名古屋フィル ベートーヴェン・ツィクルス#4
名古屋フィルハーモニー交響楽団の
ベートーヴェン・ツィクルス第4回を聴いてきた。
4番と5番という、
たぶんチクルス5回のうちで
一番人気がありそうなプログラム。
当日券を購入するため発売30分前に会場へ行ったら、
すでに8人が並んでいた。
期待が高まるなか始まった4番。
ほとんどキズもなくほぼ完ぺきな演奏。
でも今ひとつ気持ちが乗らなかったのは、
右隣の50代男性のせい。
1楽章からすでにうとうと。
あの演奏でどうして寝られるのか不思議。
さらには4楽章の途中で膝の上に置いた
袋入りのチラシを落としかけた。
足を組んでその上に置き寝ているわけだから
こちらも気になって仕方がなかった。
休憩後、左側の席が空いていたので
一つだけ移動。
これで隣の男性は視界には入らなくなった。
さて、休憩後の5番はスリリングだった。
これだけの速いテンポでの演奏は初めて。
昨年8月の「サマーコンサート」でもこの曲を演奏している。
1楽章の入りはほぼ同じだが、
4楽章はずっと速めていたように感じた。
それでもオケは破綻することはない。
荒々しく強調したホルンが印象的で心に響いた。
先日の火の鳥に続いて好演を聴けた。
10月から、また、名フィル詣でを再開しようかな。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団 ベートーヴェン・ツィクルス#4
'09.9.13 中京大学文化市民会館オーロラホール 座席:1階17列3番
指揮:ティエリー・フィッシャー
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60
(休憩)
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
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