名古屋フィル 創立記念日コンサート
遅ればせながら、7月10日に聴いた名古屋フィルのレビューを。
ティエリー・フィッシャー指揮、4、5日の「幻想」に続く第二弾は、
名古屋市民会館での「創立記念日コンサート」。
ウィリアム・テル序曲の冒頭部分はチェロが不安定でひやひやした。
何とか立ち直って最後の行進曲では、
勢いのある演奏を聴かせてくれた。
モーツァルトの20番台のピアノコンチェルトでは、
一番地味ではないかと思われる24番。
ワタシも生で聴くのは初めての曲。
ピアノの河村尚子は良くいえば安定感のある、
悪く言えば平坦な演奏。
疲れがたまっていたので、うとうと・・・
後半の「英雄の生涯」。
金管のキズは多かったけれど、
全体を見渡せば、まあまあの出来。
うまくまとめたという印象。
フィッシャーの指揮は、相変わらずかっこいい!
今後さらにファンが増えていくと思う。
アンコールにJ.シュトラウスⅡを選んだセンスも脱帽。
そして長大なホーネックのソロはさすが、文句なし。
●名古屋フィルハーモニー交響楽団 創立記念日コンサート
ティエリー・フィッシャー・セレクションI
'08.7.10 中京大学文化市民会館オーロラホール 座席:1階18列12
指揮:ティエリー・フィッシャー
ピアノ:河村尚子
ヴァイオリン:ライナー・ホーネック
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調
(アンコール)スカルラッティ:ソナタK466
(休憩)
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
(アンコール)
J.シュトラウスⅡ:「ハンガリー万歳」
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