新日本フィル 音楽夜会“指環伝説”
アルミンク指揮新日本フィルのサントリー定期を聴いてきた。
久しぶりのサントリーホール、客の入りは8割くらいか。
前半はベートーヴェン交響曲第1番。
ティンパニーが小さめだったけど古楽器?
テンポは思ったほど速くなく、オーソドックスな演奏。
木管の音色が気持ちよくて、
もう少しで眠りに入るところだった。
メインのワーグナーは、
上演するのに4日間かかる楽劇「ニーベルングの指環」を
1時間の管弦楽に編曲したという珍しい曲。
歌が無いのでさみしいが、
集約されたワーグナーラサウンドは聴き応え十分。
指環を聴きなれていない人でも楽しめるが、
聴き込んでライトモチーフが理解できる人なら
もっと楽しめるだろう。
同伴した長女と妻は前者。
でも事前にこの編曲版を聴きながら
指環のどの場面かをレクチャーしておいたので
ストーリー性も理解でき、
迫力あるオーケストラサウンドを十分に堪能したようだ。
最初のホルンのキズに引きずられて
ホルン全体のアンサンブルが乱れたのは残念だったが、
全体としてはバランスの取れた見事な演奏だったといえる。
●新日本フィルハーモニー交響楽団 #483 定期演奏会
音楽夜会“指環伝説”。
ワーグナー・サウンドが誘う、闇のファンタジー
'11.9.15 サントリーホール 2階Cブロック4-17
指揮:クリスティアン・アルミンク
ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調
(休憩)
ワーグナー作曲(ヘンク・デ・フリーヘル編)/
『ニーベルングの指環』~オーケストラル・アドヴェンチャー
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