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May 26, 2011

恋する空港—あぽやん2/新野剛志

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新野剛志の「恋する空港—あぽやん2」を読んだ。
「あやぽん」の続編となる連作短編集。

旅行会社の空港営業所を舞台にした、どたばたコメディ。
「あぽやん」とは“AIRPORT”を略した“APT”(アポ)に、
「やん」をつけてた愛称で、どちらかというと蔑んだ言い方。

前作で新人だった遠藤がスーパーバイザーに昇格。
新人の育成や営業所内のとりまとめに
苦労する様子を描いている。

妙なキャラクターの人物がたくさん登場し、
さまざまな事件が起きる。
はらはらしながら最後まで読み終えたが、
どの事件も設定に無理があり、
心から楽しめなかった。

どちらかというと前作がわたしの好み。

★★★☆

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May 25, 2011

METライブビューイング「カプリッチョ」

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ちょっと前に見てきた
METライブビューイングのレビュー。

R.シュトラウスの「カプリッチョ」。
劇中劇で、内容も音楽も比較的地味、
ドラマチックな場面には乏しいオペラ。
しかし、二重唱、四重唱、八重唱と
多様なアンサンブルには圧倒された。
特にルネ・フレミングの存在感はさすが。

途中、イタリアオペラ風の二重唱や、
コミカルなバレエの場面が。
プロンプターの登場も大サービス。
長いアリアのあと、静かに幕を閉じるのは
いつものR.シュトラウス。
貧のいい大人のオペラといった印象。

2時間50分弱、休憩無しは少々辛かった。
また高齢の観客が多く、
途中でトイレに行く人が少なくなかった。

今シーズンのライブビューイング、
残すところは、イル・トロヴァトーレとワルキューレ。
どちらも大好きな演目なので見逃せない。

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May 24, 2011

明日に向って撃て!(ジョージ・ロイ・ヒル監督)

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ジョージ・ロイ・ヒル監督の「明日に向って撃て!」を見てきた。
アメリカン・ニューシネマの傑作として名高い作品で、
高校時代以来、35年ぶりの映画館での鑑賞。

実在した銀行強盗、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)と
サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)の物語。
二人は列車強盗を繰り返すうちに、
鉄道会社が雇った刺客にしつこく追跡される。
命からがら逃げ延びたが、
ブッチの発案で南米ボリビアへの逃亡を決めた。
エッタ(キャサリン・ロス)とともに・・・

西部劇なのだが、
新鮮な演出とバート・バカラックの軽快な音楽により
青春映画のような味わいのある作品に仕上がっている。
主演の二人の会話もユーモアに富んで楽しい。
まさにニューシネマの名にふさわしい。

ラストシーンのストップモーション、
分かってはいるが、
衝撃で終演後もしばらく席を立てなかった。

★★★★★

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May 22, 2011

第13節 FC岐阜vs徳島ヴォルティス

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徳島ヴォルティス戦の応援のため、

長良川競技場へ行ってきた。

両チームの力の差が出た試合。
前半は踏ん張って0-0で終えることができた。
しかし後半は徳島のパスが面白いように回り
岐阜のディフェンスは崩壊状態。
2点を失ったが、それ以外にも危険な場面はたくさんあった。

攻撃もちぐはく。
一つ一つのプレイの精度が低い、
ルーズボールが全く拾えない、
手の施しようがないという印象を受けた。

このチームをどうやって立て直すのか、
監督の手腕に期待したい、と言いたいところなのだが・・・

1勝5敗1分、勝点4、最下位の20位、
これが現在のFC岐阜の成績。

《今シーズンの観戦歴》
● 3月5日 vs大分トリニータ 0-1
○4月30日 vs水戸ホリーホック 2-1
●5月8日 vs東京ヴェルディ 1-3
●5月22日 vs徳島ヴォルティス 0-2

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May 12, 2011

トゥルー・グリット(コーエン兄弟監督)

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コーエン兄弟が監督した西部劇「トゥルー・グリット」を見た。
ジョン・ウェインのオスカー獲得作品
「勇気ある追跡」のリメーク版。

父を殺された14歳の少女(ヘイリー・スタインフェルド)が
二人の男を引き連れ敵討ちをする物語。
と言っても、そこはコーエン兄弟、
少女の回顧録として話を進めながら、
ラストに余韻の残る幕引きを準備している。

少女と一緒に敵を追う
ジェフ・ブリッジスとマット・デイモンはさすがの快演だった。
しかしそれ以上に、ヘイリーの存在感が際立っていた。

★★★★★

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May 11, 2011

ある日どこかで(J.シュワルツ監督)

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ヤノット・シュワルツ監督の
「ある日どこかで」を見てきた。

1980年に初上映されたSFラブストーリー?
明らかにB級の映画だが、
切ない場面が何度も登場し
気がついたらエンドロールが流れていた。

ヒロインのジェーン・シーモアは、
この役柄は彼女しかいないと言い切れるくらいのはまり役。
上品な美しさにうっとりした。
一方、クリストファー・リーヴはどうなんだろう、
適役かどうかは意見の分かれるところ。

ジョン・バリーの作曲したテーマ曲は情感があふれていた。
また、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」から
第18変奏曲が効果的に使われていた。

心に残る映画がまた1本増えた。
TOHOシネマズ「午前10時の映画祭」での上映。

★★★★

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May 10, 2011

塔の上のラプンツェル

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B.ハワード監督、N.グレノ監督のアニメーション映画、
「塔の上のラプンツェル」を見てきた。

わたしの周りではとても評判のいい作品。
なかなか見る機会に恵まれず、
近くの映画館の最終日に、何とか滑り込んだ。

ディズニー映画は、この作品でも期待を裏切らない。
美しい映像に終始、目を奪われた。
しかし、もっと心に響いたのは音楽。
ミュージカル風とでもいうのか、
いや、オペラに近いイメージかな。
作品を通して流れるオーケストラの重厚なサウンドを堪能した。

残念だったのは日本語の吹き替え版だったこと。
歌も日本語に訳され日本人歌手が歌っている。
できるなら字幕版を見てみたい。

ともあれ、だれにも自信を持っておすすめできる
傑作ファンタジー映画。

★★★★★

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May 09, 2011

METライブビューイング「オリー伯爵」

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METライブビューイングの「オリー伯爵」を見てきた。

ロッシーニの晩年のオペラで、
ほとんど上演されることはない。

フローレス、ダムラウ、ディドナートの
主役3人が素晴らしい。
有名なアリアはないのだが、
重唱や合唱では鳥肌が立ちっ放しだった。

劇中劇という設定で、演出はオーソドックス。
見どころは女性たちの衣装。
赤やピンクを基調とした品のいい色合いのドレス、
帽子、髪型など、
見ていて飽きなかった。

2幕になると、侍たちのガーターベルト姿も登場し、
大人向けの演出になってくる。
適度に下品なのもいい。

オペラは初心者という方にも
自信を持っておすすめできる作品。
上映は今週金曜まで。
ぜひお見逃しのないよう。

次回のライブビューイングは
来週末からR.シュトラウスのカプリッチョ。
その後はイル・トロヴァトーレ(ヴェルディ)、
ワルキューレ(ワーグナー)とポピュラーな作品が続く。

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May 08, 2011

第11節 FC岐阜vs東京ヴェルディ

東京ヴェルディ戦の応援のため。
長良川競技場へ行ってきた。

ここまで1勝3敗と波に乗れないFC岐阜。
今回の相手は最下位の東京ヴェルディとあって
負けられない一戦。

ところが結果は1-3の完敗。
嶋田正吾の見事なループシュートは見られたが
終始、自分たちのリズムをつかむことができなかった。
ちょっと重症かもしれない。
故障から復帰した押谷祐樹の元気のなさも不安材料。

とうとう最下位。
何を突破口にすればいいのだろう・・・

《今シーズンの観戦歴》

● 3月5日 vs大分トリニータ 0-1
○4月30日 vs水戸ホリーホック 2-1
●5月8日 vs東京ヴェルディ 1-3

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May 07, 2011

第9節 FC岐阜vs水戸ホリーホック

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4月30日のレポートが、まだ挙げてなかったので・・・

震災でずっと中断していたJリーグ。
再開直後の水戸ホリーホック戦の応援のため

長良川競技場へ行ってきた。

ここまで2戦2敗のFC岐阜。
相手は今シーズン負けなし、
しかも強豪を相手に2連勝という水戸。
ところが結果は2-1で見事な勝利。

開始早々2分に佐藤洸一が決めた1点が大きかった。
後半も嶋田正吾が豪快なシュートを蹴り込み2点目。
水戸の猛攻撃を1点に抑え
初勝利をホームで挙げた。

《今シーズンの観戦歴》



● 3月5日 vs大分トリニータ 0-1
○4月30日 vs水戸ホリーホック 2-1


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May 04, 2011

SONGBIRD COFFEE

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前から行こうと思っていた、
京都の“SONGBIRD COFFEE”。
二条城の北東にあって、
最寄りの地下鉄二条城前駅からも徒歩5分ほど。

コーヒーは4種類から選べる。
京都の「かもがわカフェ」「六曜社珈琲」、
名古屋の「よしおかコーヒー」
そして岐阜の「シェルパコーヒー」。

迷った末、「よしおかコーヒー」に。
大きめのカップにたっぷりとそそがれた
香り高いコーヒーをじっくりと味わった。

お店には、魅力的なオリジナルの雑貨が並んでいた。
特に、トートバッグは
仕上がりといい、ロゴデザインといい、
物欲をそそられたが、
値段が少々高めだったので、あきらめた。

SONGBIRD COFFEE(ソングバード・コーヒー)
 京都市中京区竹屋町通堀川東入西竹屋町529
 TeL 075-252-2781
 12:00~20:00(19:00 L.O) 木曜休

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