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August 18, 2011

木暮荘物語/三浦しをん

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三浦しをんの「木暮荘物語」を読んだ。

おんぼろアパート「小暮荘」の住人や
取り巻く人々の7つの物語。
ほんわかとした雰囲気の心温まるお話かと思いきや、
個性的な人たちが次々に登場する。

死ぬ前にもう一度sexをしたいと願う老人
3人の男と関係を結ぶ女子大生、
女子大生の部屋をのぞくことが生きがいの会社員、
今カレ、元カレの3人で共同生活を始める女、
ほんわかどころか、もう、どろどろの世界。

でも、登場人物がゆるやかにつながり、
一緒になって笑い、涙を流し、
とてもいい気分にさせてくれる1冊。

★★★★

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August 17, 2011

コクリコ坂から(宮崎吾朗監督)

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宮崎吾朗監督の「コクリコ坂から」を見てきた。

傑作とまでは言えないが、
味わいのある秀作。
このところ、心身ともに疲労し切っていたので、
とても癒されたし、涙腺も緩んた。

全編を通じて流れる武部聡志の音楽が
映像に合致して心地良かった。

★★★★☆

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August 16, 2011

一週間/井上ひさし

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井上ひさしの「一週間」をやっと読むことができた。
著者の遺作であり、重量級の傑作。

ソ連による日本人捕虜のシベリア抑留という
重いテーマを真正面から取り上げている。
膨大な資料をもとに構成され、
ノンフィクションのようなリアリティを感じる。

ストーリーはどんでん返しの連続で、
まるで冒険活劇を見ているかのよう。
これだけ大きなテーマにもかかわらず、
笑いをうまく取り入れるところなど、本当に憎い。
多くの人に読んでもらいたい作品。

山下勇三のイラストレーションと、
和田誠の装丁も秀逸。

★★★★★

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August 15, 2011

ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック監督)

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テレンス・マリック監督の
「ツリー・オブ・ライフ」を見てきた。
2011年カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作品。

これは理解しようとして出来る映画ではない。
息を飲むような壮大な映像と
全編に流れるクラシック音楽を“感じる”映画。

父親がクラシック好きという設定のため
マーラー交響曲第1番第1楽章冒頭部、
スメタナの「我が祖国〜モルダウ〜」、
ベルリオーズ「レクイエム」などが
次から次へと流れる。
驚くべき映像といい、このクラシック音楽といい、
キューブリックの「2001年宇宙の旅」を
思い起こさせてくれる。

少ない出演者の中でも、
主演のブラッド・ピットの妻を演じた
ジェシカ・チャステインが
母親としても一人の女としても魅力的だった。

巷での評価は真っ二つに分かれている。
家族の絆を描いた感動作、
そんなのを期待していたら大きく外れるに違いない。

ちなみに、わたしが見た映画館では
イビキをかいている人が数人、
途中で映画館を出た人が5人いた。

★★★★★

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