ワルキューレ(ブライアン・シンガー監督)
B.シンガー監督の「ワルキューレ」を見てきた。
シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は
反ナチスの将校グループとともに
総統暗殺計画「ワルキューレ作戦」に加わる。
大佐自身が実行役を任されることになり、
幹部が集まる作戦会議の日、爆弾を会議室に持ち込んだ。
計画どおりに爆発し、
ワルキューレ作戦は発動された。
ヒットラーの死は確認されないまま・・・
史実の映画化。
知らなかったが、ヒットラーの暗殺計画は
40回以上、失敗しているという。
今回のシュタウフェンベルク大佐は、
ドイツでは英雄扱いされているのだとか。
さて映画は制服姿の人物が次々に登場し、
人間関係が分かりづらい。
特に前半は見ていて眠くなってしまった。
が、爆発が起きてからは画面全体に緊張感がみなぎり、
サスペンスとしても一級。
数時間だけ味わった希望、
そしてすぐにやってきた絶望を、
主役のトム・クルーズだけでなく、
脇を締めるケネス・ブラナー、テレンス・スタンプ、
トム・ウィルキンソンら名優が見事に演じる。
「ワルキューレ」のタイトルからは、
ワーグナーの同名の楽劇を思い浮かべた。
予想どおり、あの有名な「ワルキューレの騎行」が使われていたが
それ以外は特にワーグナーとは関係がなかった。
評価:★★★
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