赤めだか/立川談春
落語家、立川談春のエッセイ「赤めだか」を読んだ。
談春が二つ目になるまでの修行時代を中心に
真打ち後の最近のエピソードまでを描いている。
さすが噺家、絶妙なテンポで話が進んでいくので
ページをめくるのが楽しい。
あれよあれよといううちに読み終えてしまった。
修行中のさまざまなエピソードが紹介されているが、どれも絶品、
おかしくて涙が止まらなかった。
そして最後に、談志と五代目小さんとの確執についても触れる。
これは感動の涙、涙。
先日、テレビの「情熱大陸」で談春が取り上げられた。
歌舞伎座の談志親子会から、昨年末25日の
独演会(大阪フェスティバルホール)までを追ったドキュメント。
親子会で師匠の十八番「芝浜」をやって師匠を不機嫌にさせ、
ポリープの手術を経たあと、
大阪の独演会で再度「芝浜」を取り上げ
満席の会場をうならせ決着、というシナリオ。
番組を見て、今、独演会のチケットが最も取りにくいと
言われている談春の高座を
ぜひ生で見てみたいと思った。
評価:★★★★★
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Comments
読み終えました。
最後は、じわーっと涙が。。。
とっても面白くて読み応えたっぷりの本でしたね。
談志が語る「嫉妬について。。。」は、
とても心に残りました。
自分にもそんな部分がある、と反省したりして。。。
メールでるうかすさんに教えてもらった時に、
チケットを買えばよかったのですが、
あっという間に完売で、
手に入れることができませんでした。残念。。。
Posted by: 百子 | April 03, 2009 10:21 PM
百子さん、こんばんは。
談春のチケットは、地方であっても
あっという間に売り切れてますね。
でも5月の独演会は、
何とか手に入れようと努力しています。
Posted by: るうかす | April 08, 2009 12:13 AM