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September 09, 2010

瀬戸内国際芸術祭2010 2日目

2日目は男木島と女木島を回った。
高松港から女木島は目の前。
フェリーを使って、先に遠い男木島を訪れた(40分)。

【男木島】
この島は狭いエリアに多くの作品が点在しているので
2時間あれば回れる。
ただし、道が狭く高低差もあるので迷路のよう。
地図を見ながら効率良く回らないと
見落としたり、迷子になったりする。

ここでの私のお気に入りは「音の風景」。
竹を材料にしたオブジェが
民家と家畜小屋に、所狭しと吊り下げられ、
涼しげな音色を奏でていた。

川島猛とドリームフレンズの「想い出玉」が面白かった。
新聞、雑誌や手紙、日記などの紙を丸めたもので、
中に情報や時の流れ、思い出がいっぱい詰まっている。
壁を白い和紙で覆った民家の部屋に、、
手で握れるものから、
直径50、60センチはあろうかという大きなものまで、
さまざまな大きさの玉がころがっている。
来訪者が自由にメッセージを書き込めるコーナーもあり
それもまた想い出玉になっていく。

北山善夫の「男木島伝説」、
インパクトは一番だったが、
口ではうまく表現できない。
生理的に好きになれなかった。

○男木島の魂(ジャウメ・プレンサ)
○大岩島(大岩オスカール)
○カラクリン(井村隆)
○音の風景(松本秋則)
○海と空と石垣の街(中西中井)
○Sea Vine(高橋治希)
○想い出玉が集まる家(川島猛とドリームフレンズ)
○オルガン(谷口智子)
○誕生─性─生─死─家─男木島伝説(北山善夫)
○漆の家プロジェクト(漆の家プロジェクト)
○オンバ・ファクトリー(オンバ・ファクトリー)
○雨の路地(谷山恭子)
○島こころ椅子プロジェクト(島こころ椅子プロジェクトグループ5)
○路地壁画プロジェクトwallalley(眞壁陸二)
○ウォールワーク5 ?カモ島からカモ神社へ?(J.ダーリング&L.フォーウッド)
○うちわの骨の家(西堀隆史)

【女木島】
男木島から女木島まではフェリー(20分)。
港に到着したらすぐに鬼ヶ島大洞窟行きのバスに乗る。
10分ほどで頂上に到着。
ここからさらに徒歩で洞窟へ。
中にあるのがサンジャ・サソの作品。
外に出てロルフ・ユリアスの「緑の音楽」を見たら
またバスで港周辺へ。

廃校を利用した福武ハウスは、
杉本博司、森村泰昌など著名な作家の作品がそろい、
映像も多いので、時間を掛けて回りたい。
ここだけで2時間ほしいところ。

「不在の存在」は仕掛けがあるので見逃さないこと。
分からなければスタッフに聞くといい。
併設のレストランはなかなか雰囲気のいいお店。
時間があればここで食事をとりたかった。

○鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利(サンジャ・サソ)
○緑の音楽(ロルフ・ユリアス)
○福武ハウス2010
○不在の存在(レアンドロ・エルリッヒ)
○均衡(行武治美)
○愛知芸大・瀬戸内アートプロジェクト(同大学アートプロジェクトチーム)
○カモメの駐車場(木村崇人)
○20世紀的回想(禿鷹墳上)

【高松】
女木島から高松まではフェリー(20分)。
ホテルで温泉に入ってから高松2日目の夜。

まずはホテル向かいのラーメン店でラーメンとぎょうざ。
2軒目は、その近くの
LPレコード販売をしながらお酒が飲めるお店(店名を忘れてしまった)へ。
そしてもう1軒、古本店「な夕書」へ。

ここは、事前に電話で予約しないと開けてもらえない。
8時半に行く約束をして
時間どおりお店の前に足を運んだ。
しばらくして自転車に乗って現れたのが店長。
お店は築50年以上の古い2階建で、
古本が本棚、机の上、床など
いたるところに置かれていて
足の踏み場もないくらい。
面白い雑誌があったけれど、
荷物になるので見るだけにした。
価格はほとんどが時価、
いくらだったら欲しい?と聞いて
その値段で売るのだそうだ。

001
男木島の玄関口その名も「男木島の魂」

002
鏡を巧みに使った大岩オスカールの「大岩島」

003_2
音が涼しげな松本秋則の「音の風景」

004
高橋治希の「Sea Vine」枝葉はすべて陶器

005_2
小さなおうちがかわいい中西中井の「海と空と石垣の街」

006
川島猛とドリームフレンズの「想い出玉」

007
「漆の家」から見た瀬戸内の海

008_2
オリーブの根を積み上げた「ウォールワーク5 –カモ島からカモ神社へ 」

009
時間を掛けて回りたい「福武ハウス」

010
砂浜で存在感を示す禿鷹墳上の「20世紀的回想」


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