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August 15, 2011

ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック監督)

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テレンス・マリック監督の
「ツリー・オブ・ライフ」を見てきた。
2011年カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作品。

これは理解しようとして出来る映画ではない。
息を飲むような壮大な映像と
全編に流れるクラシック音楽を“感じる”映画。

父親がクラシック好きという設定のため
マーラー交響曲第1番第1楽章冒頭部、
スメタナの「我が祖国〜モルダウ〜」、
ベルリオーズ「レクイエム」などが
次から次へと流れる。
驚くべき映像といい、このクラシック音楽といい、
キューブリックの「2001年宇宙の旅」を
思い起こさせてくれる。

少ない出演者の中でも、
主演のブラッド・ピットの妻を演じた
ジェシカ・チャステインが
母親としても一人の女としても魅力的だった。

巷での評価は真っ二つに分かれている。
家族の絆を描いた感動作、
そんなのを期待していたら大きく外れるに違いない。

ちなみに、わたしが見た映画館では
イビキをかいている人が数人、
途中で映画館を出た人が5人いた。

★★★★★

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Comments

ずばり「家族の絆を描いた感動作」と思ってました。

たぶん僕には合わないので見るのやめます。

「カーズ2」は見ましたか?

Posted by: もんきち | August 16, 2011 08:49 PM

もんきちさん

それはやめたほうがいいです。

カーズ2は今週末、見ようと思ってます。
ピクサーは外れが無いですからね。

Posted by: るうかす | August 17, 2011 11:57 PM

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