向日葵の咲かない夏/道尾秀介
新年早々、嫌な本を読んだなという第一印象。
道尾秀介の本格ミステリー「向日葵の咲かない夏」。
首吊り自殺のリアルな描写や、
おじさんの少年嗜好とかって生理的にダメ。
ミステリーとしての巧さは買えるのだけれど・・・
物語は、主人公のミチオが、
同級生S君の首つり死体を発見したところから始まる。
その後、どこかに消えてしまうS君の死体、
ミチオの前に現れたS君の生まれ変わりの○○の謎、
続けて起きる連続動物虐殺事件の謎、S君の自殺(あるいは他殺?)の謎、、、
これらの謎をミチオと妹のミカ、そして生まれ変わりのS君の3人で解いてゆく。
最初のうちに感じる違和感が伏線となり、
終盤はどんでん返しの連続、あっと驚くラスト。
ジグソーパズルの最後のピースが
ぴったりとはまったときの快感。
ミステリーファンには高い評価を受けるであろうが、
ワタシは好みの作品ではない。
というわけで、評価は★★★
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