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March 24, 2008

陰日向に咲く(平川雄一朗監督)

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平川雄一朗監督の「陰日向に咲く」を見た。
原作は劇団ひとりのベストセラー、
もう1年ほど前に購入したのだが、まだ本棚に横になったまま。
というわけで、映画を一足先に。

バス運転手のシンヤが主人公。
パチンコ依存症でつくった借金を
上司に肩代わりしてもらったというのに、
またもや手を出し、会社からは見放される。
借金の取り立てに追われ、オレオレ詐欺で金を稼ごうとするが、
電話先の女性が本当の息子と思い込んでいることから、
奇妙な交流が始まる。

一方、街で偶然知り合った寿子は、
亡くなった母の奇跡をたどってストリップ劇場に向かう。
昔、母がここでお笑いコンビを組んでいた
雷太を見つけ出したいと考える。
彼は母の初恋の人でもあった・・・

東京に暮らすダメな9人を描く群像劇。
登場人物が次第につながっていくのが快感だが、
なぜか秋葉原のアイドルのエピソードは
他と何のつながりもない。
これはどうしたことなのか、
疑問が解けなかった。
このあたりは原作ではどう扱われているのか
本の内容が気になる。

シンヤはまったく好きになれないキャラクター。
あれだけ会社の同僚や周りに迷惑を掛けているのに
パチンコ通いがやめられなかったり、
電話の相手の女性が亡くなり、
その部屋を訪れたときのこと、
女性が滞納していた家賃を請求する大家に対して
怒鳴りつける場面は、本当に不愉快だった。

評価:★★★☆

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March 23, 2008

カピバラの「やまちゃん&しずちゃん」

近くの水族館、アクア・トトぎふで、
カピバラ2匹の常設展が始まった。
この冬には仮設の檻の中で展示されていたが、
人気があったため、このほど常設展示となった。

カピバラは世界最大のネズミ、
実物はとにかくでかい。
今回展示されている2匹はどちらも1歳、
大きな雌が「しずちゃん」体長約80センチ、
小さな雄が「やまちゃん」体長約60センチ、
誰がつけたか、その名も「南米キャンディーズ」!

ここの水族館は、ほかにも、
メコンオオナマズやコツメカワウソ、アロワナなど
見どころがいっぱい。
年間パスポートはなんと2,800円、
1回の入館が1,400円だから、とってもお得だと思う。

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これが、しずちゃん

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これは、やまちゃん。背中の傷は、しずちゃんに引っ掻かれたものだとか

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無防備に寝返りをうつ、やまちゃん

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こんなふうに2匹の紹介が

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何気ないペナントも水族館らしくかわいい

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中庭にはリクガメが。名前は忘れた

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水族館の目玉、メコンオオナマズ

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March 22, 2008

ガチ☆ボーイ(小泉徳宏監督)

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大傑作。
私的には、
後半、ウルフルズの「暴れだす」のイントロが流れたところから、
ずっぽりとツボにはまった。
ネタばれになってしまうので、多くを語るのはやめておこう。

でも観客、全然入ってないらしい。
こちらの地方でも、スクリーンで見られるのは今週限り。
ぜひ、だまされたと思って、映画館に足を運んでもらいたい。

評価:★★★★★

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March 16, 2008

カツラ美容室別室/山崎ナオコーラ

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山崎ナオコーラの「カツラ美容室別室」を読んだ。
第138回芥川賞候補作。

27歳の会社員淳之介が主人公で、
淳之介の年上の友人梅田さんと、
梅田さんの行きつけである、カツラ美容室別室の店長カツラさん、
そこに勤務するのエリと桃井の5人が主な登場人物。

みんなで夜桜見学へ行ってから
淳之介はエリのことを意識するようになる。
2人で美術館に行ったり、
居酒屋で急性アルコール中毒で倒れたときに介抱してもらったりするが、
2人の関係はなかなか進展しない。
そのうちにカツラさんが店を去り
後継者に桃井を指名したことからエリは荒れ始め
2人は絶交してしまう。
ところが次の年の花見にはまた揃って出掛けていくという、
つかみどころのない淡々とした物語。

恋愛や友情の描き方がふわっとしていて、
好みの問題なんだろうけど、
ワタシは特に感じるものはなかった。

評価:★★★

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March 09, 2008

好スタート、FC岐阜

いよいよJが開幕。
我がFC岐阜も初めてのJのステージ。
大切な初戦だったが、
ヴァンフォーレ甲府を相手に1-1で引き分け、
勝ち点1をゲット。
相手は昨季までJ1、しかもアウェーだっただけに
貴重な勝ち点となった。

唯一の得点を挙げたのは途中交代の小島、
采配がずばり的中といったところか。
うんうん、幸先のいいスタートだね。

歴史に残るこの日のスターティングメンバーを記しておこう。

GK:日野
DF:山田、小峯、川島、奈須
MF:北村、菅、嶋田、高木
FW:片山、片桐

交代 片山→小島(宏)、嶋田→梅田、高木→森山

岐阜・長良川競技場でのホーム開幕戦は16日13時。
行きたいのはやまやまだが、
祖父の三回忌のため断念した。

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March 03, 2008

ブラスの祭典 in かかみがはら

ブラスの音色に酔いしれた2日間。

シエナ・ウィンド・オーケストラ公演は、
今までの吹奏楽のイメージを大きく変えてくれた。
喜びにあふれ、かつ、完成度の高い演奏、
さらには、着ぐるみ姿まで披露したシエナ☆フルーツの2人に代表される
若さと明るさは、ほかにない魅力だ。

圧巻は「ローマの松」の第4部「アッピア街道の松」。
客席最後部に配置されたバンダの効果も絶大、
ピアニッシモで始まり、次第にクレッシェンドしていくこの曲は、
聴くものすべてを圧倒した。
築40年にもなろうというホールの全館に
いまだかつてない金管のファンファーレが響き渡った。

ほかにも、シエナのメンバーが街に飛び出しての「どこでもコンサート」や
「楽器クリニック」「交流会」など、
吹奏楽を気軽に楽しめる催しがてんこ盛りだった。

●木曽川音楽祭「ブラスの祭典 in かかみがはら」
 鈴木織衛指揮シエナ・ウインド・オーケストラ・コンサート
 '08.3.2 各務原市民会館

A.リード:春の猟犬
A.リード:エル・カミーノ・レアル
A.リード:アルメニアン・ダンス・パート1
(休憩)
内藤淳一:ブライアンの休日
片岡寛晶:天馬の道〜吹奏楽のために
アンダーソン:タイプライター
小島勇司:キムチの気持ち
作曲者不詳:ポッポポッポ
(休憩)
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
(アンコール)
グレインジャー:ロンドンデリー
スーザ:星条旗よ永遠なれ


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会場ロビーでは、地元吹奏楽団がミニコンサート

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イベントの締めくくりはシエナ交流会 ジャンケンゲームで最高潮に

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