
恒川光太郎の「雷の季節の終わりに」を読んだ。
地図にない町「穏」。
穏には四季のほかに雷季が存在し、
その季節にはよく人が消えていた。
賢也は姉を亡くし、同時に「風わいわい」という
物の怪に取り憑かれてしまう。
活発な少女・穂高との出会いもあり、
幸せな日々を過ごしていたが、
ある事件により、穏を出ることになる・・・
「夜市」に続くデビュー二作目。
独特の世界を持っている希有な作家だ。
幻想的で物語の構成も興味深かった、
余韻も悪くない。
しかし、前作が立派すぎたので、
ちょっと期待外れだったか。
というわけで、5段階評価は★★★☆
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