名古屋フィル 第375回定期演奏会
名古屋フィルの第375回定期演奏会を聴いてきた。
指揮は、昨年エルガー交響曲第2番で、
艶のある演奏を聴かせてくれた尾高忠明。
吉松隆「朱鷺によせる哀歌」に関しては
よく分からないのでノーコメント。
中央にピアノを置いた配置が面白かった。
レスピーギ「ローマの噴水」 は
情景描写が巧みな演奏。
第4曲の鐘の音とともに静かに終わるラストは
息が詰まるほど美しかった。
休憩後のラフ2。
どの楽章も素晴らしい。
名古屋フィルってこんな音出すんだと再認識した。
驚くほど色艶のある音色だった。
アンサンブルも各パートのソロもほぼ完ぺき。
ロマンチックな3楽章にしびれ、
弾けるような終楽章には興奮。
今まで聴いた名古屋フィルの演奏の中でも
最高の部類に入る名演だった。
熱狂的なカーテンコールが
この日の出来を物語っていたのではないだろうか。
演奏は収録されており、
来年早々にNHK-FM「FMシンフォニーコンサート」で
放送されるという。
これは楽しみ。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団第375回定期演奏会 『ローマ』
'10.12.17 愛知芸術劇場コンサートホール 座席:3階1列53
指揮:尾高忠明
吉松隆/朱鷺によせる哀歌
レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」
(休憩)
ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調
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