中嶋彰子 ソプラノ・リサイタル
ウィーンのフォルクス・オーパーで活躍している彼女の魅力は、
その豊かな表現力と演技力。
4年前、新国立劇場の「フィガロの結婚」を見たときに、
個性的なキャストの中でも、ひときわ輝いていたのが
スザンナ役の中嶋彰子。
賢そうで活発なスザンナ、まさにはまり役だった。
今回のリサイタル、ほぼ全曲、本人のMC付きだったのは、
地方公演だからだろうか。
集中力が途切れるので賛成しかねるが、
曲によっては理解が深まった。
アンコールは、私のお父さんとムゼッタのワルツの2曲。
大人しかった会場がやっと盛り上がった。
ここサラマンカホールは収容人数708人、
半分も埋まっていなかったのが
一番残念なことだった。
●中嶋彰子 ソプラノ・リサイタル
'07.5.26 サラマンカホール(岐阜市)
ソプラノ:中嶋彰子
ピアノ:ニルス・ムース
曲目:
モーツァルト/春への憧れ
モーツァルト/夕べの想い
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」より“恋人よ早くここへ”
シューマン/花の曲 ※ピアノソロ
シューマン/女の愛と生涯
(休憩)
マルティーニ/愛の喜び
ゴルベレージ/もし貴方が私を愛してくれて
カラターニ/夢だった
トスティ/理想の女
トスティ/別れの歌
ベリーニ/歌劇「夢遊病の女」より“ああ、信じられない”
J.シュトラウス/オペレッタ「踊り子、ファニー・エルスラー」より“郊外のシーヴェリングで”
レハール/オペレッタ「ロシアの皇太子」より“きっと来る人”
(アンコール)
プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父さん”
プッチーニ/歌劇「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツ“私が街を歩くとき”
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