正義のミカタ〜I’m a loser〜 /本多孝好
本多孝好、ひさびさの書き下ろし、
「正義のミカタ〜I’m a loser〜 」を読んだ。
高校3年間、いじめられ続けてきた主人公の亮太、
大学に入学し初めて友達ができる。
トモイチはボクシングでインターハイ3連覇という
輝かしい成績を残している。
彼に誘われ、大学の「正義の味方研究部」に入部。
個性的な先輩たちとともに、
大学における正義の味方としての活動を始め、
大小のトラブル解決に取り組む。
そんな中二人は、
怪しげな同好会への「潜入捜査」を命じられる・・・
「真夜中の五分前」で直木賞候補になり、
主にミステリーや恋愛を描いてきた著者が、
まったく違うジャンルに挑戦した意欲作。
登場するキャラクターは面白いが、
後半、正義とは何かを語り合う場面など
ちょっとくどい。
最後まで、主人公には
感情移入することができなかった。
著者の次回作に期待。
というわけで、★★★
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Comments
お久しぶりです。
この作者の本は、以前はほとんど読んでいましたが、
この本はいつも店頭で見ながら、「どうしよう?」と思いつつもまだ手にとっていませんでした。
★3つですか……
とりあえず、辞めときましょうかね……。
そうそう、私の最近のおススメは
坂木司さんの「ワーキング・ホリデー」。
おもしろすぎて、イッキ読みしてしまいました。
Posted by: kubori | July 11, 2007 11:21 PM
kuboriさん
「ワーキング・ホリデー」
早速、買ってきますね。
このところ仕事が忙しく、
ゆっくり本を読む時間も取れませんが。
Posted by: るうかす | July 13, 2007 09:27 PM