キサラギ(佐藤祐市監督)
ちまたで評判の映画「キサラギ」を見てきた。
金曜日の夜10時近くからの上映だというのに、
ほぼ満席だった。
売れないアイドル如月ミキが自殺、
その一周忌の追悼としてオフ会が開催された。
集まった5人のハンドルネームは、
家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、
スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、イチゴ娘(香川照之)。
ファンサイトを通じて知り合った5人、会うのは初めてのこと。
まずは、家元のコレクションやスネークの持参した生写真で盛り上がるが、
突然オダ・ユージが、
「如月ミキは自殺じゃない、殺されたんだ」と告白。
彼女の死を巡って推理と犯人探しが始まる・・・
脚本がいい、
そして5人の演技、
特に今や性格俳優といえばこの人、香川照之の演技に大きな拍手。
2つの顔を持ったスネークこと、小出恵介も予想外の健闘。
塚地武雅は地でやっているのだろう。
その登場するタイミングが抜群で、
ここでも監督と脚本家に布団1枚。
5人の意外な正体が次々と明らかになっていくのが、
観客にとっては快感。
詳しくは書かないが、
ラスト近くにとても楽しくて、
ちょっぴりしんみりとしたシーンが準備されている。
そして、エンディング。
宍戸錠が登場する場面。
これは困った、でも笑い飛ばそう(笑)
というわけで、★★★★★
The comments to this entry are closed.
Comments