魔法にかけられて(ケヴィン・リマ監督)
ディズニーのミュージカル映画、
「魔法にかけられて」を見てきた。
アニメの世界のお姫様が現代のニューヨークに迷い込み
巻き起こすドタバタ劇を、アニメと実写を使い分けて描く。
アニメの世界で、ジゼルはエドワード王子と婚約する。
しかし女王ナリッサにより、
ジゼルはニューヨークへと追放されてしまう。
偶然出会った弁護士ロバートに助けられるが、
現実の世界を何も知らないジゼルに、
ロバートは振り回される。
エドワード王子もジゼルを救い出すべく
ニューヨークへ向かったが、
なかなか見つけ出すことができない。
そんな中でジゼルは、現実の世界で恋愛に目覚めていく・・・
映画は、見慣れたアニメで始まり、
ニューヨークに迷い込んだところから実写になる。
このあたりの切り換えが巧み。
アニメと実写の登場人物もそっくりで、
まったく違和感がなかった。
特に実写のジゼル役エイミー・アダムスは、
一つ一つの動き、表情が天然ぼけで、いい味出していた。
そして音楽のすばらしいこと。
5曲の劇中歌はどれもが
今後スタンダードとなるような傑作ぞろい。
“That's How You Know”を歌って踊る
セントラルパークでの場面は圧巻、
これぞミュージカル!
けっしてお子ちゃま向けの映画ではなく、
皮肉たっぷり、セルフパロディに満ちた
大人向けの傑作といえよう。
評価:★★★★★
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