硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド監督)
「父親たちの星条旗」に続いて見た「硫黄島からの手紙」。
ゴールデングローブ賞で最優秀外国語映画賞を受賞、
アカデミー賞でも作品賞にノミネートされている。
太平洋戦争末期、本土防衛の最後の砦といわれた硫黄島。
米軍との戦いを前に、栗林中将が着任した。
部下への体罰を禁止するなど、
型破りの手法に士官らが反発する一方、
兵士たちは尊敬の念を抱く。
また、ロスオリンピックの馬術で金メダルを取った西中佐も
この地に赴き栗林に仕えるとともに、
彼の良き理解者となる。
次第に激しくなる米軍の攻撃、
「玉砕するな」という栗林の命令とは裏腹に
兵士たちは次々と玉砕していく・・・
この映画に関しては語り尽くされているので
いまさらどうこう言うつもりはない。
日本人として見ておいたほうが、
いや、見ておくべき映画。
製作者からのメッセージをどうとらえるかはさまざまだが
「戦争」が「こういうものであった」という事実を知るだけでも
見る価値のある映画だといえよう。
評価は★★★★★
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