名古屋フィル第362回定期演奏会「ア・ストリング・アラウンド・オータム」
名フィルの定期演奏会を聴いてきた。
体調不良で、どうしようか迷ったが、
無理して行って、本当によかったと思える公演だった。
前半のリャードフと武満、
生で聴くのはそれぞれ2回目と初めて。
どちらも今回のテーマに沿った、
繊細で落ち着きのある曲。
特に後者は、ソリストにヴィオラの第一人者、
今井信子を迎えての演奏。
私が苦手とする武満のなかでも比較的聴きやすい曲であったが、
体調のせいか、途中でうとうとしてしまった。
後半のエルガー2番も初めて聴く曲。
予習は、今年5月のNHK交響楽団の定期演奏会の映像。
指揮はこの日と同じ尾高忠明。
1時間弱の大作にも関わらず名フィルは絶好調。
特に金管群とティンパニーは大活躍だった。
マエストロ尾高は、陰影をはっきりと描き出し、
緊張感のある演奏は最後まで途切れることがなかった。
一番不安だった終楽章のコーダ、
フライングの拍手はほとんど無く
至福の静寂を味わうことができた。
初めて名フィルで泣いてしまった。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団第362回定期演奏会
'09.1017 愛知県芸術劇場コンサートホール 座席:2階R2-19
指揮:尾高忠明
ヴィオラ:今井信子
リャードフ/交響詩「魔法にかけられた湖」作品62
武満徹/ア・ストリング・アラウンド・オータム
(休憩)
エルガー/交響曲第2番変ホ長調 作品63
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Posted by: best dating sites | December 18, 2014 07:23 AM