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November 20, 2007

ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団

ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団のコンサートを
名古屋で聴いてきた。

生ゲルギエフはもう10回以上だろうか。
特に昨年は、リングのチクルスを含めて6回も見ているのに、
このところ心に響いて来るものがない。
今回のプログラムはオール・ロシアもの。
今度こそはと期待して足を運んだ。

前半の白鳥とロメジュリは、
期待どおりのパワーあふれる演奏に圧倒された。
特にロメジュリ、
第1曲はソフトバンクのCMでお馴染みの
「モンタギュー家とキャピレット家」、
ダイナミックにオケを操ったかと思いきや、
第2曲では美しいピアニッシモの弦の響き。
ラストの「ティボルトの死」まで、
ゲルギエフの作り出す世界に酔った。

休憩後のハルサイ、これが期待はずれ。
確かにパワーはすごい。
しかしCDほどのリズムの切れ味がない。
最後まで違和感が拭い切れず、不完全燃焼のうちに曲が終了。
ゲルギエフだけに高望みし過ぎているのかもしれないが、
彼のハルサイはこんなものではないはず。
いつかもう一度聴いてみたいものだ。

●ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団
 '07.11.6 愛知県芸術劇場コンサートホール

チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より
 情景
 ワルツ
 四羽の白鳥たちの踊り
 情景
 ハンガリーの踊り/チャルダッシュ
 情景(ロットバルトの死)
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より
 モンターギュ家とキャピュレット家
 少女ジュリエット
 僧ローレンス
 メヌエット
 仮面舞踏会
 別れの前のロメオとジュリエット
 ティボルトの死
(休憩)
ストラビンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
(アンコール)
リャ-ドフ:バーバ・ヤーガ
チャイコフスキー:「眠れる森の美女」より「ワルツ」

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