名古屋ワーグナー管弦楽団 楽劇「ワルキューレ」第1幕
名古屋ワーグナー管弦楽団の旗揚げ公演を聴いてきた。
「ワルキューレ」を演奏会形式で公演しようと、
ワーグナー好きの演奏家が集まった。
ただ、この作品、全曲を演奏すると4時間を超えるため、
この日は第1幕のみの公演となった。
さて、その演奏、
細かい瑕疵はともかく、
アマチュアの即席オケが
この大作を演奏しきったというだけで感動ものだった。
マエストロ山下と、池田香織(Ms)、
二塚直紀(T)、藤村匡人(Bar)の好演により、
十分鑑賞に堪えうるワーグナーとなった。
さらに、オープニングに鳴り響いた金管アンサンブルのファンファーレ、
吉田真・慶大教授による演奏前のレクチャー、
入場者に配られた対訳付きの厚いプログラム、
さらにはアンコールの「マイスタージンガー」まで、至れり尽くせり、
よくぞここまでと感心した。
関係者に聞くと、次回の予定はまだ立ってないとのこと。
折角、これだけの成功を収めたのだから
第2回も期待したいものだ。
●名古屋ワーグナー管弦楽団 演奏会
'08.4.27 愛知県芸術劇場コンサートホール
山下一史指揮名古屋ワーグナー管弦楽団
ワーグナー:ジークフリート牧歌
(休憩)
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
ジークリンデ/池田香織
ジークムント/二塚直紀
フンディング/藤塚匡人
(アンコール)
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
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