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December 24, 2009

のだめカンタービレ 最終楽章 前編(武内英樹監督)

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武内英樹監督の「のだめカンタービレ最終楽章 前編」を
上映初日に見てきた。
21時30分からの上映、
初日ということで混雑を予想していたが、
客の入りは3割程度だった。

物語は、パリのマルレ・オーケストラに
常任指揮者として就任した千秋真一(玉木宏)と、
パリに留学した、のだめこと野田恵(上野樹里)の
2人を中心に展開していく。

ワタシは、テレビドラマの映画化には否定的である。
わざわざ映画館でやる必要を全く感じない。
本作品も同じ。
この程度の内容であれば、
映画館で見なくても、テレビでも十分だろう。

そんな中でも印象に残った場面を2つ。

千秋は「ボレロ」のチェレスタを
のだめに弾かせようとする。
それを聞いたときの、のだめの歓喜のシーンがシュールで最高。
バックにベートーヴェンの第九が流れ、
空を飛び、変態の園でマングースやぷりゴロ太たちと踊り狂う。
サイケデリック調なアニメも笑わせる。
前編でのクライマックスと言っていいかも。

そして、音楽に向かう姿勢が不真面目そうなオケのメンバーが
実は収入が少ないため、アルバイトをしながら
一生懸命練習しているシーンで流れる
エルガー作曲エニグマ変奏曲の「ニムロッド」。
こみ上げるものがある名場面だった。

★★★☆

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