名古屋市民管弦楽団 マーラー交響曲第3番
名古屋市民管弦楽団の「マーラー交響曲第3番」を聴いた。
プログラムによると、
創立50周年記念で演奏したい曲を楽団内で募ったところ
この曲が一番人気だったらしい。
楽団が50年続くというのも素晴らしいが、
マーラー3番をコンサートホールで2日間演奏するという
心意気に頭が下がる。
私が聴いた2日目は、日曜ということもあってほぼ満席。
40枚しか発行されなかった当日券を何とか入手して着席。
次第に分かってきたことは、
観客には、出演する合唱団の関係者やお友達が多いこと。
そんな人たちは、マーラー3番を生で聴くのはまず初めて。
小学生、それも低学年を連れてきてどうするつもり?
休憩なしで1時間40分掛かる曲。
予想どおり、近くに座っていた小学生は
1楽章の途中でぐずり始めた。
出来る限り気にしないようにしていたが、
最後まで落ち着けなかった。
さて、マーラー3番を聴くのは4回目。
Ⅰ.アバド指揮ベルリンフィル(シンフォニーホール)
2.シャイー指揮ロイヤルコンセルトヘボウ(サントリーホール)
3.チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー(オーチャードホール)
ということで、名古屋のホールでは初めて。
ソロの多い曲で、この日の演奏も
細かく指摘したらきりがないだろう。
とにかくアマチュアのオケで
これだけの演奏を聴かせてくれたら大満足。
オケの精神的な柱となった指揮の現田茂夫氏の力も
大きかったと思う。
もしもう一度、この曲を聴けるのであれば、
ハイティング指揮シカゴ交響楽団を熱望!
●名古屋市民管弦楽団創立50周年記念演奏会
'08.11.23 愛知県芸術劇場コンサートホール 座席:2階12列8
指揮:現田茂夫
独唱:竹本 節子
合唱:女声合唱団コール・AI、名古屋少年少女合唱団
管弦楽:名古屋市民管弦楽団
マーラー:交響曲第3番
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