チェ 28歳の革命(S・ソダーバーグ監督)
スティーブン・ソダーバーグ監督の「チェ 28歳の革命」を見た。
チェ・ゲバラの伝記ドラマ2部作の第1弾。
メキシコで出会ったフィデル・カストロとともに、
キューバ革命を成し遂げるまでを描いている。
国連での演説や米国マスコミのインタビューを巧みに挿入し、
まるでドキュメンタリーを見ているような映像が続く。
一方、説明は最小限、
エピソードが時々、時系列を行き来するので、
ゲバラやキューバ革命に関する予備知識がないと厳しいかも。
ゲバラに扮するのはベニチオ・デル・トロ。
見た目はそのまま!
まさにはまり役といえる。
プロデューサーを兼ねているだけあって、
この作品への思い入れが伝わってくる。
兵士たちに文字の読み書きを教えたりしながらも、
軍規を破った脱走兵士は公開処刑するなど、
優しさと厳しさを併せ持つゲバラを熱演した。
ゲバラを描いた映画としては、何年か前に見た
「モーターサイクル・ダイアリーズ」(W・サレス監督)の方が面白い。
喘息持ちの医学生がどうして革命家を目指したのかが、
この映画には描かれている。
しかし映画はまだ半分残っている。
評価は、後半部「39歳別れの手紙」を見てからにしよう。
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