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October 21, 2008

名古屋フィル第351回定期

名古屋フィルハーモニー交響楽団の
第351回定期演奏会に出掛けた。

前半、ベルリオーズは、体調が悪かったせいないのか印象は薄い。
メゾソプラノの加納悦子の心地よい歌声もあって、
睡魔に襲われてしまった。

ハイドンの「告別」。
始まる前から照明が落としてあり、
譜面台には灯りが付いていた。
演奏者が順に退場することで有名な4楽章では
一人二人と灯りを消しながら席を立つ。
最後は指揮者もいなくなり、
薄暗い舞台にヴァイオリンの2人だけが残って静かに終了。
なかなか見事な演出だった。
30人足らずの小編成での演奏は小気味よかった。
最後のホルンのミスがなかったらと惜しまれる。

後半は、アデスという作曲家の「…されどすべてはよしとなり」。
驚くほど大きな編成だったが、
こじんまりとまとまった曲だった。
これまた印象薄し。

メインのバルトーク「管弦楽のための協奏曲」。
さまざまな楽器が活躍する曲で、
目にも楽しめる演奏だった。
途中、破綻しかけた部分があってひやっとした。
終楽章はもっと速いテンポで演奏してほしかったが
名フィルの個々の力ではあれが精一杯か。

●名古屋フィルハーモニー交響楽団第351回定期演奏会
 ツァラストゥラ6−墓の歌
 '08.10.18 愛知県芸術劇場コンサートホール 座席:2階L2列42

指揮:マーティン・ブラビンス
メゾソプラノ:加納悦子

ベルリオーズ:カンタータ「クレオパトラの死」
ハイドン:交響曲第45番嬰へ短調「告別」
(休憩)
アデス:…されどすべてはよしとなり
バルトーク:管弦楽のための協奏曲

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