第38回各務原市民吹奏楽団定期演奏会
市内では「市吹」と呼ばれて親しまれている、
各務原市民吹奏楽団の第38回定期演奏会を聴いてきた。
いつも驚くのは集客力。
前回は立ち見が出たし、
今回も1,216席の市民会館がほぼ満席。
演奏のレヴェルの高さだけでなく、
この都市の吹奏楽人口の多さからくるものと思われる。
今回の演奏、いわゆるポピュラーな曲は最小限にして、
吹奏楽の魅力を伝えられる意欲的なプログラムとなっていた。
1部は吹奏楽の作品を3曲。
この世界では有名な曲ばかり、なんだろうか?
私が分かるのは「ドラゴンの年」だけ、
しかもタイトルを知っているという程度。
初めて聴いた感想としては、
どの曲もメリハリがあって魅力的だった。
演奏に関して、1曲目は全体にかたさが見られたが、
次第に団員がノっていく様子がよく分かった。
休憩をはさんで第二部は、ルロイ・アンダーソンと、
レナード・バーンスタインという米国の二大巨匠の曲がずらり。
アンダーソンの“サンドペーパー・バレエ”“トランペット吹きの休日”は、
だれもが一度は耳にしたことがある曲で、この日一番の盛り上がりだった。
今回のメインともいえるバーンスタインの“キャンディード序曲”と“同組曲”。
私の大好きな曲で、
メロディメーカーとしてのバーンスタインの才能が
あふれんばかりの楽しい曲。
吹奏楽ヴァージョンとはいえ、
こうして聴けるだけでも幸せな気分になれる。
序曲ではあやうく破綻寸前になる場面もあったが、
組曲に入ってからは実に熱の入った演奏が続いた。
ソロも皆無難にこなし、客席から大きな拍手を浴びていた。
アンコールは4拍子の“ボレロ”。
ユニークなアレンジだ。
順にソロが披露されるのは原曲のボレロと同じ。
途中からは会場の手拍子も手伝って、
大変な盛り上がりとなった。
●第38回各務原市民吹奏楽団定期演奏会
'08.11.30 各務原市民会館 座席:ち−32
指揮:稲垣雅之
吹奏楽:各務原市民吹奏楽団
清水大輔:セレブレイト
B.アッペルモント:ノアの箱舟
P.スパーク:ドラゴンの年
(休憩)
L.アンダーソン:舞踏会の美女
L.アンダーソン:サンドペーパー・バレエ
L.アンダーソン:トランペット吹きの休日
L.バーンスタイン:「キャンディード」序曲
L.バーンスタイン:「キャンディード」組曲
Ⅰ.考えられる限り最善の世界
Ⅱ,ウエストファリアのコラールと戦いの場面
Ⅲ.死刑執行(何て日だ)
Ⅳ.着飾って、きらびやかに
Ⅴ.草花や菜を育てよう(フィナーレ)
(アンコール)
M.ラヴェル:ボレロ ※編曲者不明
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Comments
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Posted by: haarausfall ursachen mangel | November 11, 2013 04:05 PM