名古屋フィル ブラームス・ツィクルス#1
名古屋フィルのブラームスチクルス第1回を聴いてきた。
ピアノ協奏曲第1番、交響曲第1番というヘビー級のプログラム。
ピアノは若手実力派の小菅優。
自信満々のダイナミックな演奏、
しかしオケが薄っぺらく感じた。
特に金管は不満。
トランペットはキズも多かった。
アンコールのメンデルスゾーンは
ロマンチックな音色を堪能した。
さて、交響曲1番。
完成度ならほぼ満点ではなかっただろうか。
木管の頑張りが目立っていた。
相変わらずフィッシャーは、
メリハリをつけるのがうまい。
前半はそうでもなかったが、
終楽章に入ってからはテンポを速め一気に盛り上げた。
終演後の会場はブラボーも飛び交う熱狂モードだった。
全体で気になったのが音響。
席が前過ぎたのかな、臨場感が乏しかった。
耳が定期演奏会場の芸術劇場コンサートホールに
慣れてしまっているからなのか。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団
第21回市民会館名曲シリーズ ブラームス・ツィクルス#1
'10.5,23 中京大学オーロラホール 座席:1階18-41
指揮:ティエリー・フィッシャー
ピアノ:小菅優
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品15
(アンコール)
メンデルスゾーン/無言歌集第3巻 作品38より第6曲変イ長調「デュエット」
(休憩)
ブラームス/交響曲第1番ハ短調 作品68
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