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April 29, 2007

ラブソングができるまで(マーク・ローレンス監督)

Lovesong_1

映画「ラブソングができるまで」を見てきた。

アレックス(ヒュー・グラント)は、
’80年代に一世を風靡したアイドル・バンドの元ヴォーカル。
しかし現在は遊園地での巡業くらいしか仕事がない
落ちぶれミュージシャン。
ある日、幸運が巡ってきた。
今をときめく歌姫・コーラ(ヘイリー・ベネット)から、
新曲を書いてほしいという依頼があったのだ。
しかし彼は作曲はできても、作詞がうまくいかない。
いいタイミングで、観葉植物の世話をするアルバイトとして
彼の部屋にやってきたのがソフィー(ドリュー・バリモア)。
偶然、彼女に作詞の才能があることがわかり、
コーラへ提供するラブソングづくりを
一緒に取り組むことになった・・・

とにかくヒュー・グラントとドリュー・バリモアがいい。
今や彼はロマンチック・コメディの王ともいうべき存在。
ドリュー・バリモアは最近、米誌 People が選ぶ2007年の
「最も美しい人々」でリストのトップに選ばれた。
この映画では美しいというよりキュートな感じで、
ロマコメにぴったりの役づくりに成功している。

かつてアレックスの大ファンだった
ソフィーの姉(クリステン・ジョンストン)とその夫も
大いに笑わせてくれる名助演。

さらに、アレックスの腰降りダンスや、
80年代ポップ・グループのプロモーション・ビデオ映像が
ダサくて最高、泣いてしまった、笑いすぎて。

ワタシにとって最高のロマンチックコメディは、
チェビー・チェイスゴールディ・ホーンの「ファール・プレイ」。
二人にからむダドリー・ムーアが怪演、
「ロッキー」トレーナー役で有名なバージェス・メレディス
ちょい役だが印象に残る演技、
終盤、タクシー内に突然登場する日本人老夫婦にも
あっと驚かされた。
さらに全編に流れるのがバリー・マニロウの甘いラブソング、
歌劇「ミカド」を舞台にするという設定も成功。
いまだDVD化されていないのが不思議なくらい。
そんな「ファール・プレイ」に勝るとも劣らない
ロマコメの傑作といえよう。

ワタシの近くに外国人カップルが座っていた。
次々と出てくるジョークに終始笑いっぱなし、
その笑い声にこちらもつられて、つい笑ってしまうという好循環、
とっても楽しめてラッキーだった。

この映画、だれが何と言おうとも、★★★★★の満点。
ビバ、ロマコメ!

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Comments

ヒュー・グラントは ノッティングヒル・・・の時から
好きな俳優さんです 笑顔がとてもいいですね

今回は特に良かったなー 恥を捨てていて(^0^)
腰振りダンス しばらく忘れられませんね

ずっと笑っていたかというと
アレックスのピアノ弾き語りのシーンでは
泣いてしまいました

素直になって笑ったり泣いたり出来る作品でした

Posted by: じゅぴ | May 01, 2007 09:16 PM

じゅぴさん

歌詞と曲がマッチした、名バラードでしたよね。
じーんときました。
先が読めてしまうベタなストーリーでしたが
ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの好演で、
心に残る作品となりました。

Posted by: るうかす | May 02, 2007 09:24 PM

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