ホルモー六景/万城目 学
「ローマ風の休日」など6作品からなる短編集。
タイトルだけでは内容がまったく分からないが、
「鴨川ホルモー」の続編というか、登場人物の番外編となっている。
前を読んでないと、ちょっと辛いかも。
前作では、京大がメインだったが、
今回は、京都産業大、立命館大、
そしてとうとう同志社大も登場、
著者のバランス感覚が働いたのだろうか。
6編の中では、歴史上の人物が登場する
予想外の展開を見せる「もっちゃん」と、
ついほろりとさせられた「長持の恋」がいい。
歴史上の人物、だれが出て来るのかは
読んでみてのお楽しみ。
前作同様、京都の地名がたくさん出てくる。
次回からはぜひ地図かポンチ絵を掲載してほしい。
評価:★★★
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