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May 07, 2008

ラットマン/道尾秀介

32010019


道尾秀介の「ラットマン」を読んだ。

主人公の姫川亮は、
高校の同級生で結成したアマチュアバンドでギターを弾いている。
当初からのバンドのドラムは、姫川の恋人小野木ひかり。
ところが2年前からその妹の桂に代わり、
姫川とひかりの関係はギクシャクし始める。
そんなとき、練習中のスタジオ内で殺人事件は起きる。
過去に起きた事件がシンクロするなか、
殺人事件は意外な展開をする・・・

完成度の高いミステリー。
何度も続くどんでん返しに、
心地よい快感が得られる。
よくも悪くも、ミステリーファンのための作品。

タイトルの「ラットマン」は、
精神的、視覚的錯覚をあらわす絵、
心理学では有名らしい。

評価:★★★★

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