大友直人指揮東響「X’mas ファミリーコンサート」
大友直人指揮東京交響楽団の岐阜公演を聴いてきた。
前半はチャイコフスキーの小品とピアノ協奏曲。
小山実稚恵はいつも以上にリラックスして演奏していたようだ。
一方オケは、いまひとつ乗りきれていない様子。
しかし後半になると一変する。
後半は、クリスマスイブにふさわしいプログラム。
クリスマスと言えば「くるみ割り人形」。
組曲の中から有名な7曲を演奏し、
知った曲がやっと出てきたと喜ぶ観客から
大きな拍手が上がった。
オケも全員が宴会用の三角帽をかぶったりして、
ノリノリの演奏を聴かせてくれた。
ルロイ・アンダーソンの3曲はうれしい選曲。
特に「クリスマス・フェスティバル」は
有名なクリスマスソングがメドレーで登場、
この時期しか演奏されない、聴くことのできない曲。
アンコールを含めた4曲が本日のメインディッシュ。
おいしくいただいた。
しかし、いくらクリスマスコンサートといえども、
演奏中のおしゃべりが目立ったのには驚く。
後ろのおじさんは、知ってる曲を鼻声で歌ってたし・・・
本当に勘弁してほしい。
まあ、田舎でクラシックのコンサートなんぞ、聴くなってことか。
●クリスマス・ファミリーコンサート
’08.12.24 長良川国際会議場メインホール(岐阜市)
指揮:大友直人
管弦楽:東京交響楽団
ピアノ:小山実稚恵
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
同:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調作品23
(休憩)
同:「くるみ割り人形」組曲より「小序曲」「行進曲」「トレパック」
「アラビアの踊り」「中国の踊り」「あし笛の踊り」「花のワルツ」
L.アンダーソン:クリスマス・フェスティバル
同:舞踏会の美女
同:そりすべり
(アンコール)
同:クラリネットの活躍する曲 ※曲目不明
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