
まさか見るとは思ってなかったけど
見てしまった劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア!」。
エーゲ海に浮かぶ小島が舞台。
結婚式が間近に迫った20歳のソフィ。
彼女には、父親とヴァージンロードを歩きたいという夢があるが、
肝心の父親がだれか分からない。
母親の日記を盗み見し、
可能性のある男性3人に結婚式の招待状を送った。
式の前日、ドナが昔組んでいたコーラス仲間の
ロージーとターニャが島に。
時を同じくして、招待状を持った男性3人、サム、ビル、ハリーも到着。
驚いたのは何も知らないドナ。
さて父親はだれなのか、
ソフィの願いはかなうのか・・・
劇団四季をあまり見ない理由は歌唱力。
今までに「キャッツ」「オペラ座の怪人」
「ライオンキング」「コーラスライン」を見ているけど、
こと“歌”に関しては失望の連続。
比べちゃいけないけど、ニューヨークでの「オペラ座の怪人」や、
ロンドンでの「ライオンキング」は圧倒的だった。
残念ながらこの日も歌は相変わらずで、
オリジナルのABBAをリアルタイムで聴いていただけに、
その違いを感じずにはいられなかった。
でも総合的には楽しい舞台。
特に目立ったのは2人のキャスト。
一人はソフィ役の五十嵐可絵、
とにかくかわいい。
顔だけでなく、ちょっとしたそぶりや声も好み。
名前を覚えておこう。
もう一人はターニャ役の八重沢真美。
堂々たる演技とスタイル、
まさにはまり役。
ネットで調べたら、何と市村 親の元妻、へぇ~~。
使われている曲はABBAのヒット曲ばかり。
熱心なファンではなかったけど知った曲ばかりで、
このミュージカルに親しみがわいた。
大傑作だと思っている曲が
「ザ・ウィナー(The Winner Takes It All)」。
ポップス史上に残る名曲じゃないかと。
もしオールタイム・ポップス・ベスト10と挙げるとすると
確実に上位に入れるであろう曲。
せつない失恋の歌で、
ミュージカルでもいい場面で使われていた。
カーテンコールは観客も総立ちで、まるでライブハウスの様相。
次回はぜひロンドンで。
劇団四季は・・・C席だったら、もう一度見てもいいかな。
そうそう、メリル・ストリープ主演による映画も来年正月に公開らしい。
こちらも楽しみ。
●劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」
’08.8.9 マチネ 新名古屋ミュージカル劇場 P列40番
Recent Comments