星守る犬/村上たかし
村上たかしの「星守る犬」を読んだ。
まずは誤解のないように、
この本はマンガ。
一人の男性と、彼が飼っている一匹の犬の物語。
女の子に拾われてきた犬は、
ハッピーと名付けられ、一家で飼われることになった。
お父さん、お母さん、女の子、そしてハッピー、
とても仲の良い家族だったが、
時がたつにつれ変化が起きてきた。
お父さんは職を失い、病にも悩まされる中、
お母さんから離婚を切り出される。
家族と家を同時に失ったお父さんは
ハッピーを連れて車で旅に出た・・・
お父さんとハッピーの物語、
その悲惨な結末は、冒頭に描かれており、
読者は読みながらその経緯を知らされていく。
ネコか、イヌかと問われるとイヌと答える私でも
泣けるとまではいかなかった、
切ない話ではあるけれど。
しかし、後日談ともいうべき「日輪草」も収められ、
これにより救われたかなあと。
★★★
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