劇団アルデンテ 「8(ハチ)」
岐阜市の劇団アルデンテの
第16回公演を見てきた。
岐阜の劇団というと、
古くは劇団九月の影、
その後、ジャブジャブサーキット、あとのまつりなど
結構見てきているが、この劇団は初めて。
役者を見たかぎり、ほとんど20代の若い劇団。
この日の出し物は「8(ハチ)」で、
前に評価の高かった作品の再演。
殺し屋が集まる店、喫茶どんぐり。
そこへ、殺しの依頼をするため
大金を抱えたメダカが訪れる。
「私、知らないんです」
殺しの内容を明かされないことに戸惑う殺し屋たち。
依頼の内容とは・・・
(プログラムより)
よく練られた脚本は悪くないが、
伏線が複雑すぎてすべてを理解できないのが残念。
まあ、それが芝居って言われれば、それまでなんだけど。
それと、いかんせん、演出が重い。
面白おかしく、さまざまな工夫がされてはいたが、
ほぼ皆殺しというストーリーは
見ていてだんだん苦痛になってきた。
役者に関しては、
ナナシ役の松岡良幸が一番印象に残った。
ほかにも、ランラン似(パンダじゃなくて・・・)の田村役、安川将隆ら
どの役者も汗びっしょりの熱演。
終演後に、目一杯大きな拍手を送った。
少々辛めの感想になってしまったが、
久しぶりに芝居を見て刺激を受けた。
この若い劇団の公演、
ぜひ次回も足を運んでみようと思う。
●劇団アルデンテ第16回公演「8(ハチ)」
'10.4.24 ソワレ 岐阜市御浪町ホール
作・演出/近藤フミヒロ
装置/荒井大輔(劇団あとのまつり)
音響/永田健二 宇佐美洋介
照明/長井彩 村瀬有里加
衣装/細野宏江 安川千那美
小道具/片桐久志
制作/丹羽将之 宇佐美洋介
メダカ/ちなみ
ナナシ/松岡良幸
アマネ/細野宏江
キング/馬場広明
田村/安川将隆
マスター/荒井大輔
タケル/亀井英樹
神崎/大野郁実
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