
小川洋子の「ミーナの行進」を読んだ。
主人公は中学1年生の朋子、
家庭の事情で1年間、芦屋のおばの家に預けられることになった。
もの静かなおばさん、とてもハンサムなおじさん、
ドイツ人のローザおばあさん、喘息の従妹のミーナ、
さらにはお手伝いの米田さん、庭師、
はたまた、コビトカバのポチ子、など、
個性的で魅力的な人たちに囲まれて過ごした日々を描いている。
おとぎ話のように美しく、
しかし、なぜか懐かしくて、暖かくて
じっくりと時間を掛けて読んだ。
言葉にならない・・・ひとこと、傑作です。
というわけで、5段階評価は★★★★★
P.S ちりばめられた寺田順三の挿絵もすばらしい
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