の追悼としてオフ会が開催された。
集まった5人のハンドルネームは、
家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、
スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、イチゴ娘(香川照之)。
ファンサイトを通じて知り合った5人、会うのは初めてのこと。
まずは、家元のコレクションやスネークの持参した生写真で盛り上がるが、
突然オダ・ユージが、
「如月ミキは自殺じゃない、殺されたんだ」と告白。
彼女の死を巡って推理と犯人探しが始まる・・・
脚本がいい、
そして5人の演技、
特に今や性格俳優といえばこの人、香川照之の演技に大きな拍手。
2つの顔を持ったスネークこと、小出恵介も予想外の健闘。
塚地武雅は地でやっているのだろう。
その登場するタイミングが抜群で、
ここでも監督と脚本家に布団1枚。
5人の意外な正体が次々と明らかになっていくのが、
観客にとっては快感。
詳しくは書かないが、
ラスト近くにとても楽しくて、
ちょっぴりしんみりとしたシーンが準備されている。
そして、エンディング。
宍戸錠が登場する場面。
これは困った、でも笑い飛ばそう(笑)
というわけで、★★★★★
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August 18, 2007

シネマコンプレックスが近くにオープン、
記念イベントで、アンコールシネマと題し、
ちょっと前の映画10本を500円で上映している。
この日見たのはソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」。
スキャンダラスな王妃マリー・アントワネットが主人公。
しかし重厚な歴史映画ではない。
あえて言えば、青春映画、あるいはファッション映画か。
ポップでアヴァンギャルドな演出に驚嘆、
よくぞここまでやってくれたと。
美しいというよりかわいい衣裳やパンプス・ミュール、装飾品の数々、
ケーキやマカロンなど色とりどりのスィーツが、
マリーの心の焦燥感、無力感をよりいっそう際立たせ、
観客も感傷的になってしまう。
(もちろん全員ではないけれど、少なくともワタシは)
この斬新な映像を盛り立てるのが音楽。
80年代の“ニュー・ロマンチック・ミュージック”と呼ばれる、
ロック&ポップスを全編にちりばめている。
仮面舞踏会の場面でも使われているなんて、
驚きを通り越して爽快!
マリー役は、スパイダーマンの恋人MJを演じるキルステン・ダンスト。
どう見ても芋姉ちゃんにしか見えないこの女優を
天下のマリー・アントワネットに見立ててしまった、
ソフィア・コッポラ監督、恐るべし。
というわけで★★★★★の満点。
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August 13, 2007

モーツァルトの傑作オペラ「魔笛」の映画化。
ほとんどカットなし、原曲どおりに進行するというので
見るまでは楽しみ半分、不安半分だった。
聴き慣れた序曲が流れてくると、いきなりぶっ飛んだ。
何と舞台設定は戦争、しかもモーツァルトの時代ではなく
第一次世界大戦のころか。
ただし、世界が二極に分かれての戦いではなく、
小国同士の戦いであることが分かる。
タミーノやパパゲーノが塹壕の中で歌い出す、
さらには、看護婦姿の三人の侍女が登場する。
彼女たちが妙に色っぽい、
途中で上着を脱いで胸部を露出する場面にはどきっとした。
夜の女王は、げっ、戦車の上に乗って登場し、
1曲目のアリアでは横顔の鼻から下がどアップ、
口をパクパクさせる背景には、おもちゃのような戦車が走り回っている。
2曲目の復讐のアリアでは、空をものすごいスピードで飛びまくる。
腹を抱えて笑ってしまった。
本来は笑う場面ではないのだけれど。
もともとこのオペラはストーリーが破綻しているのだから、
これくらいのお遊びをしても全然違和感を持たなかった。
エンディングは余りに自然というか、予想通りだったが、
まあこんなものかと納得。
一番、おかしいなと感じたのは、
モーツァルトの繊細な音楽が、
ずっとDOLBYサウンドの大音響で聴こえてきたことと、
歌詞が英語であったこと。
これは映画だと割り切れば大したことではない。
というわけで、映画「魔笛」をワタシ的には十分に堪能した。
5段階評価は満点の★★★★★
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July 17, 2007

今年初めに見逃した、
R.ドナルドソン監督の「世界最速のインディアン」、
近くの名画座で1週間だけ、朝一番に上映されるというので
早起きして見てきた。
バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は、
ニュージーランドの小さな町で一人暮らしをしている。
毎日、朝早くから愛車のバイク、
1920年型インディアン号のエンジンを轟かせる。
彼の夢は、米国ユタ州のボンヌヴィル塩平原で行われる大会で
スピードの世界記録に挑戦することだ。
60歳を過ぎて年金暮らし、
心臓と膀胱に持病を持つ彼には、夢のような話。
しかし、このまま夢で終わらせたくないと決心を固め、
周りからの励ましを受けながら、
インディアン号とともにユタ州へ向かう・・・
アンソニー・ホプキンスが、実在のライダーを演じたロードムービー。
米国に乗り込んでから知り合う人たち、
おカマのホテルフロントウーマン、
中古車屋のスペイン系の社長、
夜をともにする一人暮らしの老女、
皆、魅力的でいい人ばかり。
そして最後のスピードに挑戦する場面の爽快感、
実に後味のいい映画だった。
少年役のアーロン・マーフィー、
抑えた演技が実に憎い。
おじいちゃんと少年という組み合わせは、
「ニュー・シネマ・パラダイス」、
「ウォルター少年と、夏の休日」などが思い浮かぶが
どれも傑作ぞろい。
ワタシにとってはツボかもしれない。
というわけで、★★★★★
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July 08, 2007

ペドロ・アルモドバル監督の「ボルベール〈帰郷〉」を見てきた。
マドリッドに住むライムンダ(ペネロペ・クルス)と
15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)の母娘。
ある日、ライムンダの留守中に、夫がパウラに関係を迫り、
抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。
娘のため必死に事件の隠蔽を図るライムンダのところに、
姉ソーレ(ロラ・ドゥエニャス)から、叔母の死んだと連絡が入る。
ソーレが葬儀に参列しようと叔母の家に入ると、
4年前、火事で父とともに焼け死んだはずの
母イレネ(カルメン・マウラ)の姿が。
一方、ライムンダ姉妹の幼友達であり、
叔母の隣に住むアウグスティナ(ブランカ・ポルティージョ)は、
ヒッピーの母が失踪した理由はにライムンダの母にあると考えていた・・・
昨年のカンヌ国際映画祭で、
出演6人が全員最優秀主演女優賞を受賞した作品。
その評価のとおり、
アルモドバル監督の描く女性たちが素晴らしい。
さらに、脚本と構成、映像と音楽、
どれを取っても完ぺきな芸術作品に仕上がった。
今年一番の傑作。
見どころは多いが、
レストランの前でライムンダ役のペネロペ・クルスが、
タンゴの名曲「ボルベール」を熱唱する場面、
吹き替えとわかってはいても胸を打たれた。
というわけで、文句なしの★★★★★
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July 05, 2007

クリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」を見てきた。
19世紀末のロンドンで繰り広げられる
2人のマジシャンの物語。
アンジャー(ヒュー・ジャックマン)とボーデン(クリスチャン・ベイル)は
友人であり、ライバルでもある人気マジシャン。
ところが、アンジャーの妻(パイパー・ペラーボ)が、
脱出マジックのときに、事故で亡くなってしまった。
ほどけるはずの縄を結んだのはボーデンで、
意図的だったのか不注意だったのかは分からずじまい。
その後の2人は、お互いに足を引っ張り合うようになる。
やがて2人は「瞬間移動」のマジックで争うことになるが、
そっくりさんを使ったアンジャーに対し、
ボーデンの芸は完璧で、誰にもトリックが分からない・・・
ネタばれになるのでこれ以上は書かないが、
なんだそんなことっていう単純なもの。
まあ、マジックってそんなものかもしれないけど。
見終わって、ストーリーを思い出しながら
もう一度見たくなってしまった。
単純なトリックなのに、ではあの場面はどっちだったの?
なんて考えると、気になってしまう。
あ、これ以上はダメだね。
おもしろかったけれど、問題が無くもない。
最後に登場する、オカルトというか、非科学的なマシーンのこと。
これはないよ、と思う。
ただし、マイケル・ケインと
スカーレット・ヨハンソンの演技は絶品。
というわけで、★★★★
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June 11, 2007

映画「街の灯」が生オケ付きで上映されるというので
多治見まで見に行った。
街の灯はいわずと知れた、チャップリンの不朽の名作。
私も高校時代にスクリーンで見て以来、
オールタイムベスト10を聞かれたら
必ず上位に挙げているほどのお気に入り作品。
たぶん、一番泣ける映画だと思う。
泣けるというのは、感動と笑いの両面で。
1930年代の不況の中、
浮浪者が街角で花を売る美しい娘に出会った。
娘は盲目であったが、金さえあれば手術が受けられるという。
金策に走り回る浮浪者、
一攫千金を夢見て、ボクシングにも挑戦する・・・
ボクシング場面は笑えて、笑えて、涙が止まらない。
そして映画史上に残るエンディングにも、これまた涙。
さて、生オケ付きの上映会ということで、
大きなスクリーンの前、いわゆるオケピットに位置に
京都市交響楽団が入っていた。
効果音を担当する打楽器は
ピット内でなく舞台の両袖に陣取り、
指揮者というより、映像を見ながら演奏していたように思う。
生演奏は大迫力で最初、違和感を感じたが
次第に慣れてきて、スクリーンの中に引き込まれていった。
それよりも感動的だったのは、
パーカッション群による生の効果音。
ピストルの発射音、ボクシングのゴング、ピアノの音色、
その他さまざまな擬音など臨場感あふれる演奏で、
70年以上も前の白黒無声映画に新しい生命を注ぎ込んだ。
斉藤一郎指揮京都市交響楽団によるこの企画、
すでに3本が上映されたらしい。
「キッド」「モダンタイムス」そしてこの「街の灯」、
今後も続くのなら、他の作品もぜひ見てみたい。
●喜劇王チャプリン 没30年記念事業
「街の灯」オーケストラ Live Cinema
'07.6.9 多治見市文化会館大ホール
指揮:斉藤一郎
演奏:京都市交響楽団
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May 21, 2007

ハロルド(ウィル・フェレル)は国税庁の会計検査官。
毎日同じペースで平凡な生活を送っていた。
ある日突然、彼の頭の中に女性の声が割り込んで来て、
ハロルドの生活を管理するようになった。
その女性とは小説家(エマ・トンプソン)、
ハロルドは彼女の小説の主人公であり、
エンディングで死ぬことになってる。
それを知ったハロルドが、自分の運命を何とか変えようと
さまざまな努力をするのだが・・・
と、ストーリーはこんなところだろうか。
ジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」に似たイメージだが、
ワタシにはピンと来なかった。
で、これ以上は書かない。
エマ・トンプソンの快演のみが印象に残った作品。
「ネバーランド」で今後を期待したマーク・フォースター監督だが
今回は空振りであった。
というわけで、評価は★★
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May 12, 2007

映画「バベル」を見てきた。
3つの国で起こった出来事を相互に描いていく群像劇。
夫婦仲の危機を迎えたアメリカ人夫婦
(ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット)が、
子どもをベビージッターに預けてモロッコへ旅行に。
現地の子どもたちが撃った銃の弾が、
偶然、妻に当たってしまう。
手当をしようと右往左往する夫、
辺ぴな町で医者を呼ぶと、なんと獣医師だった・・・
一方、アメリカで、夫婦の子どもたちを預かっているベビーシッター。
予定通り帰ってこない夫婦に業を煮やし、
息子の結婚式に参列するため、
子どもを連れて母国メキシコへ向かう・・・
日本では聾唖の女子高生(菊地凛子)が主人公。
理解しがたい衝動的な行動を繰り返す。
彼女の母は短銃自殺をし、今は父と二人暮らし。
しかし、父(役所広司)には彼女の行動を止められない・・・
いろいろな見方ができる映画で、
周りに聞いてみても評価はさまざま。
疑問に感じる点も多く、どうもすっきりしない。
タイトル「バベル」とは、
アメリカ人夫婦が子どもを亡くしたのはなぜ、
女子高生の母はどうして自殺したのか、
刑事に渡した手紙の内容は・・・
3つのストーリーの中でも東京は特別に扱われていると感じる。
親子が住む高層マンションはバベルの塔の象徴なのだろう。
ラスト、ベランダで裸になった娘を驚きもせず抱きしめる父、
うがった見方をすれば、この二人の関係はもしかすると・・・
母が自殺したのも父娘の関係を疑った、
いや自殺ではなかったのかも、
刑事に渡した手紙には真実が書かれていたのではないか。
いろいろ想像(妄想)が膨らむのも悪くはない。
ただ、エログロは何とかならないのか。
ニワトリの場面とか、アメリカ人妻のキズを縫う場面って、
本当に必要なの?
というわけで、評価は★★★
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May 09, 2007

映画「クィーン」を見てきた。
97年8月、ダイアナ元妃がパリで事故死した。
チャールズ皇太子とは離婚していたとはいえ、
王室とは無関係とばかりに公式コメントもしないエリザベス女王(ヘレン・ミレン)。
一方、就任したばかりのブレア首相(マイケル・シーン)は、
すぐさま追悼のコメントを出して、国民の支持を得る。
ダイアナの死を悼む声は次第に高まるにつれ、
王室への批判が集中し、
今後も威厳を保ち続けるべきか、
あるいは自らの感情に反し国民の前に登場すべきか、
苦悩する女王・・・
悲惨な事故からまだ10年もたっていないのに、
このようなリアリティのある映画が撮られたことに対し
驚くとともに違和感を感じた。
たしかにおもしろい脚本だ。
皇太后の毒舌ぶりや、本人よりもずっと人間臭いブレア首相、
徹底的にヨメを嫌うおかあさんのような女王、
実名の登場人物たちが個性的で大いに楽しませてくれた。
しかし、ダイアナ元妃の素行や、
同時に亡くなった恋人についてはまったく触れられておらず、
そんなきれいごとじゃないよなと、少々興ざめ。
と、悪いことばかり書いたが、
オスカーを獲得したヘレン・ミレンの、
緊張感のある圧倒的な演技、
実写フィルムを巧みに取り込んだ映像美、
テンポのよい脚本など、映画としては一級品であることを
申し添えておく。
というわけで、★★★★
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May 07, 2007

大型連休の後半、
大入りのシネコンで「スパイダーマン3」を見てきた。
いまやNYで押しも押されぬ英雄なったスパイダーマン。
その正体であるピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、
恋人の女優MJことメリー・ジェーン(キルステン・ダンスト)との仲も好調で、
いよいよプロポーズと意気込む。
ところがMJのほうは初の主演舞台を降ろされて意気消沈。
そんな折、ピーターの叔父を殺した真犯人が脱獄したとの知らせが入る・・・
やがて謎の黒い生命体に取りつかれ、
黒づくめのブラックスパイダーマンと化した彼は、
性格も徐々に凶暴となり、精神をも乗っ取られることに・・・
この映画、あまりに多くのエピソードを詰め込みすぎている。
ワタシは見ていて消化不良を起こしてしまった。
もっとシンプルな脚本にならないものだろうか。
NYの高層ビル街を糸を使って飛び回る自慢のアクションシーンも
さすがに第3作ともなれば飽きてくるし、
戦闘シーンはあまりに激しすぎて、
ワタシのような中年の目では追っていけない。
というわけで、少々、というか随分、期待はずれに終った。
5段階評価は、★★★
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May 05, 2007

レオナルド・ディカプリオが、
アカデミー賞主演男優賞候補となった
「ブラッド・ダイヤモンド」を見た。
90年代、アフリカ大陸の小国、シエラレオネが舞台。
漁師のソロモン(ジャイモン・フンスー)の村が、
反政府ゲリラRUFに襲われ、家族は散り散りとなる。
ソロモンは捕らえられ奴隷としてダイヤモンド採掘場に送られる。
そこで偶然、ピンクダイヤの原石を見つけ、
監視の目を盗み土の中に埋めて隠す。
ひょんなことからこのダイヤの存在を知ったのが
密輸商人のアーチャー(レオナルド・ディカプリオ)。
ソロモンに、ダイヤと交換に彼の家族を捜し出すと約束する。
アーチャーは女性ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)に
ダイヤ密輸の特ダネを提供することを条件として、
2人を紛争地から脱出させるように依頼する・・・
見ていて何とも辛い映画だ。
アフリカ大陸の貧しい国で、ダイヤが金を生むことがわかり、
政府と反政府ゲリラとが国を二分してその採掘を目指す。
ダイヤを売った金で武器を購入し、
内戦がしだいに激しくなっていく。
ゲリラは村々を襲撃しては略奪と残虐行為を繰り返し、
男たちを殺すか、復讐ができないよう両手を切断する、
あるいは体力のあるものは強制連行し、
ダイヤ発掘のための奴隷として働かせる。
連れ去った子供たちをゲリラ側の少年兵として教育し、
略奪に参加させる。
このような悪夢の連鎖により、内戦が激しさを増す。
やるせないのは、
この国の人たちを食いものにしているのが
先進国であるという事実。
そして最終的にはダイヤを欲しがる人たちであること。
話題作が次々と上映されているGW、
娯楽作品のなかに埋もれてしまいそうだが
ぜひ見ておきたい硬派の映画。
というわけで、5段階評価は★★★★★
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April 30, 2007

大型連休前半の最終日に、
映画「ホリデイ」を見てきた。
近くのシネコンでは、
この日、この時間が最終回ということもあって、
席の半分くらいが埋まっていた。
ロンドンの新聞記者アイリス(ケイト・ウィンスレット)と、
LAの映画予告製作者アマンダ(キャメロン・ディアス)は、
共に失恋したばかり。
失意のうちにネット上の「ホームエクスチェンジ」に応募、
お互いの住居を交換し合うことになる。
そこで、アマンダはアイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)と、
アイリスはマイルズ(ジャック・ブラック)と知り合い、
新たな恋の展開が・・・
この4人と元彼、元彼女が
くっついたり、離れたり、
言ってみればそれだけの話。
ちょっとがっかりした。
劇中、有名な映画音楽が流れたり、
俳優が数秒登場したりと、
映画ファンにとってはうれしい仕掛けがいくつもあって、
楽しませてくれる。
しかし予告編で流れた「We are all alone」が
掛からなかったのは、なぜ?
この映画、C・ディアスやJ・ロウのファンのためにある
と、言い切ってもいいのではないか。
というわけで、5段階評価は★★★☆
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April 29, 2007

映画「ラブソングができるまで」を見てきた。
アレックス(ヒュー・グラント)は、
’80年代に一世を風靡したアイドル・バンドの元ヴォーカル。
しかし現在は遊園地での巡業くらいしか仕事がない
落ちぶれミュージシャン。
ある日、幸運が巡ってきた。
今をときめく歌姫・コーラ(ヘイリー・ベネット)から、
新曲を書いてほしいという依頼があったのだ。
しかし彼は作曲はできても、作詞がうまくいかない。
いいタイミングで、観葉植物の世話をするアルバイトとして
彼の部屋にやってきたのがソフィー(ドリュー・バリモア)。
偶然、彼女に作詞の才能があることがわかり、
コーラへ提供するラブソングづくりを
一緒に取り組むことになった・・・
とにかくヒュー・グラントとドリュー・バリモアがいい。
今や彼はロマンチック・コメディの王ともいうべき存在。
ドリュー・バリモアは最近、米誌 People が選ぶ2007年の
「最も