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April 12, 2009

テレビドラマ「駅路」

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テレビはニュースかドキュメンタリーしか見ない。
ドラマなんて何年振りだろうか。
きっかけは偶然目にした予告編。
マーラーの交響曲第3番の終楽章が使われ、
しかも脚本は向田邦子だという。
見逃すわけにいかなくなった。

昭和の時代が終わるとともに、
一人の男(石坂浩二)が定年を迎えようとしている。
銀行で真面目に勤めてきた男は、
旅行に行くと家を出たまま、行方が分からなくなる。
同じく定年を迎えようとしている刑事(役所広司)が、
この捜査を担当することになった。
男は真面目一筋で仕事熱心という情報以外に何も出てこないが、
やがて女の存在が分かってくる・・・

見終わって・・・脱帽。
テレビらしくなく、ゆったりとしたテンポで
物語が進むのが良かった。
演出したのは「北の国から」の杉本成道。

刑事の役所広司、福村慶子役の深津絵里、
福村よし子役の木村多絵、
小塚貞一役の石坂浩二、同妻役の十朱幸代など、
役者は皆、最高の演技を見せてくれた。

挿入曲はマーラー以外にも、
有名なギター曲「アルハンブラの思い出」
ビゼ−の歌劇「真珠採り」より“耳に残るは君の歌声”
バーバーの「アダージョ」など。
選曲はもちろんのこと
何度も繰り返す使い方も印象に残った。

再放送されるのなら、もう一度見てみたいドラマ。

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