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September 07, 2010

瀬戸内国際芸術祭2010 1日目

夏休みを利用して、瀬戸内国際芸術祭2010に行ってきた。
2泊3日の旅。
もう1泊すればすべての島を回ることができたが
体力的にはこれが精一杯だったと思う。

【犬島】
犬島へは、JR岡山駅から臨時バス(40分)で宝伝港へ
そこから高速船(10分)を使う。

犬島は2時間あれば概ね見学できる。
最初に訪れたのは精錬所。
アーティスト柳幸典による明かりのトンネルの美しさと
工場跡そのものの持っている迫力に圧倒された。

「家プロジェクト」はアートディレクター長谷川祐子と
建築家妹島和世が3つの家1つの東屋を建設し
柳幸典氏の作品を展示している。
「眼のある花畑」は訴えるものがあった。

○犬島アートプロジェクト「精錬所」(三分一博志、柳幸典)
○「家プロジェクト」F邸、S邸、I邸、中の谷東屋(妹島和世、長谷川祐子、柳幸典)

【豊島(てしま)】
豊島へは高速船(25分)。
半日では3分の2程度しか見られない。
すべて回ろうとすれば1日掛かる。
島をぐるりと回るバスを使って移動するのだが
40分おきに出ているので、これをうまく利用するといい。
レンタサイクルもあるが、起伏が激しくて
体力に自信のある人以外はおすすめできない。

この島は荷物の預かり所やコインロッカーが無いので注意。
軽装で行くしかないが、
私は港近くの喫茶店で
おばちゃんに無理を言って置かせてもらった。

この島の作品は多彩。
ひととおり回ればお気に入りが
ひとつやふたつは見つかる。
私のおすすめは「トムナフーリ」と「ストーム・ハウス」。

そして、空き家に
藤島八十郎という架空の人物が暮らしているという
「「こんにちは藤島八十郎」は、
コンセプトが面白かったのと、
細部までこだわりが感じられて
とても楽しかった。
蔵を使ったタワーからの絶景も必見。

◯トムナフーリ(森万里子)
○空の粒子(青木野枝)
○島キッチン(安部良)
○こんにちは藤島八十郎(藤浩志)
○ストーム・ハウス(J.カーディフ&G.ビュレス・ミラー)
○ビューティー(オラファー・エリアソン)
○ハーモニカ(スー・ペドレー)
○残り物には福がある。 (C.ヒーリー&S.コーデイロ)
○遠い記憶(塩田千春)

【高松】
豊島から高松は高速船(35分)。
日曜だったからか満席で臨時便が出ていた。

宿泊は市内田町のビジネスホテル。
天然温泉があり、ゆっくり体を休めたあと、
ホテル近くの串揚げ「回」へ。
飛び込みだったが、これが当たりで
何を食べてもおいしかった。
静かにJAZZが流れる品のいい店だった。

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岡山駅からのバスは何と水戸岡鋭治デザイン

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海から見た犬島・精錬所の煙突が印象的

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次に訪れるときまでこの煙突は残っているのだろうか

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案内板は鉄板 いい感じに錆び付いている

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森万里子「トムナフーリ」 この世のものとは思えない存在感

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青木野枝「空の粒子」

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藤浩志「こんにちは藤島八十郎」敷地内の見取り図

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「こんにちは・・・」の塔からの眺め

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スー・ペドレー「ハーモニカ」

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この日最後に見た塩田千春「遠い記憶」

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