ダークナイト(クリストファー・ノーラン監督)
クリストファー・ノーラン監督の
「ダークナイト」を見てきた。
アメリカンコミックの映画化は苦手で、
今までも避けて通ってきた。
しかしこの映画は前評判が高かったのと、
作品の完成を待たずしてこの世を去った
ヒース・レジャーの鬼気迫る演技を見たいがために
映画館まで足を運んだ。
ゴッサム・シティの平和のため、
ゴードン警部補はバットマンの力を借り、
日夜、凶悪犯罪に立ち向かっていた。
ある日、ジョーカーと名乗る顔にメイクをした男が現れる。
正義や愛をあざわらい、犯罪をゲームのように楽しむ
凶悪非道な手口で市民を恐怖のどん底に陥れる。
新たに赴任したデント検事は、
見た目もスマートで正義の心を持ち合わせていた。
ゴードンとデントは協力して、悪の一掃に立ち向かうが、
ジョーカーは生易しい男ではなかった・・・
タイトルそのままに全編、暗いトーンでまとめられている。
かといって落ち着いた内容ではなく、
得体の知れない不気味さとく緊迫感で
2時間半の上映時間はあっという間に過ぎてしまう。
主役はバットマン(クリスチャン・ベイル)、ジョーカー(ヒース・レジャー)、
デント(アーロン・エッカート)の3人で、
脇を締めるのが、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)、
執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、
ルーシャス(モーガン・フリーマン)という完ぺきな布陣。
唯一、問題があるとすれば、レイチェル(マギー・ギレンホール)が
配役ミスであったことだろうか。
ともあれ、脚本から演出から役者から、すべてがそろった大傑作。
今のところ、外国映画では今年一番の出来。
評価:★★★★★
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