ベルリン・フィル八重奏団&上原彩子
久しぶりのブログ更新。
「硫黄島からの手紙」に涙し、
バボラクのホルンに酔ったここ数日。
映画はまた後日として、
今日聴いて来たばかりの、
そのバボラクが所属する
ベルリン・フィル八重奏団の来日公演から。
1曲目からホルンが冴えわたる
モーツァルトのホルン五重奏曲。
この曲は、コンチェルトといってもいいくらい、
ホルンが活躍する。
バボラクは弱音が本当に美しい。
2曲目のシューベルトのピアノ五重奏曲は、
ここの地元出身である上原彩子がピアノを弾いた。
特に、有名な第4楽章の変奏曲は、
上原のダイナミックな演奏とベルリンフィルとの
アンサンブルが絶妙。
わくわくしながら聴いていたら、
あっという間に終楽章だった。
アンコールで4楽章の後半部分を演奏してくれたのは
上原の地元へのサービスであろう。
会場では市長や知事の顔も見た。
後半のベートーヴェンの七重奏曲。
室内楽とはいえ6楽章で40分を超えるスケールの大きな作品。
7つの楽器の音色が楽しめ、
聴けば聴くほど味のある名曲だと思う。
だけど、会場内は寝ていた人が多かった。
惜しいね、こんないい曲を。
アンコールは新春らしく、
J.シュトラウスの美しく青きドナウ。
またもや、バボラクのホルンが聴けた、感涙。
最後のカーテンコールでは、
第一ヴァイオリンのL.ナストゥリカが、
「アケマシテオメデトウ」日本語のあいさつ。
サービス満点のコンサートに幕が下りた。
●ベルリン・フィル八重奏団&上原彩子
'07.1.5 各務原市民会館
モーツァルト:ホルン五重奏曲変ホ長調
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」
(アンコール)
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」から第4楽章
(休憩)
ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調
(アンコール)
J.シュトラウス:美しく青きドナウ
The comments to this entry are closed.
Comments