モンスター/百田尚樹
百田尚樹の「モンスター」を読んだ。
田舎町で都会的なレストランを経営する
絶世の美女が主人公。
彼女には忘れ難い過去があった。
周囲からバケモノ呼ばわりされていた日々。
思い悩んだ末に起こした事件。
追われるようにして移り住んだ東京。
風俗でためた金で整形手術を繰り返し、
完ぺきな美人へ変身を遂げた。
そしてある決意のもと、
故郷に戻りレストランを始めた・・・
この作家は「永遠の0」「ボックス」と
テーマ設定が毎回ユニークで
外れることがない。
今回はなんと美容整形。
男性にはあまり関心がないというか、
知るすべもない情報がちりばめられていて
大変興味深く読んだ。
しかし後半は、性描写も多く、
やはり男性作家の作品かなと納得。
でもねえ、女性の大事な部分までも整形するとは、
そこまで男性は気にしてないと思うけど。
まあ、男もあそこをうんぬんってあるから、同じことか。
と、ヘンなところで納得。
表紙のイラストも意図的なのだろうけど、
あまりいい趣味とはいえない。
★★★
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