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November 24, 2007

デリック・イノウエ指揮名古屋フィル定期演奏会

P席が手に入ったので、久しぶりに名フィル定期へ。
今回はワーグナーの管弦楽曲と、
そのワーグナーが影響を受けたというウェーバーの
クラリネット協奏曲というオール・ドイツ・プログラム。
ワーグナー好きにはたまらない曲がずらりと並んでおり、
開演前は期待半分、名フィルの金管ではなぁと不安半分。

結果は、予想以上によかった。
金管も大きなキズはなく、よく鳴っていた。
一方で、弦にもう少しがんばりが欲しかったなというのが本音。
次回は「ディアギレフが愛した男たち」と題し、
サティ、プーランク、R.シュトラウス、ストラヴィンスキーのバレエ曲を
矢崎彦太郎が指揮する。
何とか時間を作って足を運びたい魅力あるプログラムだ。

指揮のデリック・イノウエは初めて聴いた。
カナダ出身の日系人で、
メトロポリタン・オペラでレヴァインの助手を務めながら
毎シーズン、メトでも振っているようだ。
この日は指揮者の斜め正面から見ていたが、
丁寧な指揮ぶりで細かい指示も出していた。
イメージとしては、大阪フィルの常任、大植英次か。
何となく雰囲気も似ている。
 
●第341回名古屋フィルハーモニー交響楽団定期演奏会
 〜ドイツ・ロマン派オペラの確立と成熟〜
 '07.11.16 愛知県芸術劇場コンサートホール

指揮:デリック・イノウエ
クラリネット:エルンスト・オッテンザマー

ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」(パリ版)より
      序曲とヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕より
     第3幕前奏曲、徒弟たちの踊り、マイスタージンガーの入場

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Comments

It's really very difficult in this active life to listen news on TV, therefore I just use web for that reason, and get the newest news.

Posted by: file extension flv mac | June 24, 2014 08:59 AM

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クライバーが指揮すると、他の指揮者とは全く違う次元でドラマティックなのだ。同世代の指揮者と似て非なるものは同じようにスマートでも表現の天才性である。感動の質が全く異なるのだ。 [Read More]

Tracked on December 13, 2007 04:20 PM

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