ビリー・ジョエル Live in Japan
ビリージョエルのコンサートを楽しんできた。
生ビリーは武道館で2回見て以来25年ぶりだろうか、
いやその後、名古屋の金城埠頭で一度見たはずだが、
あまり印象に残っていない。
武道館のときは『グラス・ハウス』のツアー。
その前のアルバム『ストレンジャー』『ニューヨーク52番街』と
合わせた3枚はビリーの全盛期。
実際には次の『イノセント・マン』までが
私のリアルタイムでのビリー体験。
その後は、音楽の嗜好が変わったのでよくわからない。
で、今回の来日公演の感想を思いつくまま・・・
曲目がすばらしく、ほとんどベスト盤を聴いているようなもの。
1曲目、怒れる若者の前奏部分のピアノが鳴り始めると同時に震えがきた。
以降、アンコールのピアノマンまで立ちっぱなし、
あっという間の2時間だった。
ビリーの見た目は、髪の毛は無くなり、口ひげはたくわえ、
20年前とはまるで他人のよう。
しかし歌声は年齢を感じさせない堂々としたもの。
声に関しては期待しないでおこうと思っていたが
これはうれしい誤算だった。
ニューヨークの想い(New York State Of Mind)と素顔のままで(Just The Way You Are)は
何度聴いても味わい深い。
30年あるいは50年後、ビリーの名前や、
ストレンジャー、マイライフは忘れられても
この2曲はスタンダードとして、
音楽史上に残るのではないか。
ライブで生きる、マイアミ2017やザンジバル、
会場のノリは今ひとつだったが
ワタシ的には一番聴きたい曲で、
よくぞやってくれたと、大きな拍手を送った。
席が最高で、前から29列目の真正面。
前列はすべて背の低い女性だったのでながめは抜群。
これ以上考えられない環境で、
ビリーのステージを体験できたのは本当に幸運だった。
というわけで終ってしまったビリージョエルの公演。
あと、死ぬまでに聴いておきたい80年代のシンガーは
ブルース・スプリングスティーンと、ボブ・シーガーかな。
●ビリー・ジョエル Live in Japan
'06.12.12 ナゴヤドーム
1. Prelude/Angry Young Man
2. My Life
3. Vienna
4. Honesty
5. The Entertainer
6. Zanzibar
7. New York State Of Mind
8. Miami 2017
9. Alentown
10. The Stranger
11. Just The Way You Are
12. Movin' Out
13. Ann Innocent Man
14. Don't Ask Me Why?
15. She's Always A Woman
16. The River Of Dreams
17. Highway To Hell (AC/DC)ビリーはギターのみ
18. We Did't Start The Fire
19. Big Shot
20. It's still Rock And Roll To Me
21. You May Be Right
アンコール
22. Only The Good Die Young
23. Piano Man
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Comments
やはり聴きにいけば良かった・・・(泣)迷って結局行きませんでした・・・ なぜ迷っていたかは、自分の中で強烈なイメージが焼き付けられている分、今と比べてしまいそうだったから・・・
彼の曲を聴いているとどうしてもその頃の自分の事を思い出して、ナマで聴くにはちょっぴりホロ苦すぎたんです。彼の曲は大好きでピアノ弾きながらよく歌っていたんですよ。彼のせいではないのです。自分の気持ちの問題でチャンスを逃してしまいました。ほんと、残念です。
ここに書いてくださっているプログラムを見て、久しぶりに弾き語りがしたくなりました。
Posted by: ばーなん | December 15, 2006 10:57 AM
ばーなんさん
今回の来日公演は、無理をしてでも聴くべきでした。
選曲を見るとツアーはこれが最後、
そんな気がしてきます。
私にもそれぞれの曲に思い入れがあります。
会場の多くのファンと一緒に
「お〜ねすてい〜、じゃすたろんりわ〜」
なんて、口ずさみながら、
さまざまな思い出が脳裏をよぎりました。
Posted by: るうかす | December 16, 2006 11:01 PM
ときどき、覗き見させてもらってます。
岐阜の情報や、音楽情報がたくさんあって、楽しいです。
今回は、Bob Segerの名前を発見し、感激。
アメリカ中西部の大豆畑で育ったような、たくましく、でも繊細なSingerですよね。
Posted by: tora | December 18, 2006 03:42 PM
toraさん
ご訪問ありがとうございます。
ボブ・シーガー、
学生時代はよく聴いたものです。
当時からマイナーではありましたが、
ファンは私の周りにも少なからずいましたね。
ブルース・スプリングスティーンは、
初来日を京都府立体育館で見ています。
あとはボブ・シーガーだけ、
彼を聴かないと、心残りで死ぬこともできません。
Posted by: るうかす | December 18, 2006 11:39 PM