2日目は男木島と女木島を回った。
高松港から女木島は目の前。
フェリーを使って、先に遠い男木島を訪れた(40分)。
【男木島】
この島は狭いエリアに多くの作品が点在しているので
2時間あれば回れる。
ただし、道が狭く高低差もあるので迷路のよう。
地図を見ながら効率良く回らないと
見落としたり、迷子になったりする。
ここでの私のお気に入りは「音の風景」。
竹を材料にしたオブジェが
民家と家畜小屋に、所狭しと吊り下げられ、
涼しげな音色を奏でていた。
川島猛とドリームフレンズの「想い出玉」が面白かった。
新聞、雑誌や手紙、日記などの紙を丸めたもので、
中に情報や時の流れ、思い出がいっぱい詰まっている。
壁を白い和紙で覆った民家の部屋に、、
手で握れるものから、
直径50、60センチはあろうかという大きなものまで、
さまざまな大きさの玉がころがっている。
来訪者が自由にメッセージを書き込めるコーナーもあり
それもまた想い出玉になっていく。
北山善夫の「男木島伝説」、
インパクトは一番だったが、
口ではうまく表現できない。
生理的に好きになれなかった。
○男木島の魂(ジャウメ・プレンサ)
○大岩島(大岩オスカール)
○カラクリン(井村隆)
○音の風景(松本秋則)
○海と空と石垣の街(中西中井)
○Sea Vine(高橋治希)
○想い出玉が集まる家(川島猛とドリームフレンズ)
○オルガン(谷口智子)
○誕生─性─生─死─家─男木島伝説(北山善夫)
○漆の家プロジェクト(漆の家プロジェクト)
○オンバ・ファクトリー(オンバ・ファクトリー)
○雨の路地(谷山恭子)
○島こころ椅子プロジェクト(島こころ椅子プロジェクトグループ5)
○路地壁画プロジェクトwallalley(眞壁陸二)
○ウォールワーク5 ?カモ島からカモ神社へ?(J.ダーリング&L.フォーウッド)
○うちわの骨の家(西堀隆史)
【女木島】
男木島から女木島まではフェリー(20分)。
港に到着したらすぐに鬼ヶ島大洞窟行きのバスに乗る。
10分ほどで頂上に到着。
ここからさらに徒歩で洞窟へ。
中にあるのがサンジャ・サソの作品。
外に出てロルフ・ユリアスの「緑の音楽」を見たら
またバスで港周辺へ。
廃校を利用した福武ハウスは、
杉本博司、森村泰昌など著名な作家の作品がそろい、
映像も多いので、時間を掛けて回りたい。
ここだけで2時間ほしいところ。
「不在の存在」は仕掛けがあるので見逃さないこと。
分からなければスタッフに聞くといい。
併設のレストランはなかなか雰囲気のいいお店。
時間があればここで食事をとりたかった。
○鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利(サンジャ・サソ)
○緑の音楽(ロルフ・ユリアス)
○福武ハウス2010
○不在の存在(レアンドロ・エルリッヒ)
○均衡(行武治美)
○愛知芸大・瀬戸内アートプロジェクト(同大学アートプロジェクトチーム)
○カモメの駐車場(木村崇人)
○20世紀的回想(禿鷹墳上)
【高松】
女木島から高松まではフェリー(20分)。
ホテルで温泉に入ってから高松2日目の夜。
まずはホテル向かいのラーメン店でラーメンとぎょうざ。
2軒目は、その近くの
LPレコード販売をしながらお酒が飲めるお店(店名を忘れてしまった)へ。
そしてもう1軒、古本店「な夕書」へ。
ここは、事前に電話で予約しないと開けてもらえない。
8時半に行く約束をして
時間どおりお店の前に足を運んだ。
しばらくして自転車に乗って現れたのが店長。
お店は築50年以上の古い2階建で、
古本が本棚、机の上、床など
いたるところに置かれていて
足の踏み場もないくらい。
面白い雑誌があったけれど、
荷物になるので見るだけにした。
価格はほとんどが時価、
いくらだったら欲しい?と聞いて
その値段で売るのだそうだ。

男木島の玄関口その名も「男木島の魂」

鏡を巧みに使った大岩オスカールの「大岩島」

音が涼しげな松本秋則の「音の風景」

高橋治希の「Sea Vine」枝葉はすべて陶器

小さなおうちがかわいい中西中井の「海と空と石垣の街」

川島猛とドリームフレンズの「想い出玉」

「漆の家」から見た瀬戸内の海

オリーブの根を積み上げた「ウォールワーク5 –カモ島からカモ神社へ 」

時間を掛けて回りたい「福武ハウス」

砂浜で存在感を示す禿鷹墳上の「20世紀的回想」
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