« July 2008 | Main | September 2008 »

August 30, 2008

第33節 FC岐阜vs愛媛FC

なんで勝てないんだろう。
今日の試合は、前半から押し気味に進めていた。
特に後半は完全にFC岐阜ペース。
何度もチャンスはあった。
が、なかなかゴールを割ることはできない。
逆にワンチャンスを決められてしまった。

いまだホームで勝利の美酒に酔えず・・・
次は9月15日、セレッソ大阪戦。
厳しいだろうけど、ぜひとも勝利の瞬間を見てみたい。

今日は夏休み最後のホームの試合だというのに
観客数は3000人。
雨の影響が大きいが、ちょっと寂しかった。
15日は連休、気候もよさそうなので
大観衆の中での、選手たちのプレイを楽しみにしたい。

《今シーズンの観戦歴》
●2月24日 vs名古屋グランパス 0-1 ※プレシーズンマッチ
●3月16日 vsベガルタ仙台 0-1
●4月19日 vs横浜FC 2-3
●5月03日 vs愛媛FC 0-3
●5月06日 vsサガン鳥栖 0-1
△6月11日 vsロアッソ熊本 0-0
△8月17日 vs徳島ヴォルティス 1-1
●8月30日 vs愛媛FC 0-1

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 28, 2008

ダークナイト(クリストファー・ノーラン監督)

329605view014


クリストファー・ノーラン監督の
「ダークナイト」を見てきた。

アメリカンコミックの映画化は苦手で、
今までも避けて通ってきた。
しかしこの映画は前評判が高かったのと、
作品の完成を待たずしてこの世を去った
ヒース・レジャーの鬼気迫る演技を見たいがために
映画館まで足を運んだ。

ゴッサム・シティの平和のため、
ゴードン警部補はバットマンの力を借り、
日夜、凶悪犯罪に立ち向かっていた。
ある日、ジョーカーと名乗る顔にメイクをした男が現れる。
正義や愛をあざわらい、犯罪をゲームのように楽しむ
凶悪非道な手口で市民を恐怖のどん底に陥れる。

新たに赴任したデント検事は、
見た目もスマートで正義の心を持ち合わせていた。
ゴードンとデントは協力して、悪の一掃に立ち向かうが、
ジョーカーは生易しい男ではなかった・・・

タイトルそのままに全編、暗いトーンでまとめられている。
かといって落ち着いた内容ではなく、
得体の知れない不気味さとく緊迫感で
2時間半の上映時間はあっという間に過ぎてしまう。

主役はバットマン(クリスチャン・ベイル)、ジョーカー(ヒース・レジャー)、
デント(アーロン・エッカート)の3人で、
脇を締めるのが、ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)、
執事アルフレッド(マイケル・ケイン)、
ルーシャス(モーガン・フリーマン)という完ぺきな布陣。
唯一、問題があるとすれば、レイチェル(マギー・ギレンホール)が
配役ミスであったことだろうか。

ともあれ、脚本から演出から役者から、すべてがそろった大傑作。
今のところ、外国映画では今年一番の出来。

評価:★★★★★

| | Comments (0) | TrackBack (1)

August 27, 2008

証言記録 兵士たちの戦争

NHK制作のドキュメンタリー「証言記録 兵士たちの戦争」が、
8月29日まで、BS-hiで再放送されている。

この番組は、高齢化が進む元兵士の証言を、
NHKの各地方局が取材し放送するシリーズで、
毎回、各県の部隊ごとに取り上げている。
各部隊は特定の戦場に派遣されていたため、
ひとつの部隊の証言は、そのままその戦場の記録にもなる。

元兵士たちの口から聞く戦争体験は生々しく重い。
ひとつひとつの言葉がメッセージとして、
テレビの前の視聴者の心を打つ。

明日以降の放送予定は以下のとおり。

8月28日(木)午後8:00〜8:43
「ペリリュー島 終わりなき持久戦〜茨城県・水戸歩兵第2連隊」
8月28日(木)午後9:00〜9:43
「ニューギニア ビアク島 幻の絶対国防圏〜陸軍歩兵第222連隊」
8月29日(金)午後8:00〜8:43
「フィリピン 絶望の市街戦〜マニラ海軍防衛隊」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 26, 2008

切羽へ/井上荒野

473102_2


井上荒野の第139回直木賞受賞作「切羽へ」を読んだ。

かつて炭鉱で栄えた小さな島の小学校で
養護教員をしている主人公のセイ。
画家の夫・陽介と二人で、
平穏な日々を送っていた。

ある日、島の小学校に、
若い音楽教師の石和が赴任してくる。
夫を深く愛しているセイだが、
得体の知れない彼に、しだいにひかれていく・・・

島の女性たちが魅力的。
物静かで、胸騒ぎをけっして表に出すことのないセイ、
対照的に、自由奔放な同僚の月江。
あっけらかんとして、すべてを見透かしてしまうような老婆のしづかも、
その言動にはとても生命力を感じる。

まるで印象派の絵画や音楽のような
小さな島の穏やかな日々。
しかしそこで繰り広げられる、
月江の「本土」さんとの不倫、石和を含めた三角関係、
しづかの病床での性的な妄想などの現実は、
激しい描写はほとんど無いのに官能的。
想像力をかき立てられる作品だ。

評価:★★★★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 24, 2008

アクロス・ザ・ユニバース(ジュリー・テイモア監督)

Main_large


ジュリー・テイモア監督、期待の新作
「アクロス・ザ・ユニバース」を見てきた。

英国リバプールの造船所で働くジュードは、
父を探して渡米する。
大学で働く父と再会できたのだが、
家族があることを知らされ失望する。
しかし学生のマックスと親しくなり、
その妹・ルーシーに好意を寄せる。

2人はそれぞれに夢を抱きニューヨークで共同生活を始める。
恋人をベトナムで失ったルーシーは
傷心のまま2人のいるニューヨークへ向かい
ジュードと暮らすようになる。

ベトナム戦争が激化しマックスは徴兵される。
ルーシーは過激な反戦活動に走り、
イラストレーターとして自立を目指すジュードの間には
しだいに大きな溝ができはじめる。

すべてビートルズナンバーからなるミュージカル。
歌詞も原曲そのままで、
構成のうまさとセンスの良さに感心した。
曲は必ずしもメジャーではない曲も含まれる。
いわゆる赤盤、青盤を聴いているだけでは、
半分も分からないかもしれない。
そこがまたマニア心をくすぐるのだが。

一番お気に入りのシーンは、
“I've Just Seen A Face”(夢の人)が流れるボウリングの場面。
ルーシーに恋したジュードが
その気持ちを歌い上げる場面。
他にも“Blackbird”、“It Won't Be Long”、“Hold Me Tight”、“If I Fell”、
もう限りなく好きな場面、曲が頭に浮かぶ。

さて、ジュリー・テイモア監督は、
もっとも注目している監督であり演出家。

第1回サイトウキネン・フェスでの「エディプス王」
(小澤征爾指揮、ジェシー・ノーマン他)
  ↓
ロンドンでのミュージカル「ライオンキング」
  ↓
劇団四季ミュージカル「ライオンキング」
  ↓
映画「タイタス」
  ↓
映画「アクロス・ザ・ユニバース」

エディプス王で度肝を抜かれ、
ライオンキングで圧倒され、
タイタスでちょっぴり失望、
アクロス・ザ・ユニバースでビートルズを再認識させてくれた。

さて次の作品は何だろうか。

評価:★★★★★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 21, 2008

懐かしい新聞やらLPやら

Img_0064

Img_0062

Img_0065

Img_0070


改築で発生した家庭の粗大ごみを、
2トントラックで市の清掃センターに持ち込んだ。
併せて、倉庫に眠ったままの古タンスや長持も
中を整理して、処分することにした。

タンスの中からは懐かしいものがざくざく出てきて、
作業がはかどらなかった。
まずは新聞紙。

昭和33年2月17日付けの地元紙。
これってワタシが生まれる1年前。
よく残ってたものだと感心。

昭和58年4月15日の朝日新聞朝刊。
東京ねずみーらんどの開園日当日で、
PRする全面広告が。

昭和47年10月発行の
中日ドラゴンズ優勝記念の週刊サンケイ増刊。

極めつけは、初めて買ってもらったLPレコード、
天地真理のファーストアルバム。
「悲しき天使」に涙したなぁ、あのころ。
昭和46年、小学6年生だった。

ほかに雑誌類もまた大量に出てきて、
当分は楽しめそう。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

August 18, 2008

FC岐阜vs徳島ヴォルティス

Img_0032_2


Img_0033_2

Img_0038_2

Img_0045_2

Img_0055


久しぶりのサッカー観戦。
結論から言うと、また勝てなかった。
しかし満足度は低くない。

前半終了間際に徳島が1点先取。
岐阜は後半から大友を投入するも、
バランスの悪さは修正できない。
つまらないミスも多く、
追加点が入らなかったのは不思議なくらい。

結局一度もペースをつかめないまま
試合終了してしまうのかと思った後半35分、
大友の見事なゴール。
これで息を吹き返し、何度かチャンスが続いたが
攻めきれずに試合終了。
1-1のドローとなった。

早くホームで、勝利の瞬間を見てみたい。

《今シーズンの観戦歴》
●2月24日 vs名古屋グランパス 0-1 ※プレシーズンマッチ
●3月16日 vsベガルタ仙台 0-1
●4月19日 vs横浜FC 2-3
●5月03日 vs愛媛FC 0-3
●5月06日 vsサガン鳥栖 0-1
△6月11日 vsロアッソ熊本 0-0
△8月17日 vs徳島ヴォルティス 1-1

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 16, 2008

劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」

20050131014747


まさか見るとは思ってなかったけど
見てしまった劇団四季のミュージカル「マンマ・ミーア!」。

エーゲ海に浮かぶ小島が舞台。
結婚式が間近に迫った20歳のソフィ。
彼女には、父親とヴァージンロードを歩きたいという夢があるが、
肝心の父親がだれか分からない。
母親の日記を盗み見し、
可能性のある男性3人に結婚式の招待状を送った。

式の前日、ドナが昔組んでいたコーラス仲間の
ロージーとターニャが島に。
時を同じくして、招待状を持った男性3人、サム、ビル、ハリーも到着。
驚いたのは何も知らないドナ。
さて父親はだれなのか、
ソフィの願いはかなうのか・・・

劇団四季をあまり見ない理由は歌唱力。
今までに「キャッツ」「オペラ座の怪人」
「ライオンキング」「コーラスライン」を見ているけど、
こと“歌”に関しては失望の連続。
比べちゃいけないけど、ニューヨークでの「オペラ座の怪人」や、
ロンドンでの「ライオンキング」は圧倒的だった。
残念ながらこの日も歌は相変わらずで、
オリジナルのABBAをリアルタイムで聴いていただけに、
その違いを感じずにはいられなかった。

でも総合的には楽しい舞台。
特に目立ったのは2人のキャスト。
一人はソフィ役の五十嵐可絵、
とにかくかわいい。
顔だけでなく、ちょっとしたそぶりや声も好み。
名前を覚えておこう。

もう一人はターニャ役の八重沢真美。
堂々たる演技とスタイル、
まさにはまり役。
ネットで調べたら、何と市村 親の元妻、へぇ~~。

使われている曲はABBAのヒット曲ばかり。
熱心なファンではなかったけど知った曲ばかりで、
このミュージカルに親しみがわいた。

大傑作だと思っている曲が
「ザ・ウィナー(The Winner Takes It All)」。
ポップス史上に残る名曲じゃないかと。
もしオールタイム・ポップス・ベスト10と挙げるとすると
確実に上位に入れるであろう曲。
せつない失恋の歌で、
ミュージカルでもいい場面で使われていた。

カーテンコールは観客も総立ちで、まるでライブハウスの様相。
次回はぜひロンドンで。
劇団四季は・・・C席だったら、もう一度見てもいいかな。

そうそう、メリル・ストリープ主演による映画も来年正月に公開らしい。
こちらも楽しみ。

●劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア!」
 ’08.8.9 マチネ 新名古屋ミュージカル劇場 P列40番

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 15, 2008

盆踊り

Odori001

Odori002

8月14、15の両日は、学校のグラウンドで地域の盆踊り。
始まる直前の雷雨で出足が鈍ってしまった。
涼しくなりはじめた8時過ぎに行ってみると、
人出はぱらぱら、やぐらの周りはちょっとさみしかった。

本部テントの近くでは、
浴衣姿の中学生がボランティアで
風船つりをしたり、ポップコーンやお茶を売ったり、
こういった風景は見ていて懐かしさを感じる。
今夜は晴れることを祈って、また会場に顔を出してみよう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 12, 2008

崖の上のポニョ(宮崎駿監督)

327529view002


「ぽお〜にょ、ぽにょ、ぽにょ、さかなのこ〜」

あの軽快なテーマ曲に乗せられて、
映画館に足を運んだ。
ところが、期待を大きく裏切られる内容だった。
ちまたの評価は悪くない、
ワタシに合わなかったということだろう。

あまりにもシンプルな構成のため、
深読みすれば、いろいろなことが考えられる。
単なるお子さま向けのファンタジーでないことは明らかだが、
だからと言って、謎解きをしようとは思わない。

ひとつだけ。
お父さん、お母さんを「リサ」「こういち」と呼び捨てにするのは
どういう意図があるのか分からないが不愉快。

評価:★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 11, 2008

佐渡裕「ヤング・ピープルズ・コンサート」

Youngpeople


ちょっと事情があって
「ヤング・ピープルズ・コンサート」を聴きに京都へ行ってきた。
夏恒例の本イベントは、
指揮者佐渡裕が、恩師レナード・バーンスタインの遺志を継いで、
子どもたちに音楽とのすてきな出会いをしてもらいたいと、
‘99年から続けているオリジナルコンサート。
今年は10回目を迎え、
奇しくもバーンスタインの生誕90年にあたるという特別な年。
7人の歌手をゲストに招いて、
バーンスタインの曲を中心に
解説を交えながら歌の楽しさを観客に伝えた。

子ども向けとはいうものの、
よく練られた構成と、佐渡の熱い語り口で、
大人でも十分に鑑賞に堪えうる内容であった。

特に重唱を説明する場面では、
まず歌手一人ずつにソロで歌ってもらい、
歌詞と状況を説明した後、合わせて歌う、
さらには管弦楽をつけて、といったように、
重唱のすばらしさを分かりやすく解説してくれた。

アンコールの最後は唱歌「ふるさと」を
観客と一緒に歌うというベタな仕掛けだったが、
会場は大いに盛り上がった。

歌手についてもひとこと。
渡辺玲美の声が一番好き。
ぜひ一度、オペラで見てみたい。
田村麻子はとてもチャーミングで演技もうまい。
この人もぜひ生で見てみたい一人。

男性陣ではキュウ・ウォン・ハンがいい。
中鉢聡はこんなキャラだったんだと驚き。
でも楽しい人だ。

●佐渡裕 ヤング・ピープルズ・コンサート
「音楽なんて大きらい!!でも歌はすき」
 ’08.8.3 京都コンサートホール 1階5列30番

指揮とおはなし:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団
ゲスト:田村麻子(So)、渡辺玲美(Ms)、中鉢聡(T)、キュウ・ウォン・ハン(Br)、
尾崎比佐子(So)、荻原寛明(Br)、花月真(Bs)

L.バーンスタイン:「キャンディード」序曲
同:「こどものための5つの曲」より“I Hate Music!”
同「キャンディード」より“Oh,happy We”
同「オン・ザ・タウン」より“Lucky to Be Me”
同「キャンディード」より“Glitter And Be Gay”
(休憩)
W.A.モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
同:「フィガロの結婚」第2幕フィナーレ(抜粋)
L.バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より“Tonight”
同「キャンディード」より“Make Our Garden Grow”
(アンコール)
L.バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より“Mambo”
同:「オン・ザ・タウン」より“Some Other Time”
岡野貞一:ふるさと

| | Comments (5) | TrackBack (0)

August 10, 2008

東京島/桐野夏生

M0356133101


桐野夏生の「東京島」を読んだ。

クルーザーで世界一周旅行の最中に遭難し、
無人島に漂着した一組の夫婦、隆と清子。
3カ月後には、与論島のきついバイトから脱出した
若い日本人男性約20人、
さらに3年後には、密航中に放り出された
中国人男性約10人が漂着し、
何もない小さな島で生を共にすることになった。

島はトウキョウジマと名づけられた。
日本人の若者たちは群れはじめ、
ブクロ、ジュク、シブヤと名付けた集落を形成していくのに対し、
中国人たちはホンコンと呼ばれる地域で共同生活をする・・・

無人島での自給自足生活、
しかも女性が一人だけという極限状態で、
人間が生き延びるためにはどんな行動をとるのか。
大変興味深い設定ではあるが、
だいたい予想どおりの展開となっている。
ところが著者が準備したエンディングは
予想をはるかに超えていた。

漂流者たちの運命は大きく二つの方向に。
一方では人類が進化してきた過程そのままに、
新たな自治区、小さな国ができ、
もう一方は、うーん、これはどうなんだろう、
驚きの展開だけど嫌いじゃない。

評価:★★★★☆

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 07, 2008

インディ・ジョーンズ /クリスタル・スカルの王国(S・スピルバーグ監督)

329623view002

19年ぶりとなる「インディ・ジョーンズ」のシリーズ第4弾
「クリスタル・スカルの王国」を見てきた。

大学で教鞭をとるインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)に
ある日、声を掛けてきたのがマット(シャイア・ラブーフ)。
マットは、彼の母からの手紙をインディに渡す。
すぐに二人は南米に向かう。
伝説の秘宝“クリスタル・スカル”を手に入れるための
冒険の旅が始まった。
行く手を阻むのは、
イリーナ(ケイト・ブランシェット)率いるソ連の秘密部隊・・・

ワタシにとって、まさしくツボの映画。
オープニングからわくわくさせてくれる。
これは映画「アメリカン・グラフィティ」のオマージュだろうか。
ルーカス&スピルバーグファンにとってはたまらない。

インディの登場場面がまたいい。
ここだけでなく、帽子は小道具として
最後の最後までうまく使われている。

ジョン・ウィリアムズのテーマ曲は、
数ある彼の作品の中でも最高傑作であろう。
めでたし、めでたしのラスト、
そしてエンドロールで流れるテーマ曲。
ところが、気分も最高潮のこの場面で
帰る人の何と多いことか。

異論が多い、○○地下実験の場面や、
ラストの○○人、U○○の場面、
もともと何でもありの冒険大活劇なんだから、
ワタシはまったく違和感なし。
スピルバーグらしくていいんじゃない?

評価:★★★★★

| | Comments (6) | TrackBack (0)

August 06, 2008

あぽやん/新野剛志

16326930_2


第139回直木賞候補になった新野剛志の「あぽやん」を読んだ。

「あぽやん」とは、旅行会社で空港勤務になった人をさす俗称。
どちらかというと小ばかにした意味である。
エアポートの略がAPOであることから
業界で使われるようになったらしい。

大手旅行会社の本社企画課に勤務していた遠藤啓太。
上司に歯向かったため空港勤務となった。
ここではお客さんとのトラブルは日常茶飯事、
その処理に追われる毎日で、
「飛ばされた」に近い部署であった・・・

登場人物が魅力的なのとテンポの良さから、
一気に読み終えた。
どこの会社でもありそうな話ばかりだが、
空港を舞台にしているという特殊性から、
仕事の内容も社内恋愛も新鮮に感じる。
しかし女性社員は皆、したたかだねぇと
妙に納得しきり。

視覚的にも面白いしTVドラマ化は確実かな。

評価:★★★★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 05, 2008

武蔵野音大ウィンドアンサンブル演奏会

誘われて、武蔵野音大ウィンドアンサンブルの
岐阜公演に出掛けた。
会場はほぼ満席、高校生や中学生も多く、
これは大学側の思惑どおりかな。

前半の演奏は退屈だった。
レヴェルは高いのだが、あまりにも模範演奏で
聴いていて楽しくない。

後半は違った。
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」でスタート。
冒頭のクラリネットのグリッサンドで
メンバー全員の肩の力が抜けたのか、
演奏する喜びを全身で表し、笑顔が見られるようになった。

以降、曲を重ねるにつれ、会場も盛り上がっていった。
長丁場であったが、若いだけにスタミナも十分。
さらにアンコールはソリストも登場してたっぷり3曲。
サービス満点のコンサートだった。

●武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル演奏会
 ’08.7.14 サラマンカホール 座席:1階R15
指揮:レイ・E.クレーマー (客員教授)

J.ウィリアムズ:サウンド・ザ・ベルズ!
2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲(曲目不明)
J.A.ギロー:ハーン(世界初演)
W.ハイムス(編曲):アメージング・グレース
A.ドヴォルジャーク:フェストムジーク(日本初演)
2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲(曲目不明)
L.バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー より 4つの舞曲
(休憩)
G.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー (p)水野ゆみ
G.ロッシーニ:バンドのためのスケルツォ
F.ティケリ:ワイルド・ナイト!
F.チェザリーニ:ブルガリアン・ダンス
(アンコール)
J.P.スーラ:アメリカン・ファースト
G.ガーシュウィン:セカンド・プレリュード
G.ガーシュウィン:ストライク・アップ・ザ・バンド

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2008 | Main | September 2008 »