« March 2007 | Main | May 2007 »

April 30, 2007

ホリデイ(ナンシー・メイヤーズ監督)

326504_01_01_02


大型連休前半の最終日に、
映画「ホリデイ」を見てきた。
近くのシネコンでは、
この日、この時間が最終回ということもあって、
席の半分くらいが埋まっていた。

ロンドンの新聞記者アイリス(ケイト・ウィンスレット)と、
LAの映画予告製作者アマンダ(キャメロン・ディアス)は、
共に失恋したばかり。
失意のうちにネット上の「ホームエクスチェンジ」に応募、
お互いの住居を交換し合うことになる。
そこで、アマンダはアイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)と、
アイリスはマイルズ(ジャック・ブラック)と知り合い、
新たな恋の展開が・・・

この4人と元彼、元彼女が
くっついたり、離れたり、
言ってみればそれだけの話。
ちょっとがっかりした。

劇中、有名な映画音楽が流れたり、
俳優が数秒登場したりと、
映画ファンにとってはうれしい仕掛けがいくつもあって、
楽しませてくれる。
しかし予告編で流れた「We are all alone」が
掛からなかったのは、なぜ?

この映画、C・ディアスやJ・ロウのファンのためにある
と、言い切ってもいいのではないか。

というわけで、5段階評価は★★★☆

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 29, 2007

ラブソングができるまで(マーク・ローレンス監督)

Lovesong_1

映画「ラブソングができるまで」を見てきた。

アレックス(ヒュー・グラント)は、
’80年代に一世を風靡したアイドル・バンドの元ヴォーカル。
しかし現在は遊園地での巡業くらいしか仕事がない
落ちぶれミュージシャン。
ある日、幸運が巡ってきた。
今をときめく歌姫・コーラ(ヘイリー・ベネット)から、
新曲を書いてほしいという依頼があったのだ。
しかし彼は作曲はできても、作詞がうまくいかない。
いいタイミングで、観葉植物の世話をするアルバイトとして
彼の部屋にやってきたのがソフィー(ドリュー・バリモア)。
偶然、彼女に作詞の才能があることがわかり、
コーラへ提供するラブソングづくりを
一緒に取り組むことになった・・・

とにかくヒュー・グラントとドリュー・バリモアがいい。
今や彼はロマンチック・コメディの王ともいうべき存在。
ドリュー・バリモアは最近、米誌 People が選ぶ2007年の
「最も美しい人々」でリストのトップに選ばれた。
この映画では美しいというよりキュートな感じで、
ロマコメにぴったりの役づくりに成功している。

かつてアレックスの大ファンだった
ソフィーの姉(クリステン・ジョンストン)とその夫も
大いに笑わせてくれる名助演。

さらに、アレックスの腰降りダンスや、
80年代ポップ・グループのプロモーション・ビデオ映像が
ダサくて最高、泣いてしまった、笑いすぎて。

ワタシにとって最高のロマンチックコメディは、
チェビー・チェイスゴールディ・ホーンの「ファール・プレイ」。
二人にからむダドリー・ムーアが怪演、
「ロッキー」トレーナー役で有名なバージェス・メレディス
ちょい役だが印象に残る演技、
終盤、タクシー内に突然登場する日本人老夫婦にも
あっと驚かされた。
さらに全編に流れるのがバリー・マニロウの甘いラブソング、
歌劇「ミカド」を舞台にするという設定も成功。
いまだDVD化されていないのが不思議なくらい。
そんな「ファール・プレイ」に勝るとも劣らない
ロマコメの傑作といえよう。

ワタシの近くに外国人カップルが座っていた。
次々と出てくるジョークに終始笑いっぱなし、
その笑い声にこちらもつられて、つい笑ってしまうという好循環、
とっても楽しめてラッキーだった。

この映画、だれが何と言おうとも、★★★★★の満点。
ビバ、ロマコメ!

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 28, 2007

ウィーン・グランド・コンサート

Im_01


「ウィーン・グランド・コンサート」と題した、
トヨタ・マスタープレイヤーズ,ウィーンのコンサートを聴いてきた。
随分前の公演だが、
データとして残しておきたいので、ここに記しておく。

トヨタ自動車は毎年、企業メセナの一環として
ウィーン・フィルのメンバーを中心に特別編成したオーケストラ
「トヨタ・マスタープレイヤーズ,ウィーン」による
コンサートツアーを実施している。
今年はソリストを迎えてのベートーヴェン「第9」がメイン。

とにかく豪華なコンサート。
プログラムは第九1曲でもおかしくないのに、
前半に、オペラの序曲やアリアを7曲、
さらにはアンコールも1曲、
途中の休憩を入れ第九という、
2時間半余りの長いコンサートになった。
お得ではあるが、オケや歌手には負担が大きかったのでは。

指揮は佐渡裕。
ワタシ今まで、この指揮者とはどうも相性が良くない。
これは、という演奏に巡りあっていない。
直前は2年半前の、兵庫芸術文化センター管弦楽団の第九。
新たに編成したオケを率いての初の公演とあって
ずいぶん大雑把という印象だった。
で、今回、1、2、3楽章は
これまでの印象とそれほど変わらなかったが
4楽章、途中のマーチ、フーガのあたり、
そしてコーダに突入してからの高揚感、
意外にいいじゃん、見直した。

「第九」をマスタープレイヤーズと共演した名古屋フィル、
このところ、めきめき力をつけているなと実感。
藤原歌劇団合唱部は安定した歌唱力。
ソリスト4人は、特筆すべきことはなし。

●トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン
'07.4.7 愛知県芸術劇場コンサートホール
指揮:佐渡裕
ソプラノ:中嶋彰子
メゾ・ソプラノ:ナディア・クラスティーヴァ
テノール:佐野成宏
バリトン:ギールト・スミッツ
合唱:藤原歌劇団合唱部
演奏:トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団

J.シュトラウスⅡ世/ジプシー男爵の入場行進曲
モーツァルト/歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588より序曲、
モーツァルト/歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588より“恋人の息吹は”
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K.492より“とうとう嬉しい時が来た”
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K.492より“恋とはどんなものかしら”
モーツァルト/歌劇「魔笛」K.620より“私は鳥刺し”
ベッリーニ/歌劇「ノルマ」より“聞きたまえ、ノルマよ”
(休憩)
ベートーヴェン/交響曲 第9番ニ短調

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 27, 2007

雷の季節の終わりに/恒川光太郎

200601000261

恒川光太郎の「雷の季節の終わりに」を読んだ。

地図にない町「穏」。
穏には四季のほかに雷季が存在し、
その季節にはよく人が消えていた。
賢也は姉を亡くし、同時に「風わいわい」という
物の怪に取り憑かれてしまう。
活発な少女・穂高との出会いもあり、
幸せな日々を過ごしていたが、
ある事件により、穏を出ることになる・・・

「夜市」に続くデビュー二作目。
独特の世界を持っている希有な作家だ。
幻想的で物語の構成も興味深かった、
余韻も悪くない。
しかし、前作が立派すぎたので、
ちょっと期待外れだったか。

というわけで、5段階評価は★★★☆

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 26, 2007

赤朽葉家の伝説/桜庭一樹

31825669

千葉出張に持って行った桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」、
往復の新幹線の中で、一気に読み終えた。

鳥取県西部、日本海沿いの紅緑村。
製鉄と造船で大いに栄えたが、やがて衰退していく。
主人公は赤朽葉家の孫娘で、
祖母と母と続く3世代3人の人生を描く。

祖母の万葉は、山奥の“辺境の人”が村に置き去った子供。
ところが縁あって、赤朽葉家の御曹司と結婚することになる。
文盲だが、未来を見通す才能を持っている。
母の毛毬は猛女。
いわゆる不良で、中国地方のレディースを制覇するまでに至る。
そしてその体験をマンガにしたところ大ヒットし、売れっ子となる。
孫娘の瞳子は、短大卒業後、
一時は就職するもののすぐに退職、今はニート状態。

赤朽葉家一族の興亡の壮大な物語に、
それぞれの時代のリアルな社会描写を盛り込み、
ドラマチックで興味深い内容となっている。

冒頭に登場する"空を飛ぶ男"の謎が、
最後の最後に解き明かされる。
このエピソードが、作品を引き締めている。

というわけで、5段階評価は★★★★★

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 24, 2007

ネクタイ2本

Neckjpg


久しぶりに仕事で上京した。
最終日、時間に余裕があったので
おのぼりさんらしく、ミッドタウンでも見てこようと思った。
ところが朝起きると、体中がだるくて、歩くのがおっくうに。
結局、銀座のバーニーズ・ニューヨークと、
丸の内のトゥモローランドの2店をのぞくことにした。

トゥモローランドではネクタイを2本購入。
いろいろ迷った末、同じデザインのものを色違いで。
黒のビジネス用革靴とスニーカーも欲しかったが、
荷物になるのでやめた。
最後に、丸ビル地下の千疋屋でフィリピンバナナを購入し、
2時過ぎの、のぞみに駆け込んだ。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

April 19, 2007

今年も芝の季節

Img_1046_1


久しぶりに庭の芝生を見たら、
ずいぶん青くなってきていた。

昨年は早い時期から手入れをしたので、
青々とした美しい芝生に育った。
今年もそろそろ、作業をする時期になってきた。
あの緑のじゅうたんがまた見られるよう、努力するつもり。

良い芝生を育てるコツ、
一にも二にも、道具、これに尽きる、と思う。
特に芝刈り機は、安いものを買うと

切れ味が悪くなる → 芝刈りがおっくうになる → 
刈らなくなる → 延びる → よけいに刈りづらくなる → 刈らなくなる

こんな悪循環に陥ってしまう。
わが家では一昨年、ナショナル製の高級電気芝刈り機を購入、
作業がはかどる、はかどる、
今年も刃の切れ味を楽しみたいと思う。

で、芝刈りの前にしなければならないことは、
エアレーティングといって、芝生に穴をあけること。
これは、だんだん硬くなってきた地面に穴をあけることで、
根っこに空気を入れて、芝生を元気にさせるというもの。
1年に1回、芝生が青くなりはじめたころに実施している。
ローンスパイクと呼ばれる穴あけ機を使う。

次に、サッチング。
芝生の間に堆積した枯れ芝(サッチ)を
取り除く作業のことを言う。
サッチがたまると病気の原因になるとも言われている。
これは、芝刈り機の刃をサッチング刃に替え、
あとは芝を刈るように動かすという簡単な作業。

この2つの作業をGWまでに済ませたいと思っている。
さあ、がんばろ〜

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 15, 2007

エディタ・グルベローヴァ オペラ・アリアの夕べ

070410c


グルベローヴァのソプラノ・リサイタルを聴いてきた。
今回はピアノではなく、オーケストラをバックに名曲の数々を熱唱。
60歳を過ぎて声の衰えを心配していたが
まったくの杞憂に終った。
圧倒的な歌唱力と表現力に
会場は1曲終わるごとに熱狂の渦となった。

結局、彼女が歌ったのはメインプログラムで4曲、
アンコールを含めてもたった6曲。
しかしだれもが十分満足して帰路についたのではないだろうか。

1曲選ぶのなら、
アンコールのドニゼッティ「シャモニーのリンダ」。
美しい歌声と最高技術のコロラトゥーラに酔いしれた。

名古屋フィルは期待以上の好演、
特にドニゼッティの「ロベルト・デヴリュー」序曲では、
指揮のF.ハイダーがあおる、あおる、
それについていったオケも立派だった。
ハイダー氏、グルベローヴァの若い夫というだけでなく、
指揮者としてもなかなか見どころがある。

共演のバリトン、イヴァン・パレイはどうでもいい存在。
時間調整ではあろうが、
もうちょっとましな歌手、呼べなかったのだろうか。

●エディタ・グルベローヴァ オペラ・アリアの夕べ
'07.4.10 愛知県芸術劇場コンサートホール

指揮:フリードリッヒ・ハイダー
バリトン:イヴァン・パレイ
演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団

W.A.モーツァルト/
歌劇「劇場支配人」序曲 (オーケストラ)
歌劇「後宮からの逃走」より“あらゆる苦しみが”(グルベローヴァ)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より“窓辺にいでよ”(パレイ)
ドニゼッティ/
歌劇「ロベルト・デヴリュー」序曲 (オーケストラ)
歌劇「ランメルモールのルチア」より 狂乱の場“苦しい涙を流せ”(グルベローヴァ)
(休憩)
ベッリーニ/
歌劇「ノルマ」より 序曲 (オーケストラ)
歌劇「ノルマ」より“清らかな女神よ”(グルベローヴァ)
フェラーリ/
歌劇「4人の田舎娘」より 序曲と間奏曲  (オーケストラ)
歌劇「スザンナの秘密」より 間奏曲と序曲 (オーケストラ)
ドニゼッティ/
歌劇「ドン・パスクァーレ」より“天使のように美しい”(パレイ)
ベッリーニ/
歌劇「テンダのベアトリーチェ」より “もし私に墓をたてることが許されても”(グルベローヴァ)
(アンコール)
ドニゼッティ/
歌劇「シャモニーのリンダ」より “ああ、あまりにも遅すぎた~私の心の光”
J・シュトラウスⅡ/
喜歌劇「こうもり」より “田舎娘に扮するときは”

| | Comments (3) | TrackBack (0)

April 11, 2007

ウォーキング再開か?

また、歩数計を持つようになった。
ここ数日は外での仕事が多かったため、
歩数は、ぐんぐんと延びた。

7日 12,743歩
8日 27,373歩
9日 13,976歩
10日 7,308歩
11日 6,277歩

実は7日が一番歩いた日なのだが、
歩数計をつけたのが午後3時過ぎだったので1万2千歩。
朝から計ってたら3万歩を超えたかも。

気候も良くなってきたことだし、
また夜のウォーキングを再開しようかな。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

April 07, 2007

桜の名所 続き

4月6日はこんな感じ。
まだ満開です。

Sa1


Sa2


Sa3

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 04, 2007

桜の名所

Sakura002_4

市内の桜の名所が満開となった。
連日、見物客でぎわっているようだ。
1200本以上が川の両岸に咲き誇っている様子は圧巻。

3日前に夜桜を写真に撮った。
連なった屋台の灯りが、桜の花と調和して
昼とはまた違った顔を見せてくれる。
まだ五分咲きのころだったので、
今週末にもう一度、撮影しようと思っている。

Sakura004

桜は並木もいいが、
公園や里山にぽつんと咲いた一本の桜も好き。
会社近くの公園にあるこんな桜。
あたたかな日差しのなかで、寝転がって読書をする、
なんてことに、とってもあこがれる。
でも残念ながら、今が1年で一番仕事が忙しい時期で、
夜遅くに車から夜桜見物をしながら帰宅しているのが現実。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

« March 2007 | Main | May 2007 »