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February 07, 2009

名古屋フィル第352回定期

受験が終わったばかりの長女と次女とで
名古屋フィルハーモニー交響楽団の
第355回定期演奏会に出掛けた。

今年度は地味な、いわばマニアックなプログラムが続く定期だが、
この日は未完成とマーラー1番という
ポピュラーな組み合わせのためだろう、チケットは完売。
当日券もなしという盛況ぶりだった。

未完成は、意外に生では聴く機会が少ない。
特に印象に残っている公演もない。
あとのマーラーでもそうだったが、
クラリネット首席のティモシー・カーターが本当にうまい。
まだ若いし、そのうち別のオケに移っちゃうんだろうな。

藤倉大の協奏曲は苦手な現代音楽だったが
最後まで緊張感が持続して、
興味深く聴くことができた。
音楽を聴いたというより、
何かイベントに立ち会ったというような印象。
最後にトイピアノが使っているところが洒落ている。

休憩をはさんでマーラー。
指揮のフィッシャーは軽快に飛ばす、飛ばす。
何度もテンポを揺らし、聴き手に刺激を与える。
4楽章も終盤になると怒濤のようにオケをあおる。
よってミスもたびたび散見されたが、
それほど気にならなかった。
それでも、4楽章でのトランペットのミスは余りにも惜しい。
あれが無ければ・・・

●名古屋フィルハーモニー交響楽団第355回定期演奏会
 「未完成+巨人」
 '09.2.21 愛知県芸術劇場コンサートホール 座席:3階L2列35
指揮:ティエリー・フィッシャー
ピアノ:小川典子

シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」
藤倉大:「アンペール」ピアノと管弦楽のための協奏曲
<委嘱新作日本初演、英フィルハーモニア管弦楽団との共同委嘱>
(休憩)
マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』

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