代休を使って、京都の書店めぐりをしてきた。
午前中は、清水寺の成就院で特別公開されている
中島潔のふすま絵を拝観してきた。
4部屋にそれぞれ別のテーマの絵が展示されている。
金子みすずの詩に感銘を受けて絵画にしたという襖絵「大漁」の
イワシの群れには圧倒された。




お昼前に「ことばのはおと」へ向かった。
ここは町家を改装したカフェで、簡単な食事もできる。
「青春ランチ」はワンプレートで
冷しゃぶをメインにサラダからおばんさい、
みそ汁、デザートまでセットになって980円。
店内にはマンガから雑誌、小説などさまざまな本が
ところ狭しと並べられていて自由に読める。
時間の流れもゆったりとしていて、
長居したくなる空間だった。
http://www.kotobanohaoto.net/

続いて「善行堂」。
店主の山本善行氏は、この世界では有名人。
声を掛けたかったが、
緊張してしまって2冊ほど買って
さっさと出てきてしまった。
http://www.hat.hi-ho.ne.jp/zenkoh/zenkoh_about.html


次の「ガケ書房」までは至近距離。
壁から車が半分飛び出している外観も印象的だが、
中も実におもしろい。
おすすめの棚に一般の雑誌からミニコミ紙まで、
同じように並べてあるのがユニーク。
古本屋枠というのがあって、
全国の古本屋の本も購入することができる。
雑貨もいろいろそろっているし、
何よりもうれしかったのは、
本に関する情報、特にフライヤーの充実ぶり。
どれもがツボにはまった理想の書店だった。
近くに欲しいな、こんな書店。
http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/


最後は、あまりにも有名な「恵文社一乗寺店」。
ここの紹介はウェブサイトの
トップページを見れば事足りる。
以下に引用してみると・・・
恵文社は「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」です。
「とにかく新しい本」を紹介するのではなく、
一冊一冊スタッフが納得いくものを紹介したい。
ただ機能的に本を棚に並べるのではなく、
思わぬ出合いにぶつかるような提案をしたい。
表紙の美しい本はきれいに飾り、
眺めて楽しんでいただきたい。
(中略)
情報伝達の速度が増していくばかりの昨今、
本の持つアナログ感、情報伝達のスローさなどを
大事にしていきたい。
そんな願いを感じ取っていただければ幸いです。
雑貨やCD、DVDも並んでおり
本のある生活が豊かになるような
さまざまな支援をしてくれる。
この日は雨模様の平日昼間にもかかわらず
店内はお客でにぎわっていた。
http://www.keibunsha-books.com/
本当は「下鴨納涼古本まつり」にも立ち寄りたかったが
あいにくの雨で断念した。
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