金聖響指揮名古屋フィル 定期演奏会
随分前になるが、名フィルの5月定期に行ってきた。
指揮は女性にも人気のある金聖響。
トロンボーンの名手ジョセフ・アレッシをソリストに迎え、
ニーノ・ロータのトロンボーン協奏曲など2曲と、
メインにシベリウスの5番というプログラム。
シベリウス以外は初めて生で聴いた。
ハイドン「天地創造」第1曲は、
バロックティンパニーを使っての演奏、
予習していったカラヤンの演奏とは随分印象が違うなと、
思う間もなく、アタッカで2曲目が始まった。
ケクランの「星降る天穹に向かって」、
ハイドンからいきなり現代曲にかわっても
違和感が無かったのが不思議。
ここでトロンボーンのアレッシ登場。
映画音楽で有名なニーノ・ロータだが、
曲は予想に反して古典的な協奏曲。
さらにマルタンのバラードは、ジャズ色の強い曲。
どちらもアレッシの技巧に圧倒された。
アンコールはオケをバックに1曲、無伴奏で1曲。
2曲目の「帰れソレントへ」は大サービス。
トロンボーン好きには、前半だけで
じゅうぶんに元が取れたのでは。
後半のシベリウスはちょっと疑問の残る演奏。
金聖響はたしかに容姿がよく、
背も高いので見栄えがする、
しかしこの日は薄っぺらい演奏で
伝わってくるものがなかった。
シベ5は名盤ぞろいだから・・・
まあ、普段聴き慣れている演奏と
比べてはいけないんだけどね。
自信がなさそうな指揮だったし、
オケあるいは曲との相性が悪かったのだろうか。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
“ツァラトゥストラ2−隠れた世界”
'08.5.17 愛知県芸術劇場コンサートホール
指揮:金聖響
演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
トロンボーン:ジョセフ・アレッシ
ハイドン:オラトリオ「天地創造」より第1曲「混沌の描写」
ケクラン:管弦楽のための夜想曲「星降る天穹に向かって」(日本初演)
ロータ:トロンボーン協奏曲
マルタン:トロンボーンと管弦楽のためのバラード
(アンコール)
ジョン・グリーン:波止場にたたずみ
クルティス:帰れソレントへ
(休憩)
シベリウス:交響曲第5番変ホ長調



Recent Comments