そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生/横石知二
著者の横石さん、某業界では有名な人。
徳島県の山村、上勝町で、
落ちている葉っぱを商品化し、
市場に流通されるマーケットを開拓したのが
農協職員である横石さん。
商品は単なる葉っぱではない。
料理に彩りを添える「つまもの」である。
落ちていると葉っぱだが、
料亭に持ち込まれると1枚数十円の価値を持つようになる。
横石さんが地元のおばあちゃんたちをだましながら、
時には逆に励まされながら続けてきたことが花を咲かせた。
ここに書かれている経験の蓄積やノウハウを読んでいると実に楽しい。
そして他の多くの地域がこれを真似ようとしたが
誰一人として成功しなかった。
それは結局、その地域には横石さんがいなかったからだろう。
評価:★★★★
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